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冗長仮想ディスクおよび非冗長仮想ディスクに同じ物理ディ
スクを使用することに関連する問題
仮想ディスクの作成時には、同じ物理ディスクを冗長仮想ディスクと非冗長仮想ディスクの両方に使用しないようにします。これ
はすべてのコントローラで同様です。冗長仮想ディスクと非冗長仮想ディスクの両方に同じ物理ディスクを使用すると、データ損
失を含む予期しない不具合の原因となる場合があります。
メモ: SAS コントローラでは、同じ物理ディスクセット上に冗長と非冗長仮想ディスクを作成することはできません。
特定の問題の状況と解決方法
本項では、追加のトラブルシューティング情報について説明します。 次のトピックが含まれます。
• 物理ディスクがオフラインまたはエラー状態と表示される
• 置換、センス、またはメディアエラーで不良ブロックアラートを受信する
• 読み取りおよび書き込み操作で問題が発生する
• タスクメニューオプションが表示されない
• 再起動中に破損ディスクまたはドライブメッセージによって自動チェックの実行が提案される
• Windows が休止状態になった後で間違った状態とエラーメッセージが表示される
• Storage Management で温度プローブ状態のアップデート前に遅延が生じる
• Storage Management で再起動後にストレージデバイス表示の遅延が生じる
• リモートシステムにログインできない
• Microsoft Windows Server 2003 を実行するリモートシステムに接続できない
• Mozilla ブラウザでの仮想ディスク表示エラーの再設定
• 物理ディスクがエンクロージャオブジェクトではなくコネクタオブジェクト下に表示される
物理ディスクがオフラインまたはエラー状態と表示される
物理ディスクは、破損していたりオフラインになっている場合、または削除されたか初期化された仮想ディスクのメンバーであっ
た場合、エラー状態と表示されることがあります。このエラーは次の処置によって解決できる場合があります。
• ユーザーが状態を オフライン にした場合は、オンライン ディスクタスクを実行することによってディスクを オンライン 状態
に戻します。
• コントローラを再スキャンします。この処置は、コントローラに接続されているストレージオブジェクトの状態をアップデート
します。エラー状態の原因が仮想ディスクの削除または初期化であった場合は、コントローラを再スキャンすることにより、こ
の問題は解決します。
• ディスクによるコントローラとの通信を妨げるケーブル、エンクロージャまたはコントローラの問題がないかを調べます。問題
を発見して修正した際には、ディスクを オンライン または 準備完了 の状態に戻すために、コントローラを再スキャンする必要
がある場合があります。ディスクが オンライン または 準備完了 状態に戻らない場合は、システムを再起動します。
• ディスクが損傷している場合は交換します。
関連概念
故障したディスクの交換
置換、センス、または メディア エラーを伴う 不良ブロック ア
ラートの受信
次のアラートまたはイベントは、一部の物理ディスクが破損すると生成されます。
• 2146
• 2147
• 2148
• 2149
• 2150
この破損は、コントローラがディスクのスキャンを必要とする操作を実行するときに検出されます。これらのアラートを引き起こ
す可能性のある操作の例は次のとおりです。
158 トラブルシューティング