Users Guide
• ディスクがスピンダウンするまで約 30 秒間待つ。
• 最初の点滅パターンが別の点滅パターンに変化するまで、またはライトが点滅しなくなるまで待つ。
取り外し準備を実行すると、物理ディスクまたは物理デバイスは準備完了状態ではなくなります。物理ディスクまたはデバイスを
エンクロージャまたはバックプレーンから取り外す、または交換すると、物理ディスクまたはデバイスはスピンアップして準備完
了状態に戻ります。
場合によっては、コントローラにディスクまたはデバイスの取り外しなどの設定変更を認識させるために、再スキャンが必要にな
ることがあります。
メモ: この手順は、ホットスペアとして割り当てられている物理ディスクもしくはデバイス、または仮想ディスクの一部であ
る物理ディスクもしくはデバイスには使用できません。さらに、この手順はホットスワップ物理ディスクまたはデバイス(キ
ャリア内に存在するディスク)のみでサポートされています。
関連概念
ストレージ設定変更をアップデートするための再スキャン
データの再構築
お使いのコントローラがこの機能をサポートするかどうかを確認するには、「対応機能」を参照してください。
再構築 タスクを使うと、冗長仮想ディスク内の物理ディスクに障害が発生したときにデータを再構築することができます。
メモ: ディスクの再構築には数時間かかることがあります。
関連概念
冗長仮想ディスクの一部になっている故障ディスクの交換
再構築のキャンセル
お使いのコントローラがこの機能をサポートするかどうかを確認するには、「対応機能」を参照してください。
再構築のキャンセル タスクを使用して進行中の再構築をキャンセルすることができます。再構築をキャンセルすると、仮想ディス
クの状態は劣化のままになります。さらに別の物理ディスクに障害が発生した場合、仮想ディスクにも障害が発生し、データを失
う可能性があります。障害が発生した物理ディスクはすぐに再構築することをお勧めします。
メモ: ホットスペアに割り当てられている物理ディスクの再構築をキャンセルした場合、データを復元するには同じ物理ディス
クの再構築を再初期化します。物理ディスクの再構築をキャンセルしてから別の物理ディスクをホットスペアに割り当てて
も、新しく割り当てたホットスペアでデータは再構築されません。元のホットスペアの物理ディスクで再構築を再初期化する
必要があります。
グローバルホットスペアの割り当てと割り当て解除
注意: SAS 6/iR コントローラでは、二つの物理ディスクをグローバルホットスペアとして割り当てることができます。SAS 6/
iR コントローラで物理ディスクをグローバルホットスペアとして割り当てると、物理ディスクのデータ損失につながる可能性
があります。システムまたはブートパーティションがこれらの物理ディスク上にある場合、これも破棄される可能性がありま
す。重要データを含んでいない物理ディスクのみを割り当ててください。
お使いのコントローラがこの機能をサポートするかどうかを確認するには、「対応機能」を参照してください。
グローバルホットスペアは、ディスクグループの一部になっている未使用のバックアップディスクです。ホットスペアはスタンバ
イモードになります。仮想ディスクで使用されている物理ディスクに障害が発生すると、割り当てられたホットスペアが有効にな
り、システムに割り込みされたり介入要求されることなく、故障した物理ディスクと置換されます。ホットスペアが有効になる
と、故障した物理ディスクを使用していたすべての冗長仮想ディスクのデータが再構築されます。
ホットスペアの割り当ては、ディスクの割り当てを解除し、必要に応じて別のディスクを割り当てることで変更できます。複数の
物理ディスクをグローバルホットスペアとして割り当てることができます。
メモ: SAS 6/iR コントローラでは、ブートパーティションを持つ物理ディスクをホットスペアとして割り当てることはできま
せん。
112 物理ディスクまたは物理デバイス