Server Administrator Storage Management 8.
メモ、注意、警告 メモ: メモでは、コンピュータを使いやすくするための重要な情報を説明しています。 注意: 注意では、ハードウェアの損傷やデータの損失の可能性を示し、その問題を回避するための方法を説明しています。 警告: 警告では、物的損害、けが、または死亡の原因となる可能性があることを示しています。 著作権 © 2016 Dell Inc. 無断転載を禁じます。この製品は、米国および国際著作権法、ならびに米国および国際知的財産法で保護 されています。Dell™、およびデルのロゴは、米国および / またはその他管轄区域における Dell Inc. の商標です。本書で使用されて いるその他すべての商標および名称は、各社の商標である場合があります。 Rev.
目次 1 概要............................................................................................................................................12 本リリースの新機能........................................................................................................................................................... 12 Storage Management をインストールする前に............................................................................................................12 コントローラファームウェアおよびドライバのバージョン要件.........................
ストレージプロパティおよび現在の動作.....................................................................................................................30 アラートまたはイベント...................................................................................................................................................31 RAID コントローラにおけるディスクの信頼性のモニタ........................................................................................... 31 アラームを使用したエラーの検知............................................................................
非 RAID SCSI コントローラ........................................................................................................................................ 50 非 RAID SAS コントローラ......................................................................................................................................... 50 ファームウェアまたはドライババージョン.................................................................................................................. 51 ファームウェア / ドライバのプロパティ.......................................
ホットスペアに関する考慮事項 - T10 保護情報機能........................................................................................... 82 9 エンクロージャとバックプレーン...................................................................................................84 バックプレーン...................................................................................................................................................................84 エンクロージャ...........................................................................................
SMART アラートを受けた物理ディスクの交換.........................................................................................................106 ディスクが冗長仮想ディスクの一部になっている場合....................................................................................106 ディスクが冗長仮想ディスクの一部になっていない場合................................................................................106 その他のディスク手順....................................................................................................................................................
仮想ディスクの名前変更.......................................................................................................................................... 128 再構築のキャンセル.................................................................................................................................................. 128 仮想ディスクポリシーの変更.................................................................................................................................. 129 メンバーディスクの交換.......................................
16 ホットスペアでの仮想ディスクの保護......................................................................................... 146 ホットスペアについて.................................................................................................................................................... 146 ホットスペア保護ポリシーの設定................................................................................................................................ 146 専用ホットスペア保護ポリシー.........................................................................
Windows が休止状態になった後で間違った状態とエラーメッセージが表示される...................................160 Storage Management で温度プローブ状態のアップデート前に遅延が生じる.............................................. 160 Storage Management で再起動後にストレージデバイス表示の遅延が生じる............................................. 160 リモートシステムにログインできない..................................................................................................................160 Microsoft Windows Server 2003 を実行するリモートシステムに接続できない...........................................
SAS 6/iR および H200 コントローラ対応の RAID レベル..................................................................................183 SAS 6/iR および PERC H200 コントローラの仮想ディスク仕様.....................................................................183 SAS 6/iR および H200 コントローラ対応の読み取り、書き込み、およびキャッシュポリシー.............. 184 SAS 6/iR および H200 コントローラでのエンクロージャサポート................................................................. 184 PERC S100、PERC S110、PERC S130、および S300 コントローラにおける対応機能....................................
1 概要 Server Administrator Storage Management は、システム上でローカルに接続された RAID および非 RAID ディスクストレージを設定す るための拡張機能を提供します。Storage Management では、すべての対応 RAID、非 RAID コントローラ、およびエンクロージャの ためのコントローラおよびエンクロージャ機能を単一グラフィカルユーザーインタフェース(GUI)またはコマンドラインインタフ ェース(CLI)から実行することを可能にします。GUI はウィザード型で、初心者ユーザー向け、および上級ユーザー向け機能を備え ています。CLI は機能が豊富でスクリプト可能です。Storage Management を使用することにより、データ冗長性の設定、ホットス ペアの割り当て、または故障した物理ディスクの再構築によってデータを保護することができます。Storage Management のユー ザーは、使用するストレージ環境と Storage Management を良く理解しておいてください.
コントローラファームウェアおよびドライバのバージョン要 件 Storage Management が正しく機能するためには、コントローラに必要最小限バージョンのファームウェアとドライバがインストー ルされている必要があります。『Server Administrator リリースノート』に記載されているファームウェアとドライバは、それらのコン トローラでサポートされている最小バージョンを示しています。これ以降のファームウェアとドライバのバージョンもサポートされ ています。最新のドライバとファームウェアの要件については、サービスプロバイダにお問い合わせください メモ: 最新の storport ドライバをダウンロードするには、support.microsoft.
• HBA 330 メモ: Storage Management では、LSI SAS ホストバスアダプタ(HBA)コントローラページに ID、状態、名前、スロット ID、状況、ドライババージョン、Storport ドライババージョン、コネクタ数、および コントローラタスク などのプロパティが 表示されます。 メモ: HBA 330 コントローラにエキスパンダがないバックプレーン(パッシブバックプレーン)が接続されている場合、列挙 される物理ディスクは、コネクタ 0 および コネクタ 1 の間で分割されます。例えば、パッシブバックプレーンに、物理ディス クの最大数である 8 台が接続されている場合、最初の 4 台がコネクタ 0 以下に一覧表示され、残りの 4 台の物理ディスクがコ ネクタ 1 以下に一覧表示されます。両方のベイが接続されている場合のみ、8 台の物理ディスクすべてが表示されます。1 つの ベイしか接続されていない場合、そのベイに関連づけられている物理ディスクのみが表示されます。 メモ: SAS 12 Gbps アダプタおよび HBA 330 コントローラでは、表示できる 使用可能なレポート は
2 はじめに Server Administrator Storage Management は、ハードウェア RAID ソリューションを実装し、中小企業のストレージ環境を把握してい るシステム管理者を対象としています。 Storage Management は、お使いのシステムに接続されているストレージコンポーネントの設定を可能にします。これらのコンポー ネントには、RAID/ 非 RAID コントローラおよびコントローラに接続されるチャネル、ポート、エンクロージャ、ディスクが含まれ ます。Storage Management を使用することにより、BIOS にアクセスせずにコントローラ機能の設定と管理を行うことができます。 機能には、データ保護のための仮想ディスクの設定、RAID レベルとホットスペアの適用機能が含まれます。再構築、トラブルシ ューティング、しきい値設定など、その他多くのコントローラ機能も開始することができます。ほとんどの機能は、システムがオ ンラインのまま、要求の処理を継続しながら設定および管理することが可能です。 Storage Management はストレージコンポーネントの状態を
または https://:1311 ここで とは管理下システムの IP アドレスで、1311 はデフォルトのポートを示します。 メモ: ブラウザで有効な応答を受信するためには、アドレスフィールドに https:// (http:// ではない)を入力してください。 ユーザー権限 Server Administrator は、ユーザー、パワーユーザー、およびシステム管理者のユーザーグループを介してセキュリティを提供します。 各ユーザーグループは Server Administrator 機能に対する異なるアクセスレベルが割り当てられています。 すべての Storage Management 機能にアクセスするにはシステム管理者権限が必要です。システム管理者権限によって、ドロップ ダウンメニュータスクの実行、ウィザードの起動、および omconfig storage コマンドラインインタフェースのコマンドの使用が可 能になります。システム管理者権限がないと、ストレージコンポーネントの管理および設定は行うことができません。 ユーザーおよびパワーユーザー権限ではストレージ状態を
オンラインヘルプの表示 Storage Management には広範にわたるオンラインヘルプが用意されています。ストレージ または下位レベルのツリービューオブ ジェクト が選択されていると、このヘルプを Server Administrator グラフィカルユーザーインタフェースから使用することができま す。 オンラインヘルプには次の種類があります。 • • 状況依存ヘルプ — 各 Storage Management 画面には アイコンがあります。このアイコンをクリックして、表示された ページの内容を説明した、状況依存のオンラインヘルプを表示します。 目次 — 目次は、状況依存ヘルプにアクセスすると情報が表示されるページで利用できます。 関連概念 ストレージオブジェクト 共通ストレージタスク 本項では、よく実行されるストレージタスクについて説明します。 • 仮想ディスクの作成および設定(RAID 設定)。詳細に関しては、次を参照してください。 • • • • 仮想ディスクへのホットスペアの割り当て — 仮想ディスクが RAID レベルを使用する場合、仮想ディスク内の物理ディスクが 故障した
3 RAID の概念について Storage Management は、ストレージ管理機能を提供するために Redundant Array of Independent Disks(RAID)技術を使用します。 Storage Management について理解するには、RAID についての概念の他、システムにおいて RAID コントローラとオペレーティング システムがディスク容量をどのように認識するかについてもある程度把握しておく必要があります。 関連概念 RAID とは? 可用性とパフォーマンスを高めるためのデータストレージの編成 RAID レベルと連結の選択 RAID レベルと連結のパフォーマンスの比較 トピック: • • • • • RAID とは? 可用性とパフォーマンスを高めるためのデータストレージの編成 RAID レベルと連結の選択 RAID レベルと連結のパフォーマンスの比較 非 RAID RAID とは? RAID は、システム内に搭載または接続された物理ディスク上にあるデータの保存を管理するためのテクノロジです。RAID の重要 な要素は、複数の物理ディスクの容量を組み合わせを単一の
• • • • • • っています。ミラーのいずれも動作側として機能します。ミラーリングされた RAID ディスクグループは、読み取り操作で RAID 5 ディスクグループのパフォーマンスと同等ですが、書き込み速度はより高速です。 ストライピング — 仮想ディスク内のすべての物理ディスク全体にわたって、データを書き込みます。各ストライプは、仮想デ ィスク内の各物理ディスクにシーケンシャルパターンを使用して固定サイズの単位でマップされた連続する仮想ディスクデー タアドレスで構成されます。たとえば、仮想ディスクに 5 つの物理ディスクがある場合、ストライプは繰り返しなしで物理デ ィスクの 1 から 5 にデータを書き込みます。ストライプで使用される容量は各物理ディスクで同じです。物理ディスク上に存 在するストライプ部分はストリライプエレメントです。ストライピング自体にはデータの冗長性はありません。ストライピン グをパリティと組み合わせることでデータの冗長性を提供します。 ストライプサイズ — パリティディスクを含まない、ストライプによって消費される総ディスク容量。たとえば、ストライプは 64KB のディス
各 RAID レベルまたは連結でデータを保存する方法と、それぞれのパフォーマンスおよび保護機能について次のトピックで説明しま す。 • • • • • • • • • • • 連結 RAID レベル 0(ストライピング) RAID レベル 1(ミラーリング) RAID レベル 5(分散パリティを用いたストライピング) RAID レベル 6(追加された分散パリティを用いたストライピング) RAID レベル 50(RAID 5 セットにまたがったストライピング) RAID レベル 60(RAID 6 セットにまたがったストライピング) RAID レベル 10(ミラーセットにまたがったストライピング) RAID レベル 1 - 連結(連結ミラー) RAID レベルと連結のパフォーマンスの比較 非 RAID 関連概念 仮想ディスク再構成と容量拡張の開始とターゲット RAID レベル 連結 Storage Management では、連結は 1 つの物理ディスクまたは複数の物理ディスクに分散するディスク領域にデータを保管すること を指します。1 つ以上のディスクにスパンする場合、連結によって、オペレーティングシス
RAID レベル 0(ストライピング) RAID 0 はデータのストライピングを使用します。つまり複数の物理ディスクにわたり同じサイズのセグメントにデータを書き込み ます。RAID 0 はデータの冗長性を提供しません。 RAID 0 の特徴 • • • • n 個のディスクを、(最小ディスクサイズ)* n 個分のディスク容量を備えた 1 つの大容量仮想ディスクとしてまとめます。 データは各ディスクに交互に保存されます。 冗長データは保存されません。1 つのディスクに障害が発生すると大容量仮想ディスクにもエラーが発生し、データを再構築す る方法はありません。 読み書きのパフォーマンスが向上します。 RAID レベル 1(ミラーリング) RAID 1 は冗長データを維持する最もシンプルな方式です。RAID 1 では、データは 1 台または複数台の物理ディスクにミラー化(複 製)されます。物理ディスクに障害が発生した場合、ミラーの反対側からのデータを使用してデータを再構築することができます。 RAID 1 の特徴 RAID の概念について 21
• • • • • • n + n ディスクを n ディスクの容量を持つ 1 つの仮想ディスクとしてグループ化します。Storage Management で現在サポートさ れているコントローラでは、RAID 1 の作成時に 2 つのディスクを選択できます。これらのディスクはミラー化されるため、スト レージの総容量はディスク 1 つ分に等しくなります。 データは両方のディスクに複製されます。 いずれかのディスクで障害が発生しても、仮想ディスクは継続して機能します。データは障害のあったディスクのミラーから読 み取られます。 読み取りパフォーマンスが向上しますが、書き込みパフォーマンスは若干低下します。 冗長性でデータを保護します。 RAID 1 では冗長性なしでデータを保存するのに必要なディスク数の 2 倍のディスクを使用するため、ディスク容量の点ではより 高価です。 RAID レベル 5(分散パリティを用いたストライピング) RAID 5 は、データのストライピングをパリティ情報と組み合わせることでデータの冗長性を提供します。物理ディスクをパリティ 専用に割り当てるのではなく、パリティ情報は物理グループ
RAID 6 の特徴 • • • • • • n 個のディスクを(n-2)のディスクの容量を持つ 1 つの大容量仮想ディスクとしてグループ化します。 冗長情報(パリティ)はすべてのディスクに交互に保存されます。 仮想ディスクは、最大 2 つのディスク障害が発生するまで機能します。データは障害の発生していないディスクから再構築され ます。 読み込みパフォーマンスが向上しますが、書き込みパフォーマンスは低下します。 データ保護の冗長性は強化されます。 パリティには、1 スパンあたり 2 つのディスクが必要です。RAID 6 はディスク容量の点でより高価です。 RAID レベル 50(RAID 5 セット全体へのストライピング) RAID 50 は複数の物理ディスクに分けてストライピングを行います。たとえば、3 つの物理ディスクで実装された RAID 5 ディスク グループがさらに 3 つの物理ディスク実装されたディスクグループへと継続されると RAID 50 になります。 ハードウェアで直接サポートされていなくても RAID 50 を実装することは可能です。このような場合、複数の RAID 5 仮想ディスク
RAID 50 の特徴 • • • • • n*s のディスクを s*(n-1)ディスクの容量を持つ 1 つの大容量仮想ディスクとしてグループ化します。ここで s はスパンの数 を、n は各スパンの中のディスク数を表します。 冗長情報(パリティ)は、各 RAID 5 スパンの各ディスクに交互に保存されます。 読み込みパフォーマンスが向上しますが、書き込みパフォーマンスは低下します。 標準 RAID 5 と同量のパリティ情報が必要です。 データはすべてのスパンにストライプされます。RAID 50 はディスク容量の点でより高価です。 RAID レベル 60(RAID 6 セット全体へのストライピング) RAID 60 は、RAID 6 として構成された複数の物理ディスクに分けてストライピングします。たとえば、4 つの物理ディスクを使用 して実装しさらに 4 つの物理ディスクを持つディスクグループを使用して続行する RAID 6 ディスクグループは、RAID 60 になりま す。 24 RAID の概念について
RAID 60 の特徴 • • • • • • n*s のディスクを s*(n-2)ディスクの容量を持つ 1 つの仮想ディスクとしてグループ化します。ここで s はスパンの数を、n は 各スパンの中のディスク数を表します。 冗長情報(パリティ)は、各 RAID 6 スパンのすべてのディスクに交互に保管されます。 読み込みパフォーマンスが向上しますが、書き込みパフォーマンスは低下します。 冗長性の向上によって、RAID 50 よりも優れたデータ保護を提供します。 RAID 6 と同量に比例するパリティ情報が必要です。 パリティには、1 スパンあたり 2 つのディスクが必要です。RAID 60 はディスク容量の点でより高価です。 RAID レベル 10(ストライプ化ミラー) RAB は RAID レベル 10 を RAID レベル 1 の実装とみなします。RAID 10 は物理ディスクのミラーリング(RAID 1)とデータストライ ピング(RAID 0)の組み合わせです。RAID 10 では、データは複数の物理ディスクに分かれてストライプされます。ストライプされ たディスクグループは別の物理ディスクセットにミ
RAID 10 の特徴 • • • • • n 個のディスクを(n/2)ディスクの容量を持つ 1 つの大容量仮想ディスクとしてグループ化します。ここで n は偶数を表しま す。 データのミラーイメージは物理ディスクのセット全体にストライピングされます。このレベルでは、ミラーリングを通じて冗長 性が提供されます。 いずれかのディスクで障害が起きても、仮想ディスクの動作は中断されません。データはミラーリングされた障害の発生してい ないディスクのペアから読み取られます。 読み取りおよび書き込みパフォーマンスが向上します。 冗長性でデータを保護します。 RAID レベル 1 - 連結(連結ミラー) RAID 1-連結は、複数の物理ディスクペアにわたってスパンされる RAID 1 ディスクグループです。この構成は連結の利点と RAID 1 の 冗長性を組み合わせています。この RAID ではストライピングは関与していません。 メモ: Storage Management では、RAID 1- 連結仮想ディスクの作成や、RAID 1- 連結への再構成はできません。Storage Management では RAID
RAID レベルと連結のパフォーマンスの比較 次の表は、最も一般的な RAID レベルに関するパフォーマンスの特徴を比較したものです。この表は、RAID レベルを選択する際の 一般的な指針です。使用する環境条件を評価した後で RAID レベルを選択してください。 メモ: 次の表には、Storage Management でサポートされているすべての RAID レベルが表示されているわけではありません。 Storage Management でサポートされるすべての RAID レベルの詳細に関しては、「RAID レベルと連結の選択」を参照してく ださい。 表 1.
RAID レベル データの可用性 読み取りパフォ ーマンス 書き込みパフォ ーマンス 再構築パフォー マンス 必要な最小ディ スク数 ション読み取 り:大変良好 RAID 60 優秀 大変良好 使用例 いトランザクシ ョンに使。用 普通 不良 X x (N + 2)(N = 最低限 2 台) 重要情報。中規 模のトランザク ションまたはデ ータ量が多い場 合に使用。 N = 物理ディスク数 X = RAID セットの数 非 RAID Storage Management では、不明なメタデータの仮想ディスクは非 RAID ボリュームと見なされます。Storage Management はこのタ イプの仮想ディスクをサポートしません。これらは、削除するか、物理ディスクを取り外す必要があります。Storage Management で非 RAID ボリュームの削除 および 名前変更 を行うことができます。 28 RAID の概念について
4 ストレージ状態およびタスクへのクイックアク セス 本項では、お使いのシステムのストレージコンポーネントの状態または正常性を判定する様々な方法や、使用可能なコントローラタ スクを素早く起動する方法について解説します。 関連概念 ストレージの正常性 ホットスペア保護ポリシー ストレージコンポーネントの重大度 ストレージプロパティおよび現在の動作 アラートまたはイベント RAID コントローラにおけるディスクの信頼性のモニタ アラームを使用したエラーの検知 エンクロージャ温度プローブの使用 ストレージ設定変更をアップデートするための再スキャン 設定変更を表示する際の時間の遅延 残存する書き換え耐性の割合しきい値の設定 トピック: • • • • • • • • • • ストレージの正常性 ホットスペア保護ポリシー ストレージコンポーネントの重大度 ストレージプロパティおよび現在の動作 アラートまたはイベント RAID コントローラにおけるディスクの信頼性のモニタ アラームを使用したエラーの検知 エンクロージャ温度プローブの使用 ストレージ設定変更をアップデートするための再スキャン 設定変更を表示する際の時間
関連概念 正常性 ホットスペア保護ポリシー ホットスペア保護ポリシーの設定 タスクでは、仮想ディスクに割り当てるホットスペアの数を設定または変更できます。 割り当てるホットスペアの数を設定した後は、割り当て数が保護ポリシーのしきい値から外れると、設定した重大度レベルに基づ いてアラートが発行されます。 関連概念 ホットスペア保護ポリシーの設定 専用ホットスペア保護ポリシー グローバルホットスペア保護ポリシー ストレージコンポーネントの重大度 コンポーネントの状態は重大度別に表示されます。警告または重要 / エラー状態が示されたコンポーネントには可能であれば早急 に対処し、データロスを防止する必要があります。コンポーネントの状態は、コンポーネントとその下位オブジェクトの状態を組み 合わせたものが表示されます。 コンポーネントで警告または重要状態が報告された理由を見つけるには、アラートログ を調べると便利です。 表 2.
• • • • • EMM プロパティ ファンプロパティ 電源装置プロパティ 温度プローブプロパティおよびタスク 仮想ディスクプロパティおよびタスク アラートまたはイベント ストレージ動作により、アラートログにアラートまたはイベントが生成されます。アラートには正常動作についての情報提供のみを 目的とするものもありますが、それ以外のアラートは、すぐに対処を必要とする異常動作を示します。アラートと対応処置の詳細 に関しては、『Server Administrator メッセージリファレンスガイド』を参照してください。 RAID コントローラにおけるディスクの信頼性のモニ タ Storage Management は SMART が有効になっている物理ディスク上の SMART(Self Monitoring Analysis and Reorting Techology)を サポートします。 SMART は各ディスクで予測される障害の分析を行い、障害が予測された場合はアラートを送信します。RAID コントローラは障害 予測のために物理ディスクをチェックし、障害の可能性が見つかるとその情報を Storage M
• • オフラインディスクのステータスをアップデートする。 クラスタリソースがフェイルオーバーした後にクラスタ構成で情報をアップデートする。 メモ: 新しい物理ディスクを表示するには、左ペインの上部に表示されるシステム名をクリックするか、ブラウザのメニ ューバーから、表示 > 更新 を選択します。 関連概念 取り外しの準備 設定変更を表示する際の時間の遅延 ストレージの設定を変更すると、Storage Management は設定変更に応じて SNMP トラップをすぐに生成します。Storage Management MIB(管理情報ベース)もストレージの設定変更を反映してアップデートされます。しかし、最近のストレージ構成で MIB がアップデートされるまで最長で 5 分を要することがあるため、SNMP トラップを受け取ってから Storage Management MIB でクエリを実行して設定の変更を認識できるまで、最大 5 分の遅延時間が生じます。この遅延時間は、新しい仮想ディスクを作成 しているとき、または RAID 1-連結仮想ディスクでミラー解除やミラー分割を実行しているときに顕著にみられま
5 PCI Express ソリッドステートデバイスサポート 本項では、PCIe(Peripheral Component Interconnect Express)ソリッドステートドライブ(SSD)、およびそれに関連するバックプ レーンやエクステンダカードなどのデバイスに対する Storage Management デバイス管理サポートの概要を説明します。 Storage Management では、PCIe SSD はツリービューのストレージの下に表示されます。Storage Management は PCIe SSD デバイス とそれらの様々なプロパティを報告します。 メモ: Storage Management は PCIe SSD サブシステムにおける RAID 管理または設定をサポートしません。 トピック: • • • • • • • • • PCIe SSD とは? PCIe SSD の機能 PCIe SSD サブシステムプロパティ PCIe エクステンダカード 物理デバイスのプロパティ 物理デバイスのタスク スロット内の PCIe SSD カードのプロパティ スロットカード内の PCIe
プロパティ 説明 の詳細に関しては、『Server Administrator コマンドラインインタ フェースユーザーズガイド』を参照してください。 メモ: CLI コマンドでは、PCIe SSD サブシステム ID がコン トローラ ID として表示されます。 ステータス これらのアイコンは、PCIe SSD サブシステムの重大度または正 常性を示します。 — 正常 /OK — 警告 / 非重要 — 重要 / 失敗 / エラー 名前 サブシステムの名前が表示されます。 スロット ID PCIe SSD サブシステムが連結されたスロットが表示されます。 メモ: 適用なし と表示された場合、ツリービューで システム > メイン > システムシャーシ > スロット オブジェクトを選 択して 情報 タブをクリックすることによって、スロット ID を特定することができます。このタブの スロット ID プロ パティには、正しい情報が表示される場合があります。 サブシステムの状態が表示されます。可能な値は次のとおりで す。 状況 • • • 準備完了 — サブシステムは正常に機能しています。 劣化 —
プロパティ 説明 — 重要 / 失敗 / エラー 名前 エクステンダカード名が表示されます。 状況 エクステンダカードの状態が表示されます。可能な値は次のと おりです。 準備完了 — エクステンダカードは正常に機能しています。 劣化 — エクステンダカードに障害が発生し、劣化状態で動作し ています。 故障 — エクステンダカードに障害が発生し、機能しなくなって います。 関連概念 PCIe SSD とは? 物理デバイスのプロパティ 物理デバイスのプロパティ ページに PCIe SSD 情報を表示して、PCIe SSD タスクを実行することができます。PCIe SSD プロパティ をすべて表示するには、ページ上部にある 全表示 をクリックします。詳細については、「物理デバイスタスク」を参照してくださ い。 次の表に、PCIe SSD の物理デバイスプロパティをリストします。 表 5.
プロパティ 説明 対する使用済み割合が 90 パーセント以上で、書き込み保護の進 展がしきい値である 90 パーセントを下回ると、ドライブは保証 期限満期が真近です。 保証期限切れ — ドライブは TBW のしきい値に到達し、平均寿 命の仕様を満たしました。使用可能なスペアブロック数が読み 取り専用モードに入るしきい値よりも上回っているため、ドラ イブは機能します。しかし、TBW 仕様を超過しドライブの保証 が切れると、指定されたデータ保持期間(TBW に到達した後で ドライブからデータを読み取ることができる時間)は低下しま す。寿命に対する使用済み割合の値が 100 パーセントで、書き 込み保護の進展が 100 パーセントを下回ると、ドライブの保証 期限は切れます。 読み取り専用真近 — ドライブはスペアセクタが不足し、読み取 り専用モードに近づいています。ただし、ドライブの正常性状 態は良好で、データ保持には影響がありません。 寿命に対する 使用済み割合の値が 100 パーセントを下回り、書き込み保護の 進展が 90 パーセント以上であると、ドライブは読み取り専用 モード真近と判断されます。 読み取り専
物理デバイスのタスク PCIe SSD の物理デバイスのタスクは次のとおりです。 • • • • • 点滅と点滅解除 PCIe SSD での完全初期化の実行 PCIe SSD の取り外しの準備 ログのエクスポート NVMe PCIe SSD での暗号消去の実行 物理デバイスのタスクを実行するには、次の手順を行います。 1. システム ツリーの Server Administrator ウィンドウで、ストレージ ツリーオブジェクトを展開してストレージコンポーネント オブジェクトを表示します。 2. PCIe SSD サブシステム オブジェクトを展開します。 3. コネクタオブジェクトを展開します。 4. エンクロージャ(バックプレーン)オブジェクトを展開します。 5. 物理デバイス オブジェクトを選択します。 6. 使用可能なタスク ドロップダウンメニューからタスクを選択します。 7.
3. コネクタ オブジェクトを展開します。 4. エンクロージャまたは バックプレーン オブジェクトを展開します。 5. 物理デバイス オブジェクトを選択します。 6. クリアする物理デバイスの タスク ドロップダウンメニューから、完全初期化 を選択します。 7.
関連タスク Storage Management での暗号消去の実行方法 Storage Management での暗号消去の実行方法 1. Server Administrator ウィンドウのシステムツリーで、ストレージ を展開してコントローラオブジェクトを表示します。 2. コントローラ オブジェクトを展開します。 3. コネクタ オブジェクトを展開します。 4. エンクロージャまたは バックプレーン オブジェクトを展開します。 5. 物理デバイス オブジェクトを選択します。 6. クリアする物理デバイスの タスク ドロップダウンメニューから、暗号消去 を選択します。 7.
プロパティ 説明 デバイス名 スロット内の PCIe SSD カードの名前を表示します。名前は、ベ イ ID と、スロット内の PCIe SSD カードが取り付けられている スロットで構成されています。 バスプロトコル PCIe SSD が使用しているテクノロジを表示します。 デバイスプロトコル 不揮発性メモリ(NVMe)など、スロット内の PCIe SSD カード のデバイスプロトコルが表示されます。 メディア デバイスのメディアタイプを表示します。 ドライババージョン PCIe SSD サブシステムにインストールされているドライバのバ ージョンを表示します。 メモ: Storage Management は、ドライババージョンを取得 できないサブシステムについては 該当なし と表示します。 残留書き込み耐久率 書き込み作業負荷の量に基づいた SSD 更新 / 交換についての 情報を表示します。このフィールドは、SSD の NAND(否定論 理積)型フラッシュチップの合計数の累積仕様を基に、SSD で 使用可能な残りのプログラムまたは消去サイクルの合計を示し ます。 メモ: このオ
3. コネクタオブジェクトを展開します。 4. スロット内の PCIe SSD オブジェクトを選択します。 5. 使用可能なタスク ドロップダウンメニューからタスクを選択します。 6. 実行 をクリックします。 スロットカード内の PCIe SSD のログのエクスポート このエクスポートログには PCIe SSD のデバッグ情報が含まれ、トラブルシューティングに役立ちます。使用可能タスク のドロッ プダウンリストからスロットカード内の PCIe SSD に関する信頼性ログをエクスポートすることができます。 関連タスク NVMe PCIe SSD に対する Storage Management でのログのエクスポートの検索方法 NVMe PCIe SSD に対する Storage Management でのログのエクスポー トの検索方法 Storage Management でこのタスクを検索するには、次の手順を実行します。 メモ: この操作は NVMe PCIe SSD でのみサポートされています。 1. ストレージ ツリーオブジェクトを展開して、コントローラオブジェクトを表示します。 2.
メモ: VMware vSphere(ESXi)オペレーティングを実行するシステムでは、Storage Management は 暗号消去 タスクのみを 実行し、タスクの状態は報告しません。暗号消去 タスクが一部の NVMe デバイスに対して期待どおりに機能しない場合でも、 状態は Server Administrator に報告または表示されません。 関連タスク • スロット内の PCIe SSD カードのための Storage Management での暗号消去の実行方法 スロット内の PCIe SSD カードのための Storage Management での暗号 消去の実行方法 1. Server Administrator ウィンドウのシステムツリーで、ストレージ を展開してコントローラオブジェクトを表示します。 2. コントローラ オブジェクトを展開します。 3. コネクタ オブジェクトを展開します。 4. スロット内の PCIe SSD オブジェクトを選択します。 5. クリアする物理デバイスの タスク ドロップダウンメニューから、暗号消去 を選択します。 6.
6 ストレージ情報およびグローバルタスク ストレージ 情報および グローバルタスク ウィンドウを使用して、システムのストレージコンポーネントまたはデバイスの高レベル 情報を確認します。これらのウィンドウでは、システムに接続された全コントローラに影響するグローバルタスクを起動すること もできます。 関連概念 ストレージプロパティ グローバルタスク ストレージコントローラのプロパティ トピック: • • • ストレージプロパティ グローバルタスク ストレージコントローラのプロパティ ストレージプロパティ ストレージのツリー表示オブジェクトには、次のプロパティが含まれています。 表 7.
残存する書き換え耐性の割合しきい値の設定するには、次の手順を実行します。 1. Server Administrator ウィンドウの システム ツリーで、ストレージ ツリーオブジェクトを選択します。 ストレージの プロパティ ウィンドウが表示されます。 2. 情報 / 設定 サブタブをクリックして詳細を表示します。 3. グローバルタスク 下で、ドロップダウンメニューから 残存する書き換え耐性の割合しきい値の設定 を選択します。 メモ: ストレージダッシュボード にある 残存する書き換え耐性の割合しきい値の設定 リンクをクリックすることでこの操 作にアクセスすることもできます。 4. 実行 をクリックします。 次のオプションを表示した 残存する書き換え耐性の割合しきい値の設定 ウィンドウが開きます。 • • PCIe SSD のしきい値の設定(1~100)- すべての PCIe SSD のデフォルトしきい値を表示します。 SAS/SATA SSD のしきい値の設定(1~100)- すべての SAS/SATA SSD のデフォルトしきい値を表示します。 5.
プロパティ 定義 状況 コントローラの状態が表示されます。可能な値は次のとおりで す。 • • • 準備完了 — このコントローラは正常に機能しています。 劣化 — コントローラのコンポーネントに不具合が発生し、 劣化状況で動作しています。 故障 — コントローラの 1 つ、または複数のコンポーネント に不具合が発生し、機能しなくなりました。 Firmware Version(ファームウェアバージョン) コントローラで使用可能なファームウェアのバージョンを表示 します。 必要最小限のファームウェアバージョン Storage Management が必要とする最小ファームウェアバージョ ンが表示されます。このプロパティは、コントローラのファーム ウェアが最小要件を満たしていない場合にのみ表示されます。 ドライババージョン コントローラにインストールされているドライバのバージョン を表示します。 必要最小限のドライババージョン Storage Management が必要とする最小ドライババージョンが 表示されます。このプロパティは、コントローラのドライバが 最小要件を満たしていない場合に
7 コントローラ 本章は、Storage Management の対応コントローラおよびコントローラの機能について説明します。 関連概念 RAID コントローラテクノロジ:SATA および SAS 接続されたコントローラの識別方法 非 RAID コントローラの説明 トピック: • • • • • • • • • • • • • コントローラとは? RAID コントローラテクノロジ:SATA および SAS RAID コントローラ機能 コントローラ — 対応 RAID レベル コントローラ — 対応ストライプサイズ RAID コントローラの読み取り、書き込み、キャッシュ、およびディスクキャッシュポリシー PERC コントローラにおけるバックグラウンド初期化 非 RAID コントローラの説明 ファームウェアまたはドライババージョン コントローラの正常性 コントローラプロパティとタスク コントローラタスク 使用可能なレポートの表示 コントローラとは? ほとんどのオペレーティングシステムは、データの読み取りと書き込みをディスクに対して直接行わず、読み取りと書き込みの指 示をコントローラに送信します。コントローラ
• • • • • • • • PERC 6/E PERC 6/I コントローラシリーズ SAS 6/iR コントローラシリーズ PERC S100、S110、S130、および S300 コントローラ PERC H200、H700、および H800 コントローラ PERC H310 アダプタ、PERC H310 ミニモノリシック、PERC H310 ミニブレード、PERC H710 アダプタ、PERC H710 ミニブレー ド、PERC H710 ミニモノリシック、PERC H710P アダプタ、PERC H710P ミニブレード、PERC H710P ミニモノリシック、およ び PERC H810 アダプタコントローラ PERC H330 アダプタ、PERC H330 ミニモノリシック、PERC H330 ミニブレード、PERC H330 内蔵、PERC H730 アダプタ、 PERC H730 ミニモノリシック、PERC H730 ミニブレード、PERC H730P アダプタ、PERC H730P ミニモノリシック、PERC H730P ミニブレード、PERC H730P スリム、および PERC
RAID コントローラの読み取り、書き込み、キャッシ ュ、およびディスクキャッシュポリシー 仮想ディスクの作成時に、仮想ディスクの読み取り、書き込み、およびキャッシュポリシーを指定できます。次のサブセクション でこれらのポリシーについて説明しています。 関連概念 仮想ディスクポリシーの変更 読み取りポリシー お使いのコントローラがこの機能をサポートするかどうかを確認するには、「対応機能」を参照してください。 読み取りポリシーは、コントローラがデータを探すときに、仮想ディスクの連続セクタを読み取るかどうかを指定します。 • • • • 先読み — コントローラはデータシーク時に仮想ディスクの連続セクタを読み取ります。データが仮想ディスクの連続セクタに 書かれている場合、先読み ポリシーによってシステムパフォーマンスが向上します。 先読みなし — 先読みなしポリシーを選択すると、コントローラは先読みポリシーを使用しません。 読み取りキャッシュ有効 — コントローラはキャッシュ情報を読み取って、要求されたデータがキャッシュに存在するかを検証 してからディスクからデータを取得します。まず最初にキャッシュ情報を読
• ッテリが装備されていないコントローラで 仮想ディスクの作成詳細ウィザード を使用すると、ウィザードは ライトキャッ シュ無効 を唯一使用可能なオプションとして表示するか、どの書き込みポリシーも表示しません。 ライトキャッシュ無効 — コントローラに正常に機能するバッテリが装備されていない場合は、これが唯一使用可能なオプショ ンです。 キャッシュポリシー お使いのコントローラがこの機能をサポートするかどうかを確認するには、「対応機能」を参照してください。 ダイレクト I/O およびキャッシュ I/O ポリシーは、特定の仮想ディスクでの読み取りに適用されます。この設定は先読みポリシー には影響しません。キャッシュポリシーは次のとおりです。 • • キャッシュ I/O — すべての読み取りがキャッシュメモリでバッファされることを指定します。 ダイレクト I/O — 読み取りがキャッシュメモリでバッファされないことを指定します。ダイレクト I/O を使用する場合、デー タは読み取り要求中にコントローラキャッシュとホストシステムに同時転送されます。後続の読み取り要求で同じデータブロ ックからのデータが必要な場
• 仮想ディスクポリシーの変更 PERC コントローラにおけるバックグラウンド初期 化 PERC コントローラでは、冗長仮想ディスクのバックグラウンドの初期化が仮想ディスクの作成 0~5 分後に自動的に開始されま す。冗長仮想ディスクのバックグラウンド初期化によって、仮想ディスクは冗長データの維持と書き込みパフォーマンスの向上に 備えます。たとえば、RAID 5 仮想ディスクのバックグラウンド初期化完了後、パリティ情報が初期化されます。RAID 1 仮想ディス クのバックグラウンド初期化完了後は、物理ディスクがミラーリングされます。 バックグラウンド初期化プロセスは、冗長データで今後発生する可能性のある問題をコントローラが識別して修正するために役立 ちます。この点では、バックグラウンド初期化プロセスは整合性チェックに似ています。 バックグラウンドの初期化は完了するまで実行する必要があります。キャンセルすると、バックグラウンドの初期化は 0~5 分以 内に自動的に再開されます。バックグラウンド初期化の実行中、読み取りおよび書き込み操作のようなプロセスは実行可能です が、仮想ディスクの作成などのプロセスは並行
ファームウェアまたはドライババージョン ファームウェアまたはドライババージョンウィンドウを使用して、コントローラのファームウェアおよびドライバの情報を表示しま す。ファームウェアおよびドライバの詳細に関しては、「Storage Management をインストールする前に」を参照して下さい。 関連概念 ファームウェア / ドライバのプロパティ ファームウェア / ドライバのプロパティ ファームウェアおよびドライバのプロパティは、コントローラのモデルによって異なります。ファームウェアおよびドライバのプロ パティを、次の表に示します。 メモ: 『Server Administrator リリースノート』にリストされたファームウェアとドライバは、これらのコントローラの最小対応 バージョンを示しています。これ以降のファームウェアおよびドライババージョンもサポートされます。最新のドライバおよ びファームウェア要件については、サービスプロバイダに問い合わせください。 表 10.
コントローラコンポーネント 接続されているコンポーネントに関しては、次を参照してください。 • • • RAID コントローラバッテリ ファームウェアまたはドライババージョン コネクタ メモ: エンクロージャを 冗長パスモード で接続した場合、コネクタは 論理コネクタ として表示されます。 • 仮想ディスク コントローラプロパティとタスク コントローラプロパティとタスクウィンドウを使用して、コントローラについての情報を表示してコントローラタスクを実行しま す。 メモ: 『Server Administrator リリースノート』にリストされたファームウェアとドライバは、これらのコントローラの最小対応 バージョンを参照してください。これ以降のファームウェアとドライババージョンもサポートされています。最新のドライバ およびファームウェア要件については、サービスプロバイダにお問い合わせください。 表 11.
プロパティ 定義 Firmware Version(ファームウェアバ コントローラにインストールされているファームウェアのバージョンが表示されます。 ージョン) メモ: Storage Management は、ファームウェアバージョンを取得できない一部のコ ントローラについて 該当なし と表示します。 必要最小限のファームウェアバージョ ン Storage Management が必要とする最小ファームウェアバージョンが表示されます。この プロパティは、コントローラのファームウェアが最小要件を満たしていない場合にのみ表 示されます。 ドライババージョン コントローラにインストールされているドライバのバージョンが表示されます。 メモ: Storage Management は、ドライババージョンを取得できない一部のコント ローラについて 該当なし と表示します。 必要最小限のドライババージョン Storage Management が必要とする最小ドライババージョンが表示されます。このプロパ ティは、コントローラのドライバが最小要件を満たしていない場合にのみ表示されます。 コネクタ数 コント
プロパティ 定義 T10 保護情報機能 コントローラがデータ整合性をサポートしているかどうかを示します。可能な値は はい と いいえ です。 キャッシュメモリサイズ コントローラのキャッシュメモリサイズが表示されます。 巡回読み取りモード コントローラの 巡回読み取りモード の設定が表示されます。可能な値は次のとおりで す。 • • • 自動 — 巡回読み取りはシステムで継続的に実行されます。巡回読み取りの 1 反復が 完了すると、次の巡回読み取りがコントローラで指定された時間内に開始されます。 このモードでは、巡回読み取りを手動で開始または停止するオプションはありませ ん。 手動 — 巡回読み取り処理を手動で開始または停止できます。 無効 — 巡回読み取り処理が無効になっていることを示します。 巡回読み取りの詳細については、「巡回読み取りモードの設定」および「巡回読み取りの開 始と停止」を参照してください。 巡回読み取り状況 巡回読み取り処理の現在の状況を表示します。可能な値は次のとおりです。 • • • 準備完了 — 巡回読み取り処理が有効で、次回の指定時または手動開始時に実行され
関連概念 インストールされているファームウェアバージョンの特定方法 コントローラタスク 使用可能なレポート コントローラタスク コントローラタスクを実行するには、次の手順を実行します。 1. 2. 3. 4. 5.
メモ: コントローラの再スキャンは非 RAID SCSI コントローラではサポートされていません。非 RAID SCSI コントローラにお ける設定変更を Storage Management で表示可能にするにはシステムの再起動が必要です。再起動をしないと、設定変更が Storage Management のグラフィカルユーザインタフェース(GUI)に反映されません。 関連概念 設定変更を表示する際の時間の遅延 コントローラの再スキャン 1. Server Administrator ウィンドウのシステムツリーで、ストレージ を展開して、コントローラオブジェクトを表示します。 2. コントローラオブジェクトを選択します。 3. コントローラの プロパティ ページで 情報 / 設定 をクリックします。 4. コントローラタスク ドロップダウンメニューから 再スキャン を選択します。 5.
コントローラのアラームが機能しているかをテストするには、アラームのテスト タスクを選択します。アラームが約 2 秒間鳴りま す。 再構築率の設定 お使いのコントローラがこの機能をサポートするかどうかを確認するには、「対応機能」を参照してください。 再構築率の設定 タスクにより、コントローラの再構築率を変更できます。 再構築中、物理ディスクの全内容が再構築されます。再構築率(0~100% に設定可能)は、故障した物理ディスクの再構築専用の システムリソースの割合を示します。0% では、コントローラでの再構築の優先順位は最下位となり、完了までにかかる時間は最長 ですが、システムパフォーマンスへの影響は最も低くなります。再構築率 0% は、再構築が停止または一時停止されるという意味 ではありません。 100% では、コントローラでの再構築の優先順位は最上位となり、完了までにかかる時間は最短ですが、この設定はシステムパフ ォーマンスへの影響が最も高くなります。 PERC コントローラでは、コントローラファームウェアも次のタスクのシステムリソースの割り当て制御に再構築率設定を使用しま す。 • • • • 整合性チ
メモ: このタスクは、HBA モードで実行されている PERC ハードウェアコントローラではサポートされません。 関連概念 コントローラ設定のリセット Storage Management での設定のリセットの検索方法 コントローラプロパティの変更 コントローラ設定のリセット コントローラの設定をリセットするには、次の手順を実行します。 1. コントローラの設定のリセットで破壊される仮想ディスクを確認します。必要に応じてバックアップを取ります。ページ下部 の 点滅 をクリックして、その仮想ディスクに含まれる物理ディスクを点滅させます。 2. コントローラの全情報を消去する準備が整ったら、設定のリセット をクリックします。 コントローラの設定をリセットせずに終了するには、前のページに戻る をクリックします。 Storage Management での設定のリセットの検索方法 1. Server Administrator ウィンドウのシステムツリーで、ストレージ を展開してコントローラオブジェクトを表示します。 2. コントローラオブジェクトを選択します。 3. 情報 / 設定 をクリックします。 4.
1. ストレージ ツリーオブジェクトを展開して、コントローラオブジェクトを表示します。 2. コントローラオブジェクトを選択します。 3. 情報 / 設定 をクリックします。 4. 使用可能なタスク ドロップダウンメニューから ログのエクスポート を選択します。 5. 実行 をクリックします。 コントローラプロパティの変更 ドロップダウンメニューからこのタスクを検索することもできます。 外部設定操作 お使いのコントローラがこの機能をサポートするかどうかを確認するには、「対応機能」を参照してください。 外部設定操作 タスクは、インポートできる外部設定のプレビューを表示します。 メモ: このタスクは、HBA モードで実行されている PERC ハードウェアコントローラではサポートされません。 メモ: 外部設定操作 タスクは、ファームウェアバージョン 6.
プロパティ 定義 • — 正常 /OK • — 警告 / 非重要 • — 重要 / 失敗 / エラー 詳細については、「ストレージコンポーネントの重大度」を参照してください。 名前 リンクとして使用できる外部設定の名前が表示されます。このリンクから外部ディスクを構 成する物理ディスクにアクセスできます。 状況 外部設定の現在の状況を表示します。可能な値は次のとおりです。 • • • 準備完了 — 外部ディスクのインポートが可能で、インポート後に正常に機能します。 劣化 — 外部ディスクは劣化状況にあり、インポート後に再構築されます。 故障 — 外部ディスクに障害が発生し、機能しなくなっています。外部ディスクはインポ ートできません。 外部設定は次のいずれかの理由により、劣化または故障状況にある可能性があります。 • • • • • • • 欠落した物理ディスク — 対象の仮想ディスク内の物理ディスクのどれかが欠落している か、使用できません。 欠落したスパン — ハイブリッド仮想ディスクの 1 つ、または複数のスパンが欠落してい ます。 古い物理ディスク — 構成内の 1 つ、また
1. Server Administrator ウィンドウのシステムツリーで、ストレージ を展開して、コントローラオブジェクトを表示します。 2. コントローラオブジェクトを選択します。 3. コントローラの プロパティ ページで 情報 / 設定 をクリックします。 4. コントローラタスク ドロップダウンメニューから 外部設定操作 を選択します。 5.
6. 外部設定プレビュー ページで インポート / リカバリ をクリックします。 ファームウェアバージョンが 6.
プロパティ 定義 • — 重要 / 失敗 / エラー 詳細については、「ストレージコンポーネントの重大度」を参照してください。 名前 物理ディスク名が表示されます。名前はコネクタ番号の後にディスク番号を付けたものです。 状況 物理ディスクの現在の状況が表示されます。 インポート後の状況 物理ディスクのインポート後の状況が表示されます。物理ディスクは次のいずれかの状況で インポートができます。 • • • • • オンライン — 物理ディスクはインポートされた仮想ディスクの一部であり、正常に機能 します。 オフライン — 物理ディスクは仮想ディスクへのインポート後、オフラインです。 外部 — 物理ディスクを含む仮想ディスクをインポートできず、物理ディスクは外部状態 のままです。 再構築 — 仮想ディスクのインポート後に、物理ディスクは再構築されます。 交換 — メンバーディスクの交換 タスクが物理ディスクで実行されます。メンバーディス クの交換の詳細に関しては、「メンバーディスクの交換」と「復帰可能ホットスペアの有効 化」を参照してください。 容量 ディスクの容量が表示されます。 障害予
プロパティ 定義 使用されている RAID ディスク容 コントローラの仮想ディスクが使用している物理ディスク容量が表示されます。このプロパ 量 ティは、非 RAID コントローラに接続された物理ディスクには適用されません。 特定の状況では、物理ディスクの一部が実際に使用されていても、 使用されている RAID デ ィスク容量 にゼロ(0)の値が表示されます。これは、使用されている容量が 0.005GB 以下 の場合に起こります。使用されているディスク容量を計算するアルゴリズムは 0.005GB 以下 の数字または 0 未満の数字を丸め、0.006~0.009GB の使用ディスク容量は 0.
100% では、バックグラウンド初期化はコントローラに対して最優先になり、バックグラウンド初期化の時間が最短になりますが、 システムパフォーマンスに与える影響は最も大きくなります。 関連概念 PERC コントローラにおけるバックグラウンド初期化 コントローラのバックグラウンド初期化率の変更 1. 新規 BGI 率の設定(0~100) フィールドに数値を入力します。値は 0~100 の範囲内にする必要があります。 2. 変更の適用 をクリックします。終了して変更をキャンセルするには、前のページに戻る をクリックします。 Storage Management でのバックグラウンド初期化率の検索方法 1. Server Administrator ウィンドウのシステムツリーで、ストレージ を展開して、コントローラオブジェクトを表示します。 2. コントローラオブジェクトを選択します。 3. コントローラの プロパティ ページで 情報 / 設定 をクリックします。 4. 使用可能なタスク ドロップダウンメニューから バックグラウンド初期化率の設定 を選択します。 5.
再構成率の設定 お使いのコントローラがこの機能をサポートするかどうかを確認するには、「対応機能」を参照してください。 再構成率の設定 タスクは、再構成タスク専用のシステムリソースの容量を変更します。 再構成タスクでは、RAID レベルの変更または仮想ディスクの再構成の後に、仮想ディスクを再作成します。再構成率は 0% から 100% まで設定可能で、再構成タスクの実行専用に使用できるシステムリソースの割合を表します。0% では、再構成はコントロー ラに対して優先度が最も低くなり、完了まで最大の時間がかかり、システムパフォーマンスに与える影響が少なくなります。再構 成率 0% は、再構成が停止または一時停止されるという意味ではありません。 100% では、再構成はコントローラに対して最優先になり、再構成の時間が最短になりますが、システムパフォーマンスに与える影 響は最も大きくなります。 関連概念 仮想ディスクの再構築または移行 コントローラの再構成率の変更 1. 新規再構成率の設定(0~100) フィールドに数値を入力します。値は 0~100 の範囲内にする必要があります。 2.
コネクタと最初のエンクロージャ間の通信チャネルが失われた場合、冗長パス構成も失われます。この場合、論理コネクタの正常 性が重要と表示されます。論理コネクタの 情報 / 設定 ページに移動して、パスの正常性 の詳細を表示します。このシナリオの概 要は、下の表を参照してください。 表 14. コントローラとエンクロージャ 1 間のパス 論理コネクタの正常性 コントローラとエンクロージャ 1 間のパス コネクタ 0(C0) コネクタ 1(C1) 使用可能 使用可能 使用可能 Disconnected(切断) Disconnected(切断) 使用可能 ただし、2 台のエンクロージャ間の通信チャネルが失われた場合は、冗長パス構成が劣化し、論理コネクタの正常性も劣化と表示 されます。このシナリオの概要は、下の表を参照してください。 表 15.
冗長パスビューのクリア システムと Storage Management を再起動したら、論理コネクタにパス障害メッセージが表示された場合について考えてみます。2 つ目のコネクタのプラグを意図的に抜いた可能性があります。この場合、パス障害メッセージは該当しません。接続したケーブル の不具合、またはケーブルがコントローラに適切に接続されていない可能性があります。いずれの場合も、Storage Management に は、システムが再起動前は冗長パス構成だったが、今はそうではないことが表示されます。冗長パスモードが不要であることが確 かな場合は、コントローラプロパティの変更 コントローラタスクにある 冗長パスビューのクリア を使用して既存の冗長パスビュー をクリアします。このオプションを選択すると冗長パスビューがクリアされ、コネクタがユーザーインタフェースに コネクタ 0 お よび コネクタ 1 として表示されます。 関連概念 冗長パス構成の設定 論理コネクタのプロパティとタスク 巡回読み取りモードの設定 メモ: このタスクは、HBA モードで実行されている PERC ハードウェアコントローラではサポートされ
1. Server Administrator ウィンドウのシステムツリーで、ストレージ を展開して、コントローラオブジェクトを表示します。 2. コントローラオブジェクトを選択します。 3. コントローラの プロパティ ページで 情報 / 設定 をクリックします。 4. 使用可能なタスク ドロップダウンメニューから 巡回読み取りの設定 モードを選択します。 5.
• • • • • • • • 整合性チェック率 再構成率 エラー時の整合性チェックの中止 復帰可能なホットスペア 負荷バランス 予測エラー時のメンバーの自動交換 冗長パスビュー 永続的なホットスペア メモ: これらのプロパティは、コマンドラインインタフェースを使って設定することも可能です。詳細については、『Server Administrator コマンドラインインタフェースユーザーズガイド』を参照してください。 関連概念 コントローラの再スキャン Storage Management でのコントローラプロパティの変更の検索方法 1. Server Administrator ウィンドウのシステムツリーで、ストレージ を展開します。 2. ストレージダッシュボード ページで、使用可能なタスク ドロップダウンメニューから コントローラプロパティの変更 を選択し ます。 3. 実行 をクリックします。 Storage Management でのコントローラプロパティの変更の検索方法 2 1.
カスタム省電力モードによる物理ディスク電源の管理 QoS オプションによる物理ディスク電源の管理 QoS オプションの時間間隔の管理 物理ディスク電源の管理オプションのプロパティ 次の表では、物理ディスク電源の管理 オプションのプロパティを示します。 表 16.
QoS オプションによる物理ディスク電源の管理 QoS オプションで物理ディスク電源を管理するには、次の手順を実行します。 1. カスタム省電力モード オプションを選択します。 2. 設定済みドライブのスピンダウン ドロップダウンメニューで、有効 を選択します。 3. サービスの品質(QoS) オプションが有効化されます。 スピンアップの 開始時刻 および 時間間隔 を入力します。 4. 適用 をクリックします。 関連概念 物理ディスク電源の管理 QoS オプションの時間間隔の管理 QoS オプションの時間間隔を仮想ディスクレベルで管理するには、次の手順を実行します。 1. サービス品質(QoS) ページで、QoS 設定の有効化 を選択します。 2. 開始時刻 を設定します。 開始時刻の範囲は 1~24 時間です。 3. 変更の適用 をクリックします。 メモ: サービス品質設定の有効化 オプションは、設定済みドライブのスピンダウン オプションが有効の場合にのみ有効化 されます。 関連概念 物理ディスク電源の管理 Storage Management での物理ディスク電源の管理の検索方法 1.
• • コントローラにオフラインまたは欠落した仮想ディスクがない。オフラインまたは欠落した仮想ディスクがある場合は、これら の仮想ディスクのバックアップがあることを確認してください。 どの仮想ディスクへのケーブルも切断されていない。 暗号化キー コントローラは暗号化キーを使用して SED へのアクセスをロックまたはロック解除します。各暗号化対応コントローラには、それ ぞれ暗号化キー 1 つのみを作成できます。 LKM を使用している場合は、暗号化キー識別子とパスフレーズを入力して暗号化キーを作成する必要があります。 暗号化キー識別子 暗号化キー識別子 は パスフレーズ に対してユーザーが指定したテキストラベルです。この識別子は、外部暗号化された SED ドラ イブのインポートの認証中に、どの パスフレーズ を入力するかを判断するために役立ちます。 パスフレーズ パスフレーズ は、コントローラが暗号化キーを作成するために使用するユーザー指定の文字列です。 メモ: 暗号化キーおよびパスフレーズのガイドラインの詳細については、 してください。 アイコンを 暗号化キーの管理 ページでクリック 関連概念 暗
暗号化キーの変更または削除 コントローラに設定済みの暗号化キーがある場合は、コントローラの暗号化キーを変更することができます。暗号化したコントロー ラの暗号化キーは、暗号化仮想ディスクがない場合にのみ削除できます。 暗号化キーを変更するには、新規暗号化キー識別子 と パスフレーズ を入力します。現在の パスフレーズ の認証が求められます。 変更を適用する前に、パスフレーズの重要性およびパスフレーズを保存しない場合の影響に関するメモをお読みください。 暗号化キーを変更すると、新しい暗号化キーを使用するようにコントローラの既存の設定がアップデートされされます。以前に暗号 化ドライブを取り外している場合は、その暗号化ドライブのインポートに古いパスフレーズでの認証を行う必要があります。 暗号化キーの変更時には、新しい暗号化キー資格情報を分散 Web サーバーを実行しているシステム上のファイルに保存またはアッ プデートすることができます。エスクロー チェックボックスを選択します。コントローラの暗号化キー資格情報をすでに保存した 場合、ファイルのパスを入力することによってそのコントローラの資格情報がアップデートされます。
非 RAID ディスクへの変換 対応 PERC アダプタで、次の手順を実行します。 お使いのコントローラがこの機能をサポートするかどうかを確認するには、「対応機能」を参照してください。 メモ: このタスクは、HBA モードで実行されている PERC ハードウェアコントローラではサポートされません。 1. 2. 3. 4. Server Administrator ウィンドウのシステムツリーで ストレージ を展開し、コントローラオブジェクトを表示します。 コントローラオブジェクトを選択します。 コントローラの プロパティ ページで 情報 / 設定 をクリックします。 コントローラタスク ドロップダウンメニューで 非 RAID への変換 タスクを選択します。 準備完了 状況のディスクが表示されます。 5. 変換するドライブを選択します。 6.
6.
使用可能なレポート • • • • 巡回読み取りレポートの表示 整合性チェックレポートの表示 スロット占有レポートの表示 物理ディスクファームウェアバージョンレポートの表示 巡回読み取りレポートの表示 お使いのコントローラがこの機能をサポートするかどうかを確認するには、「対応機能」を参照してください。 巡回読み取りレポートは、コントローラで実行されたすべての巡回読み取りについての情報を時系列に沿って提供します。最終実 行時刻や結果などの情報を示します。巡回読み取りが失敗した場合は、その理由が表示されます。 関連概念 巡回読み取りモードの設定 Storage Management での巡回読み取りレポートの表示の検索方法 1. Server Administrator ウィンドウのシステムツリーで、ストレージ をクリックします。 2. レポートの選択 ドロップダウンメニューから 巡回読み取りレポートの表示 を選択します。 3.
メモ: HDD ファームウェアバージョンレポートを生成するには、ドライブのネゴシエート可能な速度とモデル番号が hddfwver.csv ファイルのエントリ索引用キーとして使用されます。ドライブのネゴシエート可能な速度がコントローラか ら取得できない場合は、ドライブのモデル番号が hddfwver.csv ファイルのエントリ索引用キーとして使用されます。 レポートは各コントローラごと、またはストレージシステム全体で実行できます。 各コントローラレポートには、ストレージ > コントローラ > 情報 / 設定 > 使用可能なレポート > 物理ディスクファームウェアバー ジョンレポートの表示 > 実行 とクリックします。 ストレージシステムレポートには、ストレージ > 情報 / 設定 > グローバルタスク > 物理ディスクファームウェアバージョンレポート の表示 > 実行の順に選択します。 最新の比較ファイル(hddfwver.csv)がない場合は、最新版をダウンロードするためにサービスプロバイダにお問い合わせくださ い。次の場所で、既存の hddfwver.
プロパティ 定義 のスキャンでのアップデート、および procedure boot のアップデートを行い、 USB キー、Preboot eXecution Environment(PXE)、または CD-ROM から実 行されます。Nautilus DOS 列にパーツ番号が入力されている場合、そのドラ イブは第 9~11 世代のサーバーに搭載されて出荷されています。ダウンロー ドすると、このツールは ドライブファームウェアのダウンロード の下に NautilusAxx_ZPE.
8 PERC 9 ハードウェアコントローラのサポート PowerEdge RAID Controller(PERC)シリーズのエンタープライズクラスコントローラは、強化されたパフォーマンス、より優れた信 頼性とフォールトトレランス、およびシンプル化された管理のために設計されており、堅牢なインフラストラクチャを作成し、サ ーバーの稼働時間の最大化を援助するための強力かつ管理しやすい方法を提供します。PERC 9 シリーズのハードウェアコントロー ラの導入は、ストレージソリューションの向上も実現します。 新しい PERC 9 シリーズのハードウェアコントローラは、次のストレージ拡張機能をサポートします。 • • • PERC 9 ハードウェアコントローラでの RAID レベル 10 仮想ディスクのサポート アドバンスドフォーマット 4KB セクタハードディスクドライブのサポート T10 標準保護情報(PI)- データ整合性フィールド メモ: Storage Management に表示されるコントローラの順序は、ヒューマンインタフェース(HII)および PERC オプション ROM に表示される順序と異なる場合
• • • • • • • • • メモ: Storage Management CLI からの RAID レベル 10 仮想ディスクの作成コマンドは、PERC 9 ハードウェアコントロー ラ上のオプションパラメータ [spanlength=] をサポートしません。 詳細設定ウィザード は、PERC 9 ハードウェアコントローラ上での RAID レベル 10 仮想ディスクの作成でスパンの長さを選択す るオプションを提供しません。 PERC 9 ハードウェアコントローラの 簡易設定ウィザード で作成された RAID レベル 10 仮想ディスクのスパンレイアウトには、 PERC 9 ハードウェアコントローラのファームウェアによって推奨されたスパンレイアウトが使用されます。 メモ: Storage Management では、RAID レベル 10 の仮想ディスクの作成に、PERC 9 ハードウェアコントローラファーム ウェア推奨のスパンレイアウトが使用されます。 PERC 9 ハードウェアコントローラファームウェア推奨のレイアウトは、同じ物理ディスクのセットで同じです。 インテリジェントミラーリング 機
ホットスペアに関する考慮事項 — 4K セクタハードディスク ドライブ 以下は、PERC 9 ハードウェアコントローラでサポートされる 4KB セクタハードディスクドライブのためのホットスペア(専用また はグローバルホットスペア)に関する考慮事項です。 • • • 512B セクタハードディスクドライブで作成された仮想ディスク用の専用ホットスペアとして 4KB セクタハードディスクドライ ブを割り当てることはできません。その逆の場合も同様です。 作成された仮想ディスクが 512B セクタハードディスクドライブのみで構成されている場合、グローバルホットスペアとして 4KB セクタハードディスクドライブを割り当てることはできません。その逆の場合も同様です。 作成された仮想ディスクに 4KB セクタハードディスクドライブと 512B セクタハードディスクドライブがある場合、グローバル ホットスペアとして 4KB セクタハードディスクドライブを割り当てることができます。その逆の場合も同様です。 メモ: この処置を実行すると、警告メッセージが表示されます。 関連タスク • 仮想ディスク作成の詳細設定ウィザード
• • 仮想ディスク作成の簡易設定ウィザード 仮想ディスク作成の詳細設定ウィザード PERC 9 ハードウェアコントローラのサポート 83
9 エンクロージャとバックプレーン 物理ディスクはエンクロージャに収容、またはシステムのバックプレーンに接続することができます。エンクロージャはシステムに 外部接続されますが、バックプレーンとその物理ディスクはシステム内蔵です。 関連概念 エンクロージャ バックプレーン トピック: • • • • • • バックプレーン エンクロージャ 220S と 221S エンクロージャでのモードの変更 エンクロージャ管理 エンクロージャの空いているコネクタの特定 エンクロージャコンポーネント バックプレーン バックプレーン オブジェクトは、Storage Management ツリー表示でコントローラと コネクタ オブジェクトを展開することによっ て表示できます。Storage Management はバックプレーンおよび接続された物理ディスクの状態を表示します。バックプレーンは エンクロージャに似ています。バックプレーンで、コントローラのコネクタと物理ディスクはエンクロージャに接続されますが、外 部エンクロージャに関連付けられた管理機能(温度プローブ、アラームなど)はありません。 フレキシブルバックプレーンゾ
エンクロージャ Storage Management はさまざまなエンクロージャと、それらのコンポーネントの管理を可能にします。エンクロージャに収容され た物理ディスクの管理に加え、エンクロージャのファン、電源装置、温度プローブの状態も監視できます。これらのコンポーネント は、Storage Management ツリービューでコントローラ、コネクタ、エンクロージャのオブジェクトを展開して表示できます。 Storage Management ではエンクロージャをホットプラグすることができます。ホットプラグとは、オペレーティングシステムの実 行中に、コンポーネントをシステムに追加することを意味します。 メモ: この機能を使用するには、物理デバイスが最新のファームウェアを搭載したコントローラに接続されている必要がありま す。最新の対応ファームウェアについては、サービスプロバイダにお問い合わせください。 エンクロージャをホットプラグまたはホット再設定した後で左のツリーを更新すると、状態と設定の変更が表示されます。システ ムを再起動する必要はありません。 メモ: Storage Management ではエンクロージ
プロパティ 定義 • • パーツ番号 故障 — ファンに不具合が発生し、機能しなくなっています。Storage Management は、SES コマンドを使ったエンクロージャとの通信ができません。 故障 状況は、エンクロージャが Storage Management からの状態クエリに応答し ない場合(たとえば、ケーブルの切断など)に表示されます。 欠落 — ファンがエンクロージャに存在しません。 ファンのパーツ番号が表示されます。 このプロパティは、E.17 ファームウェア以降を備えた 22xS エンクロージャでは表示 されません。 Speed(速度) ファン速度を示します。値は rpm で表示されます。ファンが オフライン 状況の 場合、速度 プロパティの値は 不明 になります。 ファン速度を変更させる原因となるイベントについての情報は、ハードウェアマニ ュアルを参照してください。 エンクロージャ電源装置 エンクロージャ電源装置は、ツリービューの 電源装置 オブジェクト下に表示されます。電源装置 オブジェクトを選択して状態情報 を表示することができます。 電源装置プロパティ 表 19.
エンクロージャ温度プローブ エンクロージャ温度プローブは 温度 オブジェクト下に表示されます。温度 オブジェクトを選択して状態情報を表示することがで きます。状態情報には、現在の温度(摂氏)、および温度プローブの警告と障害しきい値が含まれます。 障害しきい値には変更できないデフォルト値がありますが、警告しきい値は設定可能です。 関連概念 温度プローブプロパティおよびタスク 関連タスク エンクロージャ温度のチェック 温度プローブ値の設定 温度プローブプロパティとタスクの設定 温度プローブの設定 をクリックして、温度プローブの警告しきい値を変更するためのウィザードを起動します。警告しきい値は、 エンクロージャ内の各温度プローブで変更できます。 温度プローブの設定ウィザードの起動方法 温度プローブの設定 ウィザードを起動するには、次の手順を実行します。 1. Server Administrator ウィンドウのシステムツリーで、ストレージ を展開して、コントローラオブジェクトを表示します。 2. コントローラ オブジェクトを展開します。 3. コネクタ オブジェクトを展開します。 4.
プロパティ 定義 • • • • • • • 準備完了 — 温度プローブが正常に動作しています。 劣化 — 温度プローブに不具合が発生し、劣化モードで動作 しています。 故障 — 温度プローブに不具合が発生し、機能しなくなって います。Storage Management は、SES コマンドを使ったエ ンクロージャとの通信ができません。故障状況は、何らかの 理由でエンクロージャが Storage Management からの状態ク エリに応答しない場合に表示されます。例えば、ケーブルの 切断は 故障 状況が表示される原因となります。 最小警告しきい値超過 — エンクロージャの温度が最小警告 しきい値を下回りました。 最大警告しきい値超過 — エンクロージャの温度が最大警告 しきい値を上回りました。 欠落 — 温度プローブがエンクロージャ内に存在しません。 非アクティブ — 温度プローブはエンクロージャ内に存在し ますが、監視対象の EMM が取り付けられていません。 読み取り 温度プローブによって報告されたエンクロージャの現在の温度 が表示されます。 警告しきい値 最小 プロパティと 最大 プ
EMM ファームウェアバージョンを検証するには、次の手順を実行します。 1. Server Administrator ウィンドウのシステムツリーで、ストレージ ダッシュボードをクリックします。 2. EMM オブジェクトが表示されるまで、ツリービューを展開します。 3. EMM オブジェクトを選択します。各 EMM ファームウェアバージョンが、右ペインの ファームウェアバージョン 列に表示され ます。 エンクロージャの EMM 関連の情報は、「エンクロージャ管理モジュール(EMM)」を参照してください。 EMM プロパティ 表 21.
プロパティ 定義 SCSI 率 SCSI エンクロージャの EMM がサポートする SCSI の最高速度が表示さ れます。 エンクロージャとバックプレーンの正常性 エンクロージャまたはバックプレーン、およびそれらに接続されているコンポーネントについての状態が表示されます。 エンクロージャとバックプレーンの情報 エンクロージャとバックプレーンについての情報は、次の項を参照して下さい。 • • • エンクロージャとバックプレーン エンクロージャとバックプレーンのプロパティ エンクロージャおよびバックプレーンタスク エンクロージャとバックプレーンのコンポーネント 接続されたコンポーネントについての情報は、「物理ディスクまたは物理デバイス」を参照してください。 エンクロージャおよびバックプレーンのプロパティおよびタ スク エンクロージャまたはバックプレーンについての情報を表示し、エンクロージャタスクを実行することができます。 関連概念 エンクロージャとバックプレーンのプロパティ エンクロージャおよびバックプレーンタスク エンクロージャとバックプレーンのプロパティ 表 22.
プロパティ 定義 • • • 準備完了 — エンクロージャまたはバックプレーンが正常に機能してい ます。 劣化 — エンクロージャに不具合が発生し、劣化状況で動作しています。 この状況はバックプレーンには該当しません。 故障 — エンクロージャまたはバックプレーンに不具合が発生し、機能し なくなっています。 コネクタ エンクロージャまたはバックプレーンに接続されたコネクタ数が表示され ます。この数値はコントローラハードウェアのコネクタ番号と一致します。 コントローラのタイプに応じて、コネクタは SCSI チャネルまたは SAS ポー トになり得ます。 エンクロージャ ID Storage Management によってコントローラに割り当てられたエンクロージ ャ ID が表示されます。Storage Management はコントローラに接続された エンクロージャにゼロから順に番号を振ります。この番号は omreport コ マンドでレポートされるエンクロージャ ID 番号と同じです。コマンドライ ンインタフェースの詳細については、『Server Administrator コマンドライン インタ
プロパティ 定義 バックプレーンパーツ番号 エンクロージャバックプレーンのパーツ番号が表示されます。 SAS アドレス SAS バックプレーンの SAS アドレスが表示されます。 分割バスパーツ番号 エンクロージャ分割バスモジュールのパーツ番号が表示されます。分割バ スは、エンクロージャ背面では単一の三角形記号で示されます。 エンクロージャパーツ番号 エンクロージャのパーツ番号が表示されます。 エンクロージャアラーム エンクロージャ上のアラームが有効化または無効化されているかどうかが 示されます。 エンクロージャおよびバックプレーンタスク ドロップダウンメニューのエンクロージャタスクを実行するには、次の手順を実行します。 1. Server Administrator ウィンドウのシステムツリーで、ストレージ ダッシュボードを展開してコントローラオブジェクトを表示 します。 2. コントローラ オブジェクトを展開します。 3. コネクタ オブジェクトを展開します。 4. エンクロージャオブジェクトを選択します。 5.
エンクロージャのアセットタグとアセット名の変更 エンクロージャのアセットタグおよびアセット名を変更するには、次の手順を実行します。 1. 新規アセットタグ フィールドに新しいアセットタグ名を入力します。 使用している環境の、在庫番号またはその他の有用な情報を指定することができます。アセットタグは通常、エンクロージャ ハードウェアを示しています。 2. 新規アセット名 フィールドに新しいアセット名を入力します。 ストレージ環境を把握しやすい名前を指定することができます。たとえばアセット名で、エンクロージャに保管されているデー タのタイプやエンクロージャの場所を示すことができます。 3. 変更の適用 をクリックします。 変更を保存せずに終了する場合は、エンクロージャ情報ページに戻る をクリックします。 関連概念 アセットデータの設定 Storage Management でのアセットデータの設定の検索方法 Storage Management でこのタスクを検索するには、次の手順を実行します。 1.
温度プローブプロパティおよびタスク 温度プローブの警告しきい値の変更 温度プローブは、温度プローブ セクションにリストされています。温度プローブの警告しきい値を変更するには、次の手順を実行 します。 1. 変更するプローブを選択します。 2. 新規温度プローブ値の設定 ページで 新しい値の設定 を選択します。 3. 最小警告しきい値 テキストボックスに、エンクロージャでの最小許容温度を摂氏で入力します。このテキストボックスのラベ ルに指定可能な範囲が表示されます。 4. 最大警告しきい値 テキストボックスに、エンクロージャでの最大許容温度を摂氏で入力します。このテキストボックスのラベ ルに指定可能な範囲が表示されます。 5.
バックプレーンがフレキシブルバックプレーンゾーニングをサポートしている場合、表示中のコントローラのスロットのみが、 空か占有中に関わらず表示されます。もう一方のコントローラに接続されているスロットはグレーアウト表示になり、情報は表 示されません。フレキシブルバックプレーンゾーニングの詳細については、「バックプレーン」を参照してください。 220S と 221S エンクロージャでのモードの変更 220S または 221S エンクロージャでバス設定スイッチを切り替える前に、エンクロージャの電源を切るようにしてください。バス 設定スイッチは、エンクロージャを分割バス、結合バス、またはクラスタモードに変更するために使用されます。220S または 221S エンクロージャモードをエンクロージャの電源がオンのまま変更すると、そのエンクロージャは Storage Management に表示されな くなり、その他異常な動作が発生する場合があります。また、これらのエンクロージャのバス設定スイッチは頻繁な切り替えには 適していません。 エンクロージャ管理 エンクロージャタスクに加えて、エンクロージャの管理には次の操作が必要
10 コネクタ コントローラには、ディスクを接続できるコネクタ(チャネルまたはポート)が 1 つ、または複数あります。システムにエンクロー ジャを接続して外部からコネクタにアクセス(外付けディスク用)、またはシステムのバックプレーンに接続してコネクタに内部か らアクセス(内蔵ディスク用)することができます。コントローラ上のコネクタは、ツリービューでコントローラオブジェクトを展 開して表示することができます。 メモ: PCIe SSD では、コネクタは PCIe SSD エクステンダと呼ばれます。 トピック: • • • • • チャネル冗長性 チャネル冗長仮想ディスクの作成 コネクタ正常性 コネクタのプロパティおよびタスク 論理コネクタのプロパティとタスク チャネル冗長性 異なるコントローラチャネルに接続された物理ディスクを使用する仮想ディスクを作成することができます。物理ディスクは、外 部エンクロージャまたはバックプレーン(内部エンクロージャ)にある場合があります。仮想ディスクが異なるチャネルに冗長デー タを維持している場合、これらの仮想ディスクはチャネル冗長です。チャネル冗長性とは、いずれかのチャネ
PERC コントローラにおけるチャネル冗長仮想ディスク用の 物理ディスクの作成 次の項では、PERC コントローラ における RAID 10 または RAID 50 を使用したチャネル冗長仮想ディスクの作成について説明しま す。 RAID 10 を使用したチャネル冗長仮想ディスクの作成 RAID 10 を使用してチャネル冗長仮想ディスクを作成するには、次の手順を実行します。 1. 2 つのチャネルそれぞれに 1 台の物理ディスクを選択します。 2. 2 つのチャネルそれぞれに追加ディスクを選択します。これで RAID 10 に必要な最小ディスク数が選択されています。 希望のディスク数を選択するまで、手順 2 を繰り返します。 3. 続行 をクリックして終了します。 RAID 50 を使用したチャネル冗長仮想ディスクの作成 RAID 50 を使用してチャネル冗長仮想ディスクを作成するには、次の手順を実行します。 1. 3 つのチャネルそれぞれに 1 台の物理ディスクを選択します。 2.
プロパティ 定義 ては、「正しく接続されているケーブル」および「ハードウェア問題の特 定」を参照してください。 名前 コネクタ番号が表示されます。 状況 コネクタの状態が表示されます。可能な値は次のとおりです。 • • • 準備完了 — このコネクタは正常に機能しています。 劣化 — コネクタに障害が発生しており、劣化した状態で動作してい ます。 故障 — コネクタに障害が発生し、機能しなくなっています。 コネクタタイプ コネクタが RAID モードまたは SCSI モードのどちらで動作しているかが 表示されます。コネクタはコントローラタイプによって SCSI コネクタ または SAS ポートのいずれかになります。 末端 コネクタの末端タイプを示します。可能な値は次のとおりです。 • • • • SCSI 率 ナロー — 8 ビットのデータバスです。 ワイド — 16 ビットのデータバスです。 不明 — 末端タイプが不明です。 末端なし — SCSI コントローラでは、このプロパティはデータバスに 末端がないことを示します。このプロパティは末端タイプが 不明 である場合にも表示されます
論理コネクタのプロパティとタスク 論理コネクタ(冗長パスモードのコネクタ)に関する情報を表示してコネクタのタスクを実行するには、論理コネクタのプロパテ ィとタスクページを使用します。 表 24.
このオプションを選択すると冗長パスビューがクリアされ、コネクタがユーザーインタフェースに コネクタ 0 および コネクタ 1 と して表示されます。 関連概念 冗長パス構成の設定 コネクタコンポーネント 接続されているコンポーネントの詳細に関しては、「エンクロージャとバックプレーンのプロパティとタスク」を参照してください。 100 コネクタ
11 テープドライブ テープドライブには、データをバックアップできるテープバックアップユニット(TBU)が複数搭載されています。Storage Management は、データバックアップ用に使用される TBU を列挙します。特定のコントローラに関連付けられたテープドライブは、 コントローラ ページの テープドライブ で表示できます。 トピック: • テープドライブのプロパティ テープドライブのプロパティ 表 25.
12 RAID コントローラバッテリ 一部の RAID コントローラにはバッテリが使用されています。コントローラにバッテリがあれば Storage Management でツリービュ ーのコントローラオブジェクトにバッテリが表示されます。 停電が発生した場合、コントローラバッテリは、不揮発性キャッシュメモリ(SRAM)にはあってもディスクにはまだ書き込まれ ていないデータを保存します。バッテリは最低 24 時間のバックアップを提供するように設計されています。 RAID コントローラをサーバーに初めて取り付けるときは、バッテリの充電が必要な場合があります。 アラートメッセージの詳細に関しては、『Server Administrator メッセージリファレンスガイド』を参照してください。 関連概念 バッテリのプロパティおよびタスク 学習サイクルの開始 バッテリの遅延学習サイクルの開始 トピック: • • • • バッテリのプロパティおよびタスク バッテリタスク バッテリ — 使用可能なタスク Storage Management での学習サイクル遅延を探す方法 バッテリのプロパティおよびタスク バッテリにつ
プロパティ 定義 次の学習時間 コントローラファームウェアが次の学習サイクルを開始するまでに残っている日数と時間を表 示します。 最大学習遅延 バッテリの学習サイクルを遅延できる最大の日数と時間を表示します。コントローラのファー ムウェアはバッテリの学習サイクルを自動的に開始します。学習サイクルの停止または一時停 止は不可能ですが、遅延することはできます。詳細に関しては、「バッテリの遅延学習サイクル の開始」および「学習サイクルの開始」を参照してください。 関連概念 バッテリ — 使用可能なタスク バッテリタスク バッテリタスクにアクセスするには、次の手順を実行します。 1. Server Administrator ウィンドウのシステムツリーの下にある、ストレージ ダッシュボードを展開し、コントローラオブジェク トを表示します。 2. コントローラ オブジェクトを展開します。 3. バッテリ を選択します。 4. 使用可能なタスク ドロップダウンメニューからタスクを選択します。 5.
関連概念 バッテリの遅延学習サイクルの開始 バッテリの透過的学習サイクル PERC H710 および PERC H810 コントローラは、バッテリ内の電池残量を定期的に計算して十分な電源を確保する、透過的学習サイ クル(TLC)に対応しています。この動作は自動的に実行され、システムまたはコントローラのパフォーマンスには影響しません。 コントローラは 90 日に 1 回、バッテリに自動で TLC を実行し、充電量の調整および測定を行います。この操作は必要に応じて手 動で実行することができます。 バッテリの遅延学習サイクルの開始 お使いのコントローラがこの機能をサポートするかどうかを確認するには、「対応機能」を参照してください。 コントローラファームウェアは、90 日ごとにバッテリの学習サイクルを自動的に開始します。学習サイクルを実行しているファー ムウェアを停止することはできませんが、学習サイクルの開始時期を最長 7 日まで遅延させることができます。 関連概念 学習サイクルの開始 RAID コントローラバッテリ バッテリ学習サイクルの遅延 1.
13 物理ディスクまたは物理デバイス 物理ディスクまたは物理デバイスは、エンクロージャ内にあるか、コントローラに接続されています。RAID コントローラでは、物 理ディスクまたはデバイスを使って仮想ディスクを作成します。 関連概念 物理ディスクタスク トピック: • • • • • • • 物理ディスクまたは物理デバイスの交換のためのガイドライン システムへの新しいディスクの追加 SMART アラートを受けた物理ディスクの交換 その他のディスク手順 物理ディスクまたは物理デバイスのプロパティ 物理ディスクまたは物理デバイスのタスク 物理ディスクタスク 物理ディスクまたは物理デバイスの交換のためのガ イドライン 交換用ディスクが、ストレージエンクロージャ内の物理ディスクまたはデバイスと常に同じモデルであるとは限りません。ディス クを交換する際は、次のガイドラインに従ってください。 • • • • • アレイ内のドライブは、同じ容量またはそれ以上の容量のドライブと交換してください。 ドライブを交換する際は、バス速度を考慮してください。同じアレイ内で、バス速度が同じまたはそれ以上のドライブの交換 がサポ
2. コントローラのプロパティページでディスクが接続されているコントローラを選択し、情報 / 設定 をクリックします。 3. コントローラタスク から再スキャンを選択します。 4. 実行 をクリックします。 再スキャン後、ツリー表示に新しいディスクが表示されます。新しいディスクが表示されない場合は、システムを再起動してく ださい。 SAS コントローラ向け 1. システムが新しいディスクを識別したことを確認するアラートを、アラートログでチェックします。2052 または 2294 アラート を受け取る場合があります。アラートメッセージに関しては、『Server Administrator メッセージリファレンスガイド』を参照して ください。 2.
4. 新しい仮想ディスクを作成します。新しい仮想ディスクが元の仮想ディスクと同じサイズかそれ以上であることを確認しま す。仮想ディスク作成におけるコントローラ固有の情報に関しては、「コントローラの仮想ディスクに関する考慮事項」および 「PERC S100、S110 および S300 コントローラ上の仮想ディスクに関する考慮事項」を参照してください。 5. 元の仮想ディスクからバックアップデータを復元して、新しく作成した仮想ディスクに保存します。 関連概念 RAID コントローラにおけるディスクの信頼性のモニタ その他のディスク手順 • • • • 故障したディスクの交換 間違った物理ディスクを取り外してしまった場合のリカバリ システム間の物理ディスクおよび仮想ディスクの移動 トラブルシューティング 物理ディスクまたは物理デバイスのプロパティ 物理ディスクまたは物理デバイスについての情報を表示して物理ディスクまたは物理デバイスを実行するには、物理ディスクまた は物理デバイスのプロパティのページを使用してください。 メモ: 物理デバイスは PCIe SSD のみに該当します。 表 27.
プロパティ 定義 • • • • • • • • • • • • 故障 — 物理ディスクまたはデバイスに障害が発生し、動作しなくなっていま す。この状態は、冗長仮想ディスクの一部である物理ディスクまたはデバイス がオフラインになったか非アクティブになったときにも表示されます。詳細に 関しては、「オンラインとオフラインの設定」を参照してください。 オフライン — 物理ディスクまたはデバイスが故障したか、無効セグメントが含 まれています。無効セグメントの削除 タスクが物理ディスクドロップダウンメ ニューに表示されているかどうかを確認してください。表示されている場合、物 理ディスクでコントローラを再スキャンする(「コントローラの再スキャン」) か、または無効セグメントを削除(「無効セグメントの削除」)を実行します。 このタスクが表示されていない場合、物理ディスクやデバイスは復元できませ ん。 再構築中 — 冗長仮想ディスクからのデータが、物理ディスクまたはデバイス上 に再構築されています。 非互換 — 物理ディスクまたはデバイスが再構築に適していません。物理ディ スクまたはデバイスは小さすぎる
プロパティ 定義 • • • • • 仮想ディスクの一部としての選択。 ホットスペアの割り当て。 再構築、コピーバック、メンバー交換、または再構築のソースまたはターゲット として選択。 節電のためのスピンダウン。 起動可能なデバイスとしての選択。 認定 物理ディスクまたはデバイスがサービスプロバイダ認定のものかどうかを表示しま す。 ミラーセット ID 別の物理ディスクまたはデバイスからデータを複製したメンバー物理ディスクまた はデバイスの、ミラーセット ID を表示します。 容量 ディスクの容量が表示されます。 障害予測 物理ディスクまたはデバイスが SMART アラートを受信したかどうか、またその結 果、障害が予測されるかどうかを表示します。SMART 予測エラーの分析の詳細に関 しては、「RAID コントローラにおけるディスク信頼性の監視」を参照してください物 理ディスクの交換に関する詳細に関しては、「SMART アラートを受けた物理ディス クの交換」を参照してください。 アラートログを見直し、SMART 予測エラーに関するアラートを物理ディスクまたは デバイスが生成していないかどう
プロパティ 定義 積仕様を基に、SSD で使用可能な残りのプログラムまたは消去サイクルの合計を示 します。 メモ: このオプションは Micron PCIe SSD、非揮発性メモリ Express(NVMe)PCIe SSD および SAS/SATA SSD に該当します。 使用されている RAID ディスク容量 このプロパティには、コントローラの仮想ディスクが使用している物理ディスクま たはデバイスの容量が表示されます。このプロパティは、非 RAID コントローラに 取り付けられた物理ディスクまたはデバイスには 適用されません。 場合によっては、物理ディスクまたはデバイスの容量の一部が使用されているにも かかわらず、使用されている RAID ディスク容量の値にゼロが表示されることがあ ります。この現象は使用容量が 0.005 GB 以下の場合に発生します。使用されたデ ィスク容量を計算するアルゴリズムは 0.005 GB 以下の数値を 0 に丸めます。 0.006 GB から 0.009 GB の間の使用ディスク容量は 0.
8.
• • ディスクがスピンダウンするまで約 30 秒間待つ。 最初の点滅パターンが別の点滅パターンに変化するまで、またはライトが点滅しなくなるまで待つ。 取り外し準備を実行すると、物理ディスクまたは物理デバイスは準備完了状態ではなくなります。物理ディスクまたはデバイスを エンクロージャまたはバックプレーンから取り外す、または交換すると、物理ディスクまたはデバイスはスピンアップして準備完 了状態に戻ります。 場合によっては、コントローラにディスクまたはデバイスの取り外しなどの設定変更を認識させるために、再スキャンが必要にな ることがあります。 メモ: この手順は、ホットスペアとして割り当てられている物理ディスクもしくはデバイス、または仮想ディスクの一部であ る物理ディスクもしくはデバイスには使用できません。さらに、この手順はホットスワップ物理ディスクまたはデバイス(キ ャリア内に存在するディスク)のみでサポートされています。 関連概念 ストレージ設定変更をアップデートするための再スキャン データの再構築 お使いのコントローラがこの機能をサポートするかどうかを確認するには、「対応機能」を参照してください。 再
メモ: PERC S100 および S300 コントローラでは、グローバルホットスペア上に空き容量があれば、故障した物理ディスクを 交換した後もスペアとして機能します。 グローバルホットスペアの割り当てと割り当て解除は手動で行う必要があります。グローバルホットスペアは特定の仮想ディスク には割り当てられません。仮想ディスクにホットスペアを割り当てる場合(仮想ディスク内のエラーが発生した物理ディスクを置 き換えます)、専用ホットスペアの割り当てと割り当て解除 を使用します。 メモ: 仮想ディスクを削除する場合に、コントローラに関連付けられた最後の仮想ディスクを削除すると、割り当てられたグ ローバルホットスペアがすべて自動的に割り当て解除されることがあります。ディスクグループの最後の仮想ディスクを削除 すると、割り当て済みの専用ホットスペアがすべて自動的にグローバルホットスペアになります。 メモ: PERC H310、H700、H710、H710P、H800、H810、H730P、H830, および PERC FD33xD/FD33xS コントローラでは、 選択したドライブのいずれかが スピンダウン 状況である場
物理ディスクのクリアおよびクリアのキャンセルの実行 お使いのコントローラがこの機能をサポートするかどうかを確認するには、「対応機能」を参照してください。 物理ディスクのクリアタスクを使用して物理ディスク上のデータを消去します。クリア タスクは、準備完了状態にあるデータを含 んだ物理ディスク、またはクリア状態にある物理ディスクに適用されます。 メモ: 低速初期化されている仮想ディスクのメンバーである物理ディスクは、クリア状態を表示する場合があります。物理ディ スクで クリアのキャンセル タスクを実行すると、仮想ディスク全体に対して 低速初期化 タスクがキャンセルされます。 物理ディスクをクリアするには、次の手順を実行します。 1. 消去する物理ディスクを確認します。必要なデータがないことを確認し、必要であればバックアップを取ります。物理ディスク を点滅させるには 点滅 ボタンをクリックします。 2.
Storage Management からコントロールタスクを見つけるには 1. Server Administrator ウィンドウのシステムツリーで、ストレージ を展開してコントローラオブジェクトを表示します。 2. 復帰可能なホットスペアタスクを有効にするコントローラオブジェクトを選択します。 3. コントローラプロパティページで、 情報 / 設定 をクリックします。 4.
14 仮想ディスク 仮想ディスクとは、RAID コントローラによって 1 つまたは複数の物理ディスクから作成されたストレージを意味します。仮想ディ スクは複数の物理ディスクから作成されますが、オペレーティングシステムはこれを 1 つのディスクとして認識します。使用する RAID レベルによって、ディスク障害発生時に仮想ディスクが冗長データを保持したり、特定の性能属性を備えています。詳細に関 しては、「RAID の概念についての理解」を参照してください。 メモ: 仮想ディスクは RAID コントローラでのみ作成できます。 関連概念 RAID の概念について 関連タスク 仮想ディスクの削除 トピック: • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • 116 仮想ディスクを作成する前の考慮事項 仮想ディスクの作成 仮想ディスクの再構築または移行 仮想ディスク再構成と容量拡張の開始とターゲット RAID レベル 冗長仮想ディスクの整合性の維持 冗長情報の再構築 仮想ディスクの不良ブロックの管理 不良ブロックのクリアに関する推奨事項 仮想ディスク
仮想ディスクを作成する前の考慮事項 異なるコントローラでは仮想ディスクの実装方法にそれぞれ特徴があります。これらの特徴には、ディスク容量の使用方法、コン トローラごとの仮想ディスク数などがあります。コントローラで仮想ディスクを作成する前にこれらの特徴について理解しておく と役立ちます。 次の項目では、仮想ディスクに適用されるコントローラ情報について説明します。 • • • • • • コントローラの仮想ディスクに関する考慮事項 冗長仮想ディスクおよび非冗長仮想ディスクに同じ物理ディスクを使用することに関連する問題 Linux を実行するシステムでの仮想ディスクに関する考慮事項 仮想ディスクあたりのディスク数 コントローラごとの仮想ディスク数 仮想ディスクの最大サイズの計算 次の項目も参照してください。 • • • • • RAID コントローラの読み取り、書き込み、キャッシュ、およびディスクキャッシュポリシー ホットスペアについて コントローラ - 対応ストライプサイズ ストレージ設定変更をアップデートするための再スキャン 設定変更を表示する際の時間の遅延 メモ: 本マニュアルのほか、コントローラに付属
• • • • • 仮想ディスクの拡張 — 再設定 タスクは、メンバーの物理ディスクの全容量を使用する仮想ディスクの拡張のみに使用できま す。 仮想ディスクの再設定 — 同じ物理ディスクを使用する仮想ディスクが複数ある場合は、再設定 タスクを使用できません。た だし、物理ディスクセットに仮想ディスクが 1 つしか存在しない場合は、その仮想ディスクを再設定できます。 コントローラ上に保存されない仮想ディスク名 — 作成する仮想ディスクの名前は、コントローラ上に保存されません。異なる オペレーティングシステムを使って再起動した場合、新しいオペレーティングシステムが独自の命名規則を使って仮想ディスク 名を変更することがあります。 クラスタが有効になっているコントローラでの仮想ディスクの作成と削除 — クラスタが有効になっているコントローラから仮 想ディスクを作成または削除する際は、特に考慮しなければならない点があります。 チャネルの冗長性の実装 — 1 つまたは複数のチャネルに冗長データが維持される仮想ディスクは、チャネルが冗長化されてい ます。チャネルの 1 つが失敗すると、冗長データが別のチャネルに存在する
メモ: ソフトウェア RAID コントローラでは、仮想ディスクを作成できるのは SATA ドライブを使用した場合のみです。 関連概念 仮想ディスクあたりのディスク数 Linux を実行するシステムでの仮想ディスクに関する考慮事 項 Linux オペレーティングシステムのバージョンによって、仮想ディスクサイズは 1TB に制限されます。1TB 以上の仮想ディスクを作 成する前に、オペレーティングシステムがこの仮想ディスクサイズをサポートしているかどうかを確認してください。お使いのオ ペレーティングシステムのサポート内容は、そのオペレーティングシステムのバージョンおよびこのオペレーティングシステムに対 して実行したアップデートや修正の内容によって異なります。また、周辺機器の容量が 1TB 超の仮想ディスクに対応しているかも 調べてください。詳細に関しては、ご使用のオペレーティングシステムおよび周辺機器のマニュアルを参照してください。 仮想ディスクあたりのディスク数 仮想ディスクに含める物理ディスク数には制限があります。これらの制限はコントローラによって異なります。仮想ディスクの作 成で、コントローラは一部のス
SAS RAID コントローラ SAS コントローラを使用する場合、コントローラは選択した RAID レベルの作成に必要な最小物理ディスク数から提供される最大空 きディスク容量を基に、仮想ディスクの最大サイズを計算します。たとえば、RAID 5 を指定した場合は、3 台の物理ディスクを基 に最大仮想ディスクサイズを計算します。これは、仮想ディスク数が 3 台あれば RAID 5 を作成できるためです。 チャネル冗長仮想ディスク 仮想ディスクを作成する場合、異なるチャネルに接続されているディスクを使ってチャネルの冗長性を実装することができます。 この設定は、サーマルシャットダウンの対象となるエンクロージャ内のディスクに使用することができます。 メモ: チャネルの冗長性は、複数チャネを持ち外付けディスクエンクロージャに接続されているコントローラにのみ適用されま す。 関連概念 チャネル冗長性 関連タスク チャネル冗長仮想ディスクの作成 仮想ディスクの作成 お使いのコントローラがこの機能をサポートするかどうかを確認するには、「対応機能」を参照してください。 RAID 機能を実装するには、仮想ディスクを作成する必
仮想ディスクを再構築するには、次の手順を実行します。 1. 仮想ディスク再構築と容量拡張の開始とターゲット RAID レベルについての情報を確認します。 2. ツリービューで、仮想ディスクが存在するコントローラを特定します。仮想ディスク オブジェクトが表示されるまでコントロー ラオブジェクトを展開します。 3. 仮想ディスクの タスク ドロップダウンリストボックスから 再構築 タスクを選択し、実行 をクリックします。 4. 再構築ウィザードを使用して、再構築 タスクを完了します。 仮想ディスク再構成と容量拡張の開始とターゲット RAID レベル 仮想ディスクの作成後、仮想ディスクを再構成できるかどうかは、コントローラ、RAID レベル、および利用可能な物理ディスクに 応じて異なります。 表 28.
メモ: Storage Management に表示されるコントローラの順序は、ヒューマンインタフェース(HII)および PERC オプション ROM に表示される順序と異なる場合があります。コントローラの順序が原因で制限が生じることはありません。 メモ: ソフトウェア RAID コントローラを使用して仮想ディスクを作成するときは、その仮想ディスクにリンクされている物理 ディスクに関連する情報が、短時間の遅延後、Storage Management に列挙または表示されます。情報表示の遅れは、機能制 限の原因にはなりません。パーシャル仮想ディスクを作成している場合は、Storage Management で、各パーシャル仮想ディ スクの作成プロセスの間に十分な時間の余裕を持たせることが推奨されます。 メモ: RAID 10 仮想ディスクの再構成操作は、インテリジェントミラーリングではサポートされません。 関連概念 RAID レベルと連結の選択 冗長仮想ディスクの整合性の維持 お使いのコントローラがこの機能をサポートするかどうかを確認するには、「対応機能」を参照してください。 仮想ディスクの 整合性チェック
表 29.
2. 巡回読み取り を実行し、システムイベントログをチェックして新しい不良ブロックが検出されないことを確認します。 不良ブロックがまだ存在する場合は、手順 3 に進みます。存在しない場合は、状態が解決しているので手順 3 に進む必要はあ りません。 3.
プロパティ 定義 • • • • • 冗長性失敗 — この状況は、仮想ディスクの初期整合性チェックがキャンセルされ たか、正常に行われなかった場合に表示されます。また、RAID 1、RAID 10 または RAID 1 連結仮想ディスクで物理ディスクの故障が発生したときにも表示されるこ とがあります。さらに、仮想ディスクが冗長性失敗状況を表示する原因となり得 る、その他の仮想ディスクおよびファームウェア関連状況もあります。仮想ディス クが冗長性失敗状況にあるときは、整合性チェックの実行で仮想ディスクが準備完 了状況に戻る場合があります。 バックグラウンド初期化 — 仮想ディスク上でバックグラウンド初期化が実行され ています。 フォーマット中 — 仮想ディスクがフォーマットされています。詳細については、 「フォーマット、初期化、低速および高速初期化」を参照してください。 初期化中 — 仮想ディスクが初期化されています。詳細については、「フォーマッ ト、初期化、低速および高速初期化」を参照してください。 一部のコントローラでは、仮想ディスク状況はコントローラが I/O 操作を行うまで アップデートされませ
プロパティ 定義 読み取りポリシー コントローラが選択された仮想ディスクに使用している読み取りポリシーが表示され ます。「RAID コントローラの読み取り、書き込み、キャッシュ、およびディスクキャッ シュポリシー」を参照してください。 書き込みポリシー コントローラが選択された仮想ディスクに使用している書き込みポリシーが表示され ます。「RAID コントローラの読み取り、書き込み、キャッシュ、およびディスクキャッ シュポリシー」を参照してください。 キャッシュポリシー コントローラが選択された仮想ディスクに使用しているキャッシュポリシーが表示さ れます。「RAID コントローラの読み取り、書き込み、キャッシュ、およびディスクキャ ッシュポリシー」を参照してください。 ストライプサイズ 仮想ディスクのストライプサイズが表示されます。 ディスクキャッシュポリシー 仮想ディスクの一部である物理ディスクのディスクキャッシュポリシーが有効か無効 かを表示します。「RAID コントローラの読み取り、書き込み、キャッシュ、およびディ スクキャッシュポリシー」を参照してください。 仮想ディスクタスク
仮想ディスクの再設定 お使いのコントローラがこの機能をサポートするかどうかを確認するには、「対応機能」を参照してください。 再設定 タスクでは、仮想ディスクのプロパティを変更することができます。たとえばこのタスクを使用して物理ディスクを追加し たり RAID レベルを変更することが可能です。 関連タスク 仮想ディスクタスク:再設定(手順 1/3) 仮想ディスクタスク:再設定(手順 2/3) 仮想ディスクタスク:再設定(手順 3/3) フォーマット、初期化、低速および高速初期化 お使いのコントローラがこの機能をサポートするかどうかを確認するには、「対応機能」を参照してください。 フォーマット、初期化、低速初期化、または 高速初期化 タスクでは、仮想ディスク上のファイルの消去とファイルシステムの削除 を行うことができます。一部のコントローラでは、使用する前に仮想ディスクを初期化する必要があります。 関連概念 低速および高速初期化 低速初期化の考慮事項 バックグラウンドの初期化のキャンセル お使いのコントローラがこの機能をサポートするかどうかを確認するには、「対応機能」を参照してください。 バックグラウンドの初
整合性チェックの実行 お使いのコントローラがこの機能をサポートするかどうかを確認するには、「対応機能」を参照してください。 整合性チェック タスクは、冗長(パリティ)情報の正確さを検証します。このタスクは冗長仮想ディスクにのみ適用されます。必 要なときは、整合性チェック タスクが冗長データを再構築します。仮想ディスクが失敗した冗長性状態にある場合、整合性チェッ クを実行することによって、仮想ディスクを準備完了状態に戻すことができる可能性があります。 関連概念 整合性チェック率の設定 整合性チェックのキャンセル お使いのコントローラがこの機能をサポートするかどうかを確認するには、「対応機能」を参照してください。 整合性チェックのキャンセル タスクは、進行中の整合性チェック操作を停止します。 整合性チェックの一時停止 お使いのコントローラがこの機能をサポートするかどうかを確認するには、「対応機能」を参照してください。 整合性チェックの一時停止 タスクは、進行中の整合性チェックを一時停止します。 メモ: 整合性チェックの一時停止は、仮想ディスクの 状況 プロパティをただちに 再同期化一時停止 にアップデートしま
も、新しく割り当てたホットスペアでデータは再構築されません。元のホットスペアの物理ディスクで再構築を再初期化する 必要があります。 仮想ディスクポリシーの変更 お使いのコントローラがこの機能をサポートするかどうかを確認するには、「対応機能」を参照してください。 ポリシーの変更 タスクでは、仮想ディスクの読み取り、書き込み、またはキャッシュポリシーを変更することができます。読み取 り、書き込み、およびキャッシュのポリシーへの変更は、選択した仮想ディスクにのみ適用されます。このタスクは、コントロー ラ上のすべての仮想ディスクのポリシーを変更するものではありません。 関連概念 RAID コントローラの読み取り、書き込み、キャッシュ、およびディスクキャッシュポリシー メンバーディスクの交換 お使いのコントローラがこの機能をサポートするかどうかを確認するには、「対応機能」を参照してください。 メンバーディスクの交換 タスクは、メンバー設定の交換 オプションを提供することにより、仮想ディスクのメンバーである物理デ ィスクから別の物理ディスクにデータをコピーすることを可能にします。異なるアレイグループから複数のデータコ
仮想ディスクを作成する前に、「仮想ディスクを作成する前の考慮事項」の情報をよくお読みください。「RAID レベルと連結の選択」 も確認してください。 メモ: このタスクは、HBA モードで実行されている PERC ハードウェアコントローラではサポートされません。 仮想ディスク作成の簡易設定ウィザード を使用して仮想ディスクを作成するには、次の手順を実行します。 1. Server Administrator ページの左側で、ストレージ を展開します。 2. をクリックします。 3. 仮想ディスク をクリックします。 コントローラ上の仮想ディスク <コントローラ名> ページ が表示されます。 4. 仮想ディスクの作成ウィザードに進む をクリックします。 仮想ディスクの作成ウィザード(手順 1)<コントローラ名> ページが表示されます。 5.
メモ: 仮想ディスクにはそれぞれ固有の名前を付けることが推奨されます。同じ名前の仮想ディスクがあると、生成された アラートの区別が困難になります。 メモ: 物理ディスクが SMART アラートを受信している場合、そのディスクを仮想ディスクで使用することはできません。 SMART アラートに関する詳細については、「RAID コントローラにおけるディスク信頼性の監視」を参照してください。 2. サイズ フィールドに、仮想ディスクのサイズを入力します。 仮想ディスクのサイズは、 サイズ フィールドの近くに表示される最大値および最小値内である必要があります。仮想ディスク の最大サイズの算出方法については、「最大仮想ディスクサイズの計算」を参照して下さい。 場合によっては、仮想ディスクは指定したサイズより若干大きくなります。仮想ディスクの作成ウィザード は、物理ディスク 容量の一部を使用不可状態することを避けるため、仮想ディスクのサイズを調節します。 3.
• • • • は機能を続行します。この機能ではデータの冗長性と優れた読み取りパフォーマンスが提供されますが、書き込みパフォー マンスは若干低下します。RAID 1 を使うためには、システムに少なくとも 2 つの物理ディスクが必要です。 分散パリティ使用のストライピングには、RAID 5 を選択します。この選択は、n 台のディスクを、ディスク n-1 台分の容量 を持つ 1 つの大きな仮想ディスクにグループ化します。ディスクに不具合が生じても、仮想ディスクは引き続き機能します。 この機能では、より良いデータ冗長性と読み取りパフォーマンスが提供されますが、書き込みパフォーマンスが低下します。 RAID 5 を使用するには、システムに少なくとも 3 台の物理ディスクが必要です。 追加の分散パリティを使用するストライピングには、RAID 6 を選択します。 この選択は、n 台のディスクを、ディスク n-2 台分の容量を持つ 1 つの大きな仮想ディスクにグループ化します。仮想ディスクは、最大 2 台のディスク障害までに対して 機能し続けます。RAID 6 では読み取りのパフォーマンスが向上しますが、書き込みは
バスプロトコル および メディアタイプ についての詳細は、「仮想ディスクプロパティとタスク」を参照してください。 10.
必要なコネクタと、対応する物理ディスクを選択し、続行 をクリックします。 仮想ディスク作成の詳細設定ウィザード(手順 3) 仮想ディスク作成の詳細設定ウィザード(手順 3/3 ) - <コントローラ名> のページに、選択した RAID レベルの属性概要が表示さ れます。属性には バスプロトコル、ストライプエレメントサイズ、読み込みポリシー、および選択した物理ディスクが含まれま す。選択した RAID レベルには、仮想ディスク属性のデフォルト値(RAID レベルを除く)が推奨されます。 1. 名前 フィールドに、仮想ディスクの名前を入力します。 仮想ディスクの名前には英数字、スペース、ダッシュ、およびアンダースコアのみを使用できます。最大文字数はコントローラ によって異なります。多くの場合、最大文字数は 15 文字です。 仮想ディスク名の始めと終わりにスペースを使用することはできません。仮想ディスクにはそれぞれ固有の名前を付けること が推奨されます。同じ名前の仮想ディスクがあると、生成されたアラートの区別が困難になります。 2.
仮想ディスク作成の詳細設定ウィザード(手順 3/3) - <コントローラ名> ページで、専用ホットスペアに適している物理ディスク のそれぞれの横にチェックボックスが表示されます。専用ホットスペアを割り当てる場合は、 物理ディスク のチェックボックス を選択します。 作成している仮想ディスク用のホットスペアに適した物理ディスクがコントローラにない場合は、物理ディスク チェックボックス は表示されません。例えば、使用可能な物理ディスクが、仮想ディスクを保護するには小さすぎるなどといった場合です。物理デ ィスク チェックボックスが表示されない場合は、サイズの小さい仮想ディスクを指定、異なる RAID レベルを使用、またはディス クの選択を変更する必要がある場合があります。 メモ: 暗号化仮想ディスクを作成している場合は、ホットスペアの候補として暗号化物理ディスクが表示されます。 関連概念 仮想ディスクの最大サイズの計算 RAID コントローラにおけるディスクの信頼性のモニタ チャネル冗長性 RAID とは? RAID コントローラの読み取り、書き込み、キャッシュ、およびディスクキャッシュポリシー 書き込みポリシー
物理ディスクまたは物理デバイスのプロパティ 物理ディスクまたは物理デバイスのタスク 仮想ディスク作成の詳細設定ウィザード 仮想ディスク作成の簡易設定ウィザード 仮想ディスクの再設定(手順 1/3) 1.
• • • • • トするかについては、「仮想ディスクごとの物理ディスク数」を参照してください。連結の使用はデータ冗長性を提供せず、 読み込みおよび書き込みパフォーマンスに影響することもありません。 ストライピングに RAID 0 を選択 — この選択では、n 台のディスクが n 台のディスクの合計容量を備えたひとつの大きな仮 想ディスクとしてグループ化されます。データを均等に分配するため、データはディスクに対して交互に保存されます。こ のモードにはデータ冗長性はありませんが、読み込みおよび書き込みパフォーマンスが向上されます。 ディスクのミラーリングに RAID 1 を選択 — この選択は、2 つのディスクを 1 つのディスクの容量を持つ 1 つの仮想ディス クとしてグループ化します。データは両方のディスク上に複製されます。1 つのディスクに不具合が生じても、仮想ディスク は引き続き機能します。この機能ではデータの冗長性と優れた読み取りパフォーマンスが提供されますが、書き込みパフォ ーマンスは若干低下します。RAID 1 を使用するには、システムに少なくとも 2 台の物理ディスクが必要です。 分散
仮想ディスクタスク:再設定(手順 3/3) お使いのコントローラがこの機能をサポートするかどうかを確認するには、「対応機能」を参照してください。 仮想ディスク再設定手順 3 ページでは、仮想ディスク再設定を完了する前に行った変更を確認することができます。 1. 変更を確認します。新しい仮想ディスク設定 表に仮想ディスクに行った変更が表示されます。以前の仮想ディスク設定 には 再設定前の仮想ディスクが表示されます。 2.
ディスクのフォーマットまたは初期化 ディスクをフォーマットまたは初期化するには、以下の手順を実行します。 1. フォーマットまたは初期化で破壊される仮想ディスクを確認し、重要なデータが失われないようにします。ページの最下部の 点 滅 をクリックして、仮想ディスクに含まれている物理ディスクを点滅させます。 2. 開始するタスクに応じて、準備完了時に次のオプションをクリックします。 • • • • フォーマット 初期化 低速初期化 高速初期化 仮想ディスクをフォーマットまたは初期化しないで終了するには、仮想ディスクページに戻る をクリックします。 Storage Management での仮想ディスクタスクの見つけ方 1. Server Administrator ウィンドウのシステムツリーで、ストレージ を展開してコントローラオブジェクトを表示します。 2. コントローラ オブジェクトを展開します。 3. 仮想ディスクオブジェクトを選択します。 4.
1. Server Administrator ウィンドウのシステムツリーで、ストレージ を展開してコントローラオブジェクトを表示します。 2. コントローラ オブジェクトを展開します。 3. 仮想ディスクオブジェクトを選択します。 4. 使用可能なタスク ドロップダウンメニューから 削除 を選択します。 5.
Storage Management でのポリシーの変更の見つけ方 1. Server Administrator ウィンドウのシステムツリーで、ストレージ を展開してコントローラオブジェクトを表示します。 2. コントローラ オブジェクトを展開します。 3. 仮想ディスクオブジェクトを選択します。 4. 使用可能なタスク ドロップダウンボックスから ポリシーの変更 を選択します。 5.
Storage Management でのミラーの解除の見つけ方 1. Server Administrator ウィンドウのシステムツリーで、ストレージ を展開してコントローラオブジェクトを表示します。 2. コントローラ オブジェクトを展開します。 3. 仮想ディスク オブジェクトを選択します。 4. 使用可能なタスク ドロップダウンメニューから ミラーの解除 を選択します。 5.
1. ストレージ ツリーオブジェクトを展開して、コントローラオブジェクトを表示します。 2. コントローラ オブジェクトを展開します。 3. 仮想ディスク オブジェクトを選択します。 4. 使用可能なタスク ドロップダウンメニューから 専用ホットスペアの割り当て または 専用ホットスペアの割り当て解除 を選択 します。 5. 実行 をクリックします。 仮想ディスクタスク:メンバーディスクの交換(手順 1/2) メモ: この機能はファームウェアバージョン 6.
Storage Management でのメンバーディスクの交換の見つけ 方 1. Server Administrator ウィンドウのシステムツリーで、ストレージ を展開してコントローラオブジェクトを表示します。 2. コントローラ オブジェクトを展開します。 3. 仮想ディスク オブジェクトを選択します。 4. 使用可能なタスク ドロップダウンメニューから メンバーディスクの交換 を選択します。 5. 実行 をクリックします。 仮想ディスクタスク:メンバーディスクの交換(手順 2/2) このページには、メンバーディスクを交換した仮想ディスクの属性の概要が表示されます。仮想ディスクのメンバー交換タスクを完 了する前に、このページで変更内容を確認してください。 メンバーディスクを交換するには、次の手順を実行します(手順 2/2)。 1. 変更内容を確認します。ソース 物理ディスク 表にはソース物理ディスクの詳細が表示されます。宛先 物理ディスク 表には、宛 先物理ディスクの詳細が表示されます。 2.
15 システム間の物理ディスクおよび仮想ディスク の移動 本項では、システム間で物理と仮想ディスクを移動させる方法について説明します。 関連概念 SAS 仮想ディスクの別のシステムへの移行 トピック: • • 必要条件 SAS 仮想ディスクの別のシステムへの移行 必要条件 SAS コントローラ 仮想ディスクは、同じテクノロジを使用しているコントローラにのみ移行可能です。たとえば、SAS コントローラ上の仮想ディス クは、SAS コントローラに移行する必要があります。 関連概念 RAID コントローラテクノロジ:SATA および SAS SAS コントローラ • • SAS コントローラでは、ひとつのコントローラから別のコントローラへ物理ディスクを移動し、さらに移動先のコントローラへ 外部設定をインポートすることで、仮想ディスクを移行することができます。 SAS コントローラのエンクロージャを移動するときは、エンクロージャを任意のコネクタ番号に移動させてから、移動先コント ローラに外部設定をインポートすることができます。 関連概念 外部設定操作 SAS 仮想ディスクの別のシステムへの移行 仮想ディ
16 ホットスペアでの仮想ディスクの保護 RAID コントローラを用いて仮想ディスクを作成すると、ディスクの故障中でもシステムを引き続き機能させることが可能になりま す。この機能は仮想ディスクにホットスペアを割り当てることによって有効化できます。ディスクが故障すると、システムの動作 を中断させることなく、冗長データがホットスペアに再構築されます。 関連概念 専用ホットスペアに関する考慮事項 専用ホットスペア保護ポリシー トピック: • • • • • ホットスペアについて ホットスペア保護ポリシーの設定 PERC 6/E および PERC 6/I コントローラ上のホットスペアに関する考慮事項 PERC S100 および PERC S300 コントローラ上のホットスペアに関する考慮事項 SAS 6/iR のグローバルホットスペアに関する考慮事項 ホットスペアについて ホットスペアとは、冗長仮想ディスクからのデータの再構築に使用できる未使用のバックアップ物理ディスクできます。ホットス ペアはスタンドバイモードを維持します。冗長仮想ディスク内で使用されている物理ディスクが故障すると、割り当てられたホッ トスペ
専用ホットスペア保護ポリシー 表 31. ホットスペアプロパティ プロパティ 定義 RAID レベル ホットスペア保護ポリシーの設定対象となる RAID レベルを示 します。 最小ディスク数 選択した RAID レベルに専用ホットスペアとして割り当てる物 理ディスクの最小数を示します。 重大度レベル このポリシーの違反があった場合に生成されるアラートに割り 当てる重大度を表示します。 メモ: 仮想ディスクの状態は、このポリシーに指定する重大 度レベルによって決まります。 関連概念 ホットスペア保護ポリシー ホットスペア保護ポリシーの設定 グローバルホットスペア保護ポリシー ホットスペア保護ポリシーのリセット 専用ホットスペアの保護ポリシーをリセットするには、RAID レイアウト をクリアします。 グローバルホットスペア保護ポリシー 表 32.
エンクロージャアフィニティの考慮事項 • • 専用ホットスペアのエンクロージャアフィニティ設定は、PERC 6 シリーズのコントローラにのみ適用されます。 グローバル / 専用ホットスペアのエンクロージャアフィニティ設定は、バージョン 6.
PERC S100 および PERC S300 コントローラ上のホ ットスペアに関する考慮事項 PERC S100 および PERC S300 コントローラでは、ホットスペアが仮想ディスクに割り当てられます。物理ディスクが故障すると、 仮想ディスクが含まれる物理ディスク部分だけがホットスペア上に再構築されます。仮想ディスクに含まれない物理ディスク上 のデータまたは容量は再構築されません。 PERC S100 および PERC S300 コントローラでは、各物理ディスクを複数の仮想ディスクに含める事ができます。物理ディスクの一 部を仮想ディスクに割り当てても、物理ディスクの残りの部分が別の仮想ディスクによる使用から除外されることはありません。 ホットスペアが割り当てられている仮想ディスクのみが再構築されます。Storage Management を使用するとき、PERC S100 およ び PERC S300 コントローラ上でホットスペアとして割り当てられているディスクは、仮想ディスクのメンバーとして使用すること はできません。 S100 および S300 コントローラ上のグローバルホットスペア のサイズ要件
17 ソリッドステートドライブを使用した CacheCade CacheCade は、ソリッドステートドライブ(SSD)ベースの仮想ディスクのランダム読み取りパフォーマンスを向上するために使用 されます。ソリッドステートドライブ(SSD)は、永続的データの保存にソリッドステートメモリを使用するデータストレージデバ イスです。SSD は、I/O パフォーマンス(IOPS)、および / またはストレージデバイスからの書き込み速度(Mbps 単位)を大幅に 向上させます。ストレージコントローラを使用して、 SSD を用いた CacheCade を作成することも可能です。作成された CacheCade は、ストレージ I/O 操作のより優れたパフォーマンスのために使用されます。CacheCade の作成には、シリアルアタッ チド SCSI(SAS)SSD または Serial Advanced Technology Attachment(SATA)SSD のいずれかを使用します。 次のシナリオで、SSD を使用した CacheCade を作成します。 • • • アプリケーションの最大パフォーマンス — 容量を無駄
5. 実行 をクリックします。 CacheCade ページが表示されます。 関連概念 ソリッドステートドライブを使用した CacheCade CacheCade のプロパティ CacheCade ページには、各 CacheCade のプロパティ表が表示されます。 表 33.
CacheCade のサイズ変更 CacheCade のサイズを変更するには、次の手順を実行します。 1. CacheCade ページで、サイズを変更したい CacheCace に移動し、タスク ドロップダウンメニューから サイズの変更... を選択 します。 CacheCade のサイズ変更 ページが表示されます。 2. 利用可能な CacheCade から 必要に応じて追加の CacheCade を追加または削除します。選択したディスクが 選択された物理デ ィスク セクションに表示されます。 メモ: CacheCade に含める SSD を選択またはクリアする間は、元の SSD を少なくとも 1 台残しておきます。 3. 終了 をクリックします。 CacheCade の名前変更 CacheCade の名前を変更するには、次の手順を実行します。 1. CacheCade ページで、名前を変更する CacheCace に移動し、タスク ドロップダウンメニューから 名前の変更 を選択します。 2.
18 トラブルシューティング 本項には、一般的な状況のトラブルシューティングの他、特定の問題に対するトラブルシューティング手順が記載されています。 関連概念 一般的なトラブルシューティング手順 仮想ディスクのトラブルシューティング 特定の問題の状況と解決方法 PCIe SSD のトラブルシューティング トピック: • • • • 一般的なトラブルシューティング手順 仮想ディスクのトラブルシューティング 特定の問題の状況と解決方法 PCIe SSD のトラブルシューティング 一般的なトラブルシューティング手順 本項では、トラブルシューティングで使用できるコマンドや手順について説明します。対象トピックは以下のとおりです。 • • • • • • • • 正しく接続されたケーブル システム要件 ドライバとファームウェア ハードウェア問題の特定 SCSI コントローラの情報をアップデートするための再スキャン 故障したディスクの交換 間違った物理ディスクを取り外してしまった場合のリカバリ Microsoft Windows アップグレード問題の解決 正しく接続されたケーブル 電源コードとアダプタケーブルが正し
関連概念 ドライバとファームウェア ドライバとファームウェア ストレージ管理は対応コントローラのファームウェアとドライバを用いてテストされます。正常に機能するには、コントローラに必 要最低限のバージョンのファームウェアとドライバがインストールされている必要があります。最新バージョンはサポートサイト から取得することができます。 メモ: どのファームウェアとドライバがインストールされているかを確認するには、ツリービューで ストレージ オブジェクト を選択し、情報 / 設定 をクリックします。また、アラートログ で非対応のファームウェアとドライババージョンに関するア ラートを確認することもできます。 最新の改良機能を活用することができるように、最新のサーバーシステム BIOS を定期的に取得して適用することも推奨されます。 サーバーシステム BIOS の詳細については、システムのマニュアルを参照してください。 ハードウェア問題の特定 ハードウェアデバイスに関する タイムアウト アラートを受信したり、それ以外にシステムに接続したデバイスにハードウェアエ ラーが生じていると考えられる場合は、次の操作を行って問題を
ディスクの交換 冗長仮想ディスクの一部になっている故障ディスクを交換するには、次の手順を実行します。 1. 故障したディスクを取り外します。 2.
間違った物理ディスクを取り外してしまった場合のリカバリ 間違えて取り外した物理ディスクが、ホットスペアを持つ冗長仮想ディスクの一部である場合には、仮想ディスクは即時に、また は書き込み要求時に自動再構築されます。再構築の完了後、データは以前にホットスペアとして割り当てられたディスクに再構築 されるため、仮想ディスクのホットスペアがなくなります。この場合は、新規のホットスペアを割り当てます。 取り外した物理ディスクがホットスペアを持たない冗長仮想ディスクの一部である場合、物理ディスクを交換して再構築タスクを 実行します。 物理ディスクの再構築およびホットスペアの割り当てについては、「ホットスペアについて」を参照してください。 取り外す物理ディスクの LED ディスプレイを点滅させることにより、間違った物理ディスクの取り外しを防ぐことができます。 LED ディスプレイの点滅についての詳細は、「物理ディスクの点滅および点滅停止」を参照してください。 Microsoft Windows アップグレード問題の解決 Microsoft Windows のオペレーティングシステムをサーバー上でアップグレードした場合、アッ
再構築のエラーを伴う完了 冗長(パリティ)情報を含むディスクの一部が破損している場合、再構築がエラーを伴って完了します。再構築プロセスは、ディ スクの正常な部分からデータを復元することはできますが、破損している部分からの復元はできません。 再構築が破損している部分以外のすべてのディスクのデータを復元できる場合は、作業の正常な完了を表示すると同時にアラート 2163 も生成されます。アラートメッセージに関する情報は、『Server Administrator メッセージリファレンスガイド 』を参照してくだ さい。 再構築はセンスキーエラーも報告することがあります。その場合は、次の処置を実行して最大限のデータを復元します。 1.
冗長仮想ディスクおよび非冗長仮想ディスクに同じ物理ディ スクを使用することに関連する問題 仮想ディスクの作成時には、同じ物理ディスクを冗長仮想ディスクと非冗長仮想ディスクの両方に使用しないようにします。これ はすべてのコントローラで同様です。冗長仮想ディスクと非冗長仮想ディスクの両方に同じ物理ディスクを使用すると、データ損 失を含む予期しない不具合の原因となる場合があります。 メモ: SAS コントローラでは、同じ物理ディスクセット上に冗長と非冗長仮想ディスクを作成することはできません。 特定の問題の状況と解決方法 本項では、追加のトラブルシューティング情報について説明します。 次のトピックが含まれます。 • • • • • • • • • • • • 物理ディスクがオフラインまたはエラー状態と表示される 置換、センス、またはメディアエラーで不良ブロックアラートを受信する 読み取りおよび書き込み操作で問題が発生する タスクメニューオプションが表示されない 再起動中に破損ディスクまたはドライブメッセージによって自動チェックの実行が提案される Windows が休止状態になった後で間違った状態とエラーメッセー
• • • • 整合性チェック 再構築 仮想ディスクフォーマット I/O 再構築を行った結果、または仮想ディスクが劣化状態にある間にアラート 2146~2150 を受信する場合、バックアップから復元する ことなく破損ディスクからデータを回復することはできません。再構築以外の状況でアラート 2146~2150 を受信する場合は、デー タ回復が可能である場合があります。これらの状況のそれぞれについて次に説明します。 再構築中または仮想ディスクが劣化中にアラート 2146~ 2150 を受信した場合 次の手順を実行します。 1. 破損した物理ディスクを交換します。 2. 新しい仮想ディスクを作成し、仮想ディスクを完全に再同期化させます。 再同期化が行われている間、仮想ディスクの状態は 再同期中 です。 3.
Windows が休止状態になった後で間違った状態とエラーメッ セージが表示される Windows の休止機能のアクティブ化は、Storage Management が間違った状態情報とエラーメッセージを表示する原因となる場合が あります。この問題は、Windows オペレーティングシステムが休止状態から回復すると解決されます。 Storage Management で温度プローブ状態のアップデート前 に遅延が生じる エンクロージャ温度および温度プローブ状態を表示するため、Storage Management は一定の間隔でエンクロージャファームウェア をポーリングして温度および状態情報を取得します。一部のエンクロージャでは、エンクロージャファームウェアが現在の温度と温 度プローブ状態を報告するまでに短い遅延が生じます。これにより、現在のエンクロージャ温度および温度プローブ状態の表示前に 遅延が発生する場合があります。 関連概念 温度プローブの警告しきい値の変更 Storage Management で再起動後にストレージデバイス表示 の遅延が生じる Storage Management では、再起動後に
物理ディスクがエンクロージャオブジェクトではなくコネク タオブジェクト下に表示される Storage Management は頻繁に物理ディスクの状態をポーリングします。物理ディスクがエンクロージャにある場合、SCSI エンク ロージャプロセッサ(SEP)によって報告されたデータを使って、物理ディスクの状態が確認されます。 SEP が機能していない場合、Storage Management は物理ディスクの状態をポーリングできますが、それらをエンクロージャ内にあ る物理ディスクとして識別することはできません。この場合、ツリー表示にあるコネクタオブジェクトの下に物理ディスクが表示 され、エンクロージャオブジェクトの下には表示されません。 この問題は、Server Administrator サービスを再起動またはシステムを再起動することによって解決できます。Server Administrator サービスの再起動の詳細については、『Server Administrator ユーザーズガイド』を参照してください。 PCIe SSD のトラブルシューティング 次の項では、PCIe SSD に関するトラブルシュー
19 よくあるお問い合わせ(FAQ) 本項では、ストレージ環境でよく発生する状況を扱ったよくあるお問い合わせについて説明しています。 • • • • • • • • 構築が上手くできない理由 間違ったディスクの取り外しを防ぐ方法 物理ドライブの安全な取り外しまたは取り替え方法 間違った物理ドライブを取り外してしまった場合の回復方法 インストールされているファームウェアバージョンの特定方法 接続されたコントローラの識別 アラームをオフにする方法 最適 RAID レベルの特定方法 トピック: • • • • • • • • 構築が上手くできない理由 間違ったディスクの取り外しを防ぐ方法 物理ドライブの安全な取り外しまたは取り替え方法 間違った物理ドライブを取り外してしまった場合の回復方法 インストールされているファームウェアバージョンの特定方法 接続されたコントローラの識別方法 アラームをオフにする方法 最適 RAID レベルの特定方法 構築が上手くできない理由 詳細については、「再構築が機能しない」を参照してください。 間違ったディスクの取り外しを防ぐ方法 取り外したいディスクの LED 表示を点滅さ
故障したディスクの交換 SMART アラートを受けた物理ディスクの交換 間違った物理ドライブを取り外してしまった場合の 回復方法 詳細については、「誤った物理ディスクの取り外しからのリカバリ」を参照してください。 インストールされているファームウェアバージョンの 特定方法 コントローラのプロパティ情報には、コントローラにインストールされているファームウェアのバージョンが表示されます。スト レージ ツリービューのオブジェクトから、システムに接続されているコントローラすべてのファームウェアバージョンを表示するこ とができます。また、この情報は、コントローラの 情報 / 設定 ページでも表示できます。 すべてのコントローラのファームウェアバージョンを表示するには、次の手順を実行します。 1. ツリービューで ストレージ オブジェクトを選択します。 2.
20 対応機能 それぞれのコントローラは、異なる機能をサポートしています。Storage Management のメニューに表示されるタスクとその他の機 能は、コントローラがその機能をサポートするかによって異なります。本項では、コントローラがサポートする機能をリストしてい ます。コントローラの詳細については、お使いのハードウェアのマニュアルを参照してください。 メモ: Storage Management に表示されるコントローラの順序は、ヒューマンインタフェース(HII)および PERC オプション ROM に表示される順序と異なる場合があります。コントローラの順序が原因で制限が生じることはありません。 関連概念 PERC 6/ コントローラの対応機能 PERC ハードウェアコントローラの対応機能 SAS 6iR および PERC H200 コントローラの対応機能 PERC S100、PERC S110、PERC S130、および S300 コントローラにおける対応機能 サポートされる非 RAID コントローラ エンクロージャとバックプレーンの機能 トピック: • • • • • • • PERC 6/
コントローラタスク名 PERC 6/E PERC 6/I PERC 6/I モジュラー アラームの消音 いいえ 該当なし 該当なし アラームのテスト いいえ 該当なし 該当なし 設定のリセット はい はい はい 再構築率の設定 はい はい はい バックグラウンド初期化率の 設定 はい はい はい 整合性チェック率の設定 はい はい はい 再構成率の設定 はい はい はい コントローラの再スキャン いいえ いいえ いいえ 仮想ディスクの作成 はい はい はい ログファイルのエクスポート はい はい はい 外部設定のクリア はい はい はい 外部設定のインポート はい はい はい 外部設定のインポート / リカ バリ はい はい はい 巡回読み取りモードの設定 はい はい はい 巡回読み取りの開始 はい はい はい 巡回読み取りの停止 はい はい はい メンバーの交換 ファームウェア 6.1 以降で対応 ファームウェア 6.1 以降で対応 ファームウェア 6.
PERC 6/ コントローラ対応のバッテリタスク 表 35. PERC 6/ コントローラ対応のバッテリタスク バッテリタスク名 PERC 6/E PERC 6/I PERC 6/I モジュラー バッテリの修正 いいえ いいえ いいえ 学習サイクルの開始 はい はい はい 学習サイクルの遅延 はい はい はい PERC 6/ コントローラ対応のコネクタタスク 表 36. PERC 6/ コントローラ対応のコネクタタスク コネクタタスク名 PERC 6/E PERC 6/I PERC 6/I モジュラー コネクタの再スキャン いいえ いいえ いいえ PERC 6/ コントローラ対応の物理ディスクタスク 表 37.
仮想ディスクのタスク名 PERC 6/E PERC 6/I PERC 6/I モジュラー 仮想ディスク作成の簡易設定 ウィザード はい はい はい 名前の変更 はい はい はい 点滅 / 点滅停止 はい はい はい 再設定 はい はい はい ポリシーの変更 はい はい はい ミラーの分割 いいえ いいえ いいえ ミラーの解除 いいえ いいえ いいえ 最後の仮想ディスクの削除 はい はい はい 仮想ディスクタスク(任意)の はい 削除 はい はい 整合性のチェック はい はい はい 整合性チェックのキャンセル はい はい はい 整合性チェックの一時停止 いいえ いいえ いいえ 整合性チェックの再開 いいえ いいえ いいえ バックグラウンド初期化(BGI) はい のキャンセル はい はい 仮想ディスクのフォーマット いいえ いいえ いいえ 仮想ディスクフォーマットの キャンセル いいえ いいえ いいえ 無効ディスクセグメントの復 元 いいえ いいえ いいえ 仮想ディスクの初期
仮想ディスクの仕様 PERC 6/E PERC 6/I PERC 6/I モジュラー 最小ストライプサイズ 8K 8K 8K 最大ストライプサイズ 1MB 1MB 1MB ディスクグループあたりの仮 想ディスク最大数 16 16 16 連結できる物理ディスクの最 大数 該当なし 該当なし 該当なし RAID 0 の物理ディスク最大数 32 32 32 RAID 1 の物理ディスク最大数 2 2 32 32 RAID 10 の物理ディスク最大 数 256 (ファームウェアバージョ 16 ン 6.
PERC 6 コントローラ対応の読み取り、書き込み、およびキャ ッシュポリシー 表 41. PERC 6/ コントローラ対応の読み取り、書き込み、およびキャッシュポリシー 読み取り、書き込み、およびキ PERC 6/E ャッシュポリシー PERC 6/I PERC 6/I モジュラー キャッシュ設定 はい はい はい 読み取りポリシー はい はい はい 先読み(有効) はい はい はい 先読みなし(無効) はい はい はい 書き込みポリシー はい はい はい ライトバック(有効) はい はい はい ライトスルー(無効) はい はい はい ライトバックの強制(常時有 効) はい はい はい 書き込みキャッシュ有効、保護 いいえ いいえ いいえ キャッシュポリシー いいえ いいえ いいえ ディスクキャッシュポリシー はい はい はい キャッシュ I/O いいえ いいえ いいえ ダイレクト I/O いいえ いいえ いいえ PERC 6/ コントローラでのエンクロージャサポート 表 42.
• • • • • • • コネクタタスク 物理ディスクタスク 仮想ディスクタスク 仮想ディスクの仕様 対応 RAID レベル 読み取り、書き込み、キャッシュ、およびディスクキャッシュポリシー エンクロージャサポート エンクロージャ対応のタスクについては、「エンクロージャおよびバックプレーンの機能」を参照してください。 PERC ハードウェアコントローラ対応のコントローラタスク 表 43.
コントローラタ スク名 PER PER PERC C C H700 ア H800 H81 ダプタ / 0 ア 内蔵 ダプ タ 外部設定のイン ポート / リカバ リ はい はい 巡回読み取りモ ードの設定 はい 巡回読み取りの 開始 PERC H700 モジ ュラー PERC H710 ア ダプ タ/ミ ニモノ リシッ ク/ミ ニブレ ード PERC H710P アダプ タ PERC H310 アダ プタ / ミニ ブレ ード / ミニ モノ リシ ック PERC H730P アダプ タ/ミ ニモノ リシッ ク/ミ ニブレ ード / スリム PERC H730 アダプ タ/ミ ニモノ リシッ ク/ミ ニブレ ード PERC H330 ア ダプタ / ミニモノ リシッ ク / ミニ ブレー ド / 内蔵 PERC H830 アダプ タ PERC FD33xD / FD33xS はい はい はい はい はい はい はい はい はい はい はい はい はい はい はい はい はい はい はい はい はい はい はい はい はい はい
コントローラタ スク名 PER PER PERC C C H700 ア H800 H81 ダプタ / 0 ア 内蔵 ダプ タ RAID0 の自動設 定 該当 なし 非 RAID HDD デ ィスクキャッシ ュポリシー 該当 なし PERC H700 モジ ュラー PERC H710 ア ダプ タ/ミ ニモノ リシッ ク/ミ ニブレ ード PERC H710P アダプ タ PERC H310 アダ プタ / ミニ ブレ ード / ミニ モノ リシ ック PERC H730P アダプ タ/ミ ニモノ リシッ ク/ミ ニブレ ード / スリム PERC H730 アダプ タ/ミ ニモノ リシッ ク/ミ ニブレ ード PERC H330 ア ダプタ / ミニモノ リシッ ク / ミニ ブレー ド / 内蔵 PERC H830 アダプ タ PERC FD33xD / FD33xS 該当 該当なし なし 該当 なし 該当な し 該当な し 該当 なし はい はい いいえ はい はい 該当 該当なし なし 該当 なし 該当な し 該当な し 該当 なし はい は
PERC ハードウェアコントローラ対応のコネクタタスク 表 45.
物理デ ィスク のタス ク名 PER C H80 0 PER PERC H700 C アダプタ / H810 内蔵 アダ プタ PERC H700 モジュ ラー PERC H710 ア ダプタ / ミニブレ ード / ミ ニモノリ シック PERC H710 Pア ダプ タ PERC H310 ア ダプタ / ミニブ レード / ミニモ ノリシ ック PERC H730P ア ダプタ / ミニモノ リシック / ミニブレ ード / ス リム PERC H730 ア ダプタ / ミニモ ノリシ ック / ミニブ レード PERC H330 ア ダプタ / ミニモノ リシッ ク / ミニ ブレー ド / 内蔵 PERC H830 アダプ タ PER C FD3 3xD/ FD3 3xS ディス クのフ ォーマ ット いい え いい え いいえ いいえ いいえ いい え いいえ いいえ いいえ いいえ いいえ いい え はい いい え はい はい いいえ いい え いいえ いいえ いいえ いいえ いいえ いい え クリア のキャ ンセル は
仮想ディスクの PER タスク名 C H80 0 PER C H81 0ア ダプ タ PERC H700 アダ プタ / 内 蔵 / モジ ュラー PERC H710 ア ダプタ / ミニモノ リシッ ク / ミニ ブレード PERC H710P アダプ タ/ミ ニブレ ード / ミニモ ノリシ ック PERC H310 ア ダプタ / ミニブ レード / ミニモ ノリシ ック PERC H730P アダプ タ / ミニ モノリシ ック / ミ ニブレー ド / スリ ム PERC H730 ア ダプタ / ミニモノ リシッ ク / ミニ ブレード PERC H330 ア ダプタ / ミニモノ リシッ ク / ミニ ブレー ド / 内蔵 PER C H83 0ア ダプ タ PERC FD33xD/ FD33xS 仮想ディスク作 はい 成の詳細設定ウ ィザード はい はい はい はい はい はい はい はい はい はい 仮想ディスク作 はい 成の簡易設定ウ ィザード はい はい はい はい はい はい はい はい はい はい 名前の変更 はい
仮想ディスクの PER タスク名 C H80 0 PER C H81 0ア ダプ タ PERC H700 アダ プタ / 内 蔵 / モジ ュラー PERC H710 ア ダプタ / ミニモノ リシッ ク / ミニ ブレード PERC H710P アダプ タ/ミ ニブレ ード / ミニモ ノリシ ック PERC H310 ア ダプタ / ミニブ レード / ミニモ ノリシ ック PERC H730P アダプ タ / ミニ モノリシ ック / ミ ニブレー ド / スリ ム PERC H730 ア ダプタ / ミニモノ リシッ ク / ミニ ブレード PERC H330 ア ダプタ / ミニモノ リシッ ク / ミニ ブレー ド / 内蔵 PER C H83 0ア ダプ タ PERC FD33xD/ FD33xS 仮想ディスクの はい 不良ブロックの クリア はい はい はい はい はい いいえ いいえ はい はい はい PERC ハードウェアコントローラ用仮想ディスクの仕様 表 48.
仮想ディ PER PER PERC スクの仕 C C H700 アダ 様 H800 H81 プタ / 内 0 ア 蔵 / モジュ ダプ ラー タ PERC H710 ミニブ レード PERC H710 ア ダプ タ/ミ ニモノ リシッ ク PER C H710 Pア ダプ タ PERC H310 アダプ タ/ミ ニブレ ード / ミニモ ノリシ ック PERC H730P アダプ タ / ミニ モノリシ ック / ミ ニブレー ド / スリ ム PERC H730 ア ダプタ / ミニモノ リシッ ク / ミニ ブレード PERC H330 ア ダプタ / ミニモノ リシッ ク / ミニ ブレード / 内蔵 PER PERC C FD33xD/ H83 FD33xS 0ア ダプ タ ィスクの 最大数 RAID 0 32 の物理デ ィスク最 大数 32 32 32 32 32 16 32 32 16 32 32 RAID 1 2 の物理デ ィスク最 大数 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 RAID 5 32 の物理デ ィスク最 大数
仮想ディ PER PER PERC スクの仕 C C H700 アダ 様 H800 H81 プタ / 内 0 ア 蔵 / モジュ ダプ ラー タ PERC H710 ミニブ レード PERC H710 ア ダプ タ/ミ ニモノ リシッ ク PER C H710 Pア ダプ タ PERC H310 アダプ タ/ミ ニブレ ード / ミニモ ノリシ ック PERC H730P アダプ タ / ミニ モノリシ ック / ミ ニブレー ド / スリ ム PERC H730 ア ダプタ / ミニモノ リシッ ク / ミニ ブレード PERC H330 ア ダプタ / ミニモノ リシッ ク / ミニ ブレード / 内蔵 PER PERC C FD33xD/ H83 FD33xS 0ア ダプ タ ィスク最 大数 RAID 60 256 の物理デ ィスク最 大数 256 256 該当な し 256 256 該当な し 256 256 該当なし 256 256 RAID 6 4 の物理デ ィスク最 小数 4 4 4 4 4 該当な し 4 4 該当なし 4 4
PERC ハードウェアコントローラ対応の読み取り、書き込み、 キャッシュ、およびディスクキャッシュポリシー 表 50.
PERC ハードウェアコントローラでのエンクロージャサポー ト 表 51.
コントローラタスク名 SAS 6/iR PERC H200 仮想ディスクの作成 はい はい ログファイルのエクスポート いいえ いいえ 外部設定のクリア はい はい 外部設定のインポート はい はい 外部設定のインポート / リカバリ はい はい 巡回読み取りモードの設定 いいえ いいえ 巡回読み取りの開始 いいえ いいえ 巡回読み取りの停止 いいえ いいえ 巡回読み取りレポート いいえ いいえ 整合性チェックレポート いいえ いいえ スロット占有レポート はい はい 物理ディスクファームウェアバージョ はい ンレポート はい コントローラレポート SAS 6/iR および H200 コントローラ対応のバッテリタスク 表 53.
物理ディスクのタスク名 SAS 6/iR PERC H200 初期化 いいえ いいえ 再構築 該当なし 該当なし 再構築はコントローラによって自動的に開 始されます。 再構築はコントローラによって自動的に開 始されます。 再構築のキャンセル いいえ いいえ 無効ディスクセグメントの削除 いいえ いいえ ディスクのフォーマット いいえ いいえ Clear(クリア) いいえ いいえ クリアのキャンセル いいえ いいえ SAS 6/iR および H200 コントローラ対応の仮想ディスクタ スク 表 56.
仮想ディスクのタスク名 SAS 6/iR PERC H200 仮想ディスクの低速初期化 いいえ いいえ 仮想ディスク初期化のキャンセル いいえ いいえ SAS 6/iR および H200 コントローラ対応の RAID レベル 表 57. SAS 6/iR および H200 コントローラ対応の RAID レベル RAID レベル SAS 6/iR PERC H200 RAID 0 はい はい RAID 1 はい はい RAID 10 いいえ はい SAS 6/iR および PERC H200 コントローラの仮想ディスク仕 様 表 58.
仮想ディスクの仕様 SAS 6/iR PERC H200 RAID 50 の物理ディスク最小数 該当なし 該当なし RAID 6 の物理ディスク最大数 該当なし 該当なし RAID 60 の物理ディスク最大数 該当なし 該当なし RAID 6 の物理ディスク最小数 該当なし 該当なし RAID 60 の物理ディスク最小数 該当なし 該当なし 設定された状況下での最大ディスク数(仮想ディス 8 クまたはホットスペアの一部) 14 * — 近似値 SAS 6/iR および H200 コントローラ対応の読み取り、書き込 み、およびキャッシュポリシー 表 59.
PERC S100、PERC S110、PERC S130、および S300 コントローラにおける対応機能 この項では、コントローラ対応機能、およびエンクロージャをコントローラに接続できるかどうかを示します。 • • • • • • • コントローラタスク 物理ディスクタスク 仮想ディスクタスク 仮想ディスクの仕様 対応 RAID レベル 読み取り、書き込み、キャッシュ、およびディスクキャッシュポリシー エンクロージャサポート PERC S100、PERC S110、PERC S130、および S300 コント ローラでサポートされるコントローラタスク 表 61.
PERC S100、PERC S110、PERC S130、および S300 コント ローラでサポートされる仮想ディスクタスク 表 63.
仮想ディスクの仕様 PERC S100 PERC S110 PERC S130 PERC S300 RAID 0 の物理ディスク最大 数 8 4 10 8 RAID 1 の物理ディスク最大数 2 2 2 2 RAID 5 の物理ディスク最大 数 8 4 10 8 RAID 10 の物理ディスク最大 数 4 4 10 4 連結できる物理ディスクの最 小数 該当なし 該当なし 該当なし 該当なし RAID 0 の物理ディスク最小 数 2 2 2 2 RAID 1 の物理ディスク最小数 2 2 2 2 RAID 5 の物理ディスク最小 数 3 3 3 3 RAID 10 の物理ディスク最小 数 4 4 4 4 メモ: ソフトウェア RAID コントローラを使用して仮想ディスクを作成するときは、その仮想ディスクにリンクされている物理 ディスクに関連する情報が、短時間の遅延後、Storage Management に列挙または表示されます。情報表示の遅れは、機能制 限の原因にはなりません。パーシャル仮想ディスクを作成している
PERC S100、PERC S110、PERC S130、および S300 コント ローラでサポートされる読み取り / 書き込みキャッシュおよ びディスクキャッシュポリシー 表 66.
非 RAID コントローラ対応のコントローラタスク 表 68.
非 RAID コントローラ対応の物理ディスクタスク 表 71. 非 RAID コントローラ対応の物理ディスクタスク 物理ディスクのタスク名 非 RAID SCSI 非 RAID SAS 点滅 / 点滅停止 はい はい グローバルホットスペアの割り当てと割 り当て解除 いいえ いいえ 取り外しの準備 いいえ いいえ オフライン いいえ いいえ オンライン いいえ いいえ 初期化 いいえ いいえ 再構築 いいえ いいえ 再構築のキャンセル いいえ いいえ 無効ディスクセグメントの削除 いいえ いいえ ディスクのフォーマット いいえ いいえ Clear(クリア) いいえ いいえ クリアのキャンセル いいえ いいえ 非 RAID コントローラ対応の仮想ディスクタスク 表 72.
仮想ディスクのタスク名 非 RAID SCSI 非 RAID SAS バックグラウンド初期化(BGI)のキ ャンセル いいえ いいえ 仮想ディスクのフォーマット いいえ いいえ 仮想ディスクフォーマットのキャンセ ル いいえ いいえ 無効ディスクセグメントの復元 いいえ いいえ 仮想ディスクの初期化 いいえ いいえ 仮想ディスクの高速初期化 いいえ いいえ 仮想ディスクの低速初期化 いいえ いいえ 仮想ディスク初期化のキャンセル いいえ いいえ 非 RAID コントローラでのエンクロージャサポート 表 73.
エンクロージャタスク MD1000 ス トレージ MD1120 MD1200 スト MD1220 レージ MD1400 スト MD1420 レージ スロット占有レポート はい はい はい はい はい はい SAS コントローラの対応最大構成 表 75.
21 ストレージコンポーネントの正常性状態の特定 本項では、下位レベルのストレージコンポーネントの状態が、コントローラやその他の上位レベルのコンポーネント用に表示される 複合状態に「ロールアップ」される方法を説明しています。これらの表に示される例は、すべてのシナリオを対象とするものではあ りませんが、所定のコンポーネントが正常、劣化、故障状態にあるときに、状態がロールアップされる方法を示しています。 関連概念 ストレージコンポーネントの重大度 トピック: • • • • • • • • • • • • • • • 正常性状態のロールアップ:バッテリが充電中または切れている 正常性状態のロールアップ:仮想ディスク内の物理ディスクが故障または取り外し済み 正常性状態のロールアップ:仮想ディスク内の物理ディスクが非対応、部分的または恒久的に劣化 正常性状態のロールアップ:仮想ディスク内のすべての物理ディスクが外部状況 正常性状態のロールアップ:仮想ディスク内の一部の物理ディスクが外部状況 正常性状態のロールアップ:仮想ディスクが劣化、物理ディスクが故障または再構築中 正常性状態のロールアップ:仮想ディスクが失敗
正常性状態のロールアップ:仮想ディスク内の物理デ ィスクが故障または取り外し済み 表 77. 正常性状態のロールアップ:仮想ディスク内の物理ディスクが故障または取り外し済み(エンクロージャを含まない) ストレージサ ブシステム コントローラ バッテリー コネクタ 物理ディスク ファームウェ ア / ドライバ 仮想ディスク コンポーネン トの状態 正常性ロール アップ 正常性状態のロールアップ:仮想ディスク内の物理デ ィスクが非対応、部分的または恒久的に劣化 表 78. 正常性状態のロールアップ:仮想ディスク内の物理ディスクが非対応、部分的または恒久的に劣化 ストレージサ ブシステム コントローラ バッテリー コネクタ 物理ディスク ファームウェ ア / ドライバ 仮想ディスク コンポーネン トの状態 正常性ロール アップ 正常性状態のロールアップ:仮想ディスク内のすべて の物理ディスクが外部状況 表 79.
ストレージサ ブシステム コントローラ バッテリー コネクタ 物理ディスク ファームウェ ア / ドライバ 仮想ディスク 正常性ロール アップ 正常性状態のロールアップ:仮想ディスクが劣化、物 理ディスクが故障または再構築中 表 81. 正常性状態のロールアップ:仮想ディスクが劣化、物理ディスクが故障または再構築中(エンクロージャを含まない) ストレージサ ブシステム コントローラ バッテリー コネクタ 物理ディスク ファームウェ ア / ドライバ 仮想ディスク コンポーネン トの状態 正常性ロール アップ 正常性状態のロールアップ:仮想ディスクが失敗 表 82. 正常性状態のロールアップ:仮想ディスクが失敗(エンクロージャを含まない) ストレージサ ブシステム コントローラ バッテリー コネクタ 物理ディスク ファームウェ ア / ドライバ 仮想ディスク コンポーネン トの状態 正常性ロール アップ 正常性状態のロールアップ:非対応のファームウェア バージョン 表 83.
正常性状態のロールアップ:エンクロージャ電源装置 が故障または電源接続が取り外された 表 84. 正常性状態のロールアップ:エンクロージャ電源装置が故障または電源接続が取り外された ストレージサ ブシステム コントローラ コネクタ Enclosure(エ エンクロージ ンクロージャ) ャ電源装置 仮想ディスク 物理ディスク 該当なし 該当なし コンポーネン トの状態 正常性ロール アップ 該当なし 正常性状態のロールアップ:エンクロージャファンの 1 つが故障 表 85. 正常性状態のロールアップ:エンクロージャファンの 1 つが故障 ストレージサ ブシステム コントローラ バッテリー コネクタ 物理ディスク ファームウェ ア / ドライバ 仮想ディスク 該当なし 該当なし 該当なし コンポーネン トの状態 正常性ロール アップ 正常性状態のロールアップ:エンクロージャ EMM の 1 つが故障 表 86.
正常性状態のロールアップ:エンクロージャ温度プ ローブの 1 つに不具合が発生 表 87. 正常性状態のロールアップ:エンクロージャ温度プローブの 1 つに不具合が発生(エンクロージャを含まない) ストレージサ ブシステム コントローラ コネクタ Enclosure(エ エンクロージ ンクロージャ) ャ温度プロー ブ 仮想ディスク 物理ディスク コンポーネン トの状態 正常性ロール アップ 該当なし 正常性状態のロールアップ:エンクロージャへの両方 の電源接続を喪失 表 88. 正常性状態のロールアップ:エンクロージャへの両方の電源接続を喪失 ストレージサ ブシステム コントローラ コネクタ Enclosure(エ すべてのエン ンクロージャ) クロージャコ ンポーネント コンポーネン トの状態 正常性ロール アップ 該当なし 仮想ディスク 物理ディスク 該当なし 該当なし 該当なし 該当なし 正常性状態のロールアップ:1 つ以上の物理ディスク が故障 表 89.
正常性状態のロールアップ:物理ディスクが再構築中 表 90.