Deployment Guide
一度完了したインストールは、ロールバックできません。処理されたインストールは、安全策としてインス
トールセッション中にシステムを保護するだけです。インストールしたアプリケーションを削除したい場合
は、そのアプリケーションをアンインストールする必要があります。
メモ: ドライバのインストールと削除はインストール処理の一部として実行されないため、実行中に致
命的エラーが発生した場合はロールバックできません。
メモ: インストーラクリーンアップ中やインストール処理の完了後にキャンセルしたインストール、ア
ンインストール、アップグレードは、ロールバックされません。
アップデートの失敗
ベンダーにより提供される MSI パッチおよびアップデートを、提供されたオリジナルのベンダー MSI パッケ
ージに適用します。意図的に、または誤って
MSI パッケージを再パッケージすると、あるいは直接変更する
と、パッチおよびアップデートは失敗する可能性があります。MSI パッケージを再パッケージしないでくだ
さい。再パッケージは、機能構造および Globally Unique Identifier(GUID)を変更し、提供されるパッチま
たはアップデートが壊れます。ベンダーが提供する
MSI パッケージを変更するには、.mst 変換ファイルを使
用します。
メモ: GUID は、128 ビットの長さで、GUID の生成に使用されるアルゴリズムにより、GUID が固有で
あること
が保証されます。製品 GUID はアプリケーションを一意に識別します。
Managed System Software のアップグレード
Systems Management インストーラ は、Server Administrator およびその他の Managed System Software
をアップグレードするための アップグレード オプションを提供しています。
セットアッププログラムは 必要条件チェッカー を実行し、システムの PCI バスを使用して、コントローラ
カードなどの搭載されているハードウェアを検索します。
さらに、特定のシステムのハードウェア構成に適した Managed System Software の機能をすべてインストー
ルまたはアップグレードします。
メモ: アップグレード中はすべてのユーザー設定が保持されます。
アップグレードのガイドライン
• 以前の 3 つのバージョンのどのバージョンからでも Server Administrator の最新バージョンにアップグ
レードができます。たとえば、Dell OpenManage Server Administrator 7.3 へのアップグレードは、Server
Administrator バージョン 6.5 以降でのみサポートされています。
• Linux 詳細インストールが含まれた Server Administrator の最新バージョンにアップグレードすることが
可能です。Linux 詳細インストールオプションが必要な場合は、既存バージョンの Server Administrator
をアンインストールして、最新バージョンの Server Administrator をインストールする必要があります。
• 6.3 より古いバージョンからアップデートするには、既存バージョンの Server Administrator をアンイン
ストールしてから、最新バージョンの Server Administrator をインストールしてください。
• オペレーティングシステムをメジャーバージョンにアップグレードする場合、既存の Systems
Management ソフトウェアをアンインストールして、最新の Systems Management ソフトウェアを再イ
ンストールします。アップデートレベルの変更のみのアップグレードの場合(たとえば、Red Hat
Enterprise Linux 5 Update 7
から Red Hat Enterprise Linux 5 Update 8)、最新の Systems Management
ソフトウェアにアップグレードします。すべてのユーザー設定が保持されます。
メモ: Systems Management ソフトウェアのアンインストールにより、ユーザー設定が削除されま
す。Systems Management ソフトウェアを再インストールしてユーザー設定を適用します。
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