Users Guide
に保管されているデータは、単純にボリュームとして認識されます。このディスクは、1 つの物理ディスク
だけで構成される仮想ディスクとして定義することもできます。
複数の物理ディスクに分散するデータはスパンされたボリュームと見なすこともできます。複数の連結され
たディスクは、複数の物理ディスクから構成された 1 つの仮想ディスクとして定義することもできます。
同じディスクの別の領域に分散する動的ボリュームも連結していると見なされます。
連結ボリュームまたはスパンされているボリュームの物理ディスクが失敗すると、ボリューム全体が使用不
可能になります。データが冗長化されていないため、ミラーリングしたディスクまたはパリティ情報からデ
ータを復元することはできません。バックアップからの復元が唯一のオプションです。
連結ボリュームは冗長データを維持するためにディスクスペースを使用しないので、ミラーまたはパリティ
情報を使用するボリュームよりもコスト効率に優れています。連結ボリュームは、一時的か容易に複製可能、
またはデータ冗長化のためのコストに見合わないデータに適しています。また、連結ボリュームは別の物理
ディスクを追加することにより容易に拡張することができます。
• n 個のディスク容量を持つ 1 つの大容量仮想ディスクとして、n 個のディスクを連結します。
• データは最初のディスクがいっぱいになるまで書き込まれてから 2 番目のディスクに移ります。
• 冗長データは保存されません。ディスクに障害が発生すると、大容量の仮想ディスクにも障害が発生しま
す。
• パフォーマンスは向上しません。
• 冗長性はありません。
RAID レベル 0(ストライピング)
RAID 0 はデータのストライピングを使用します。つまり複数の物理ディスクにわたり同じサイズのセグメ
ントにデータを書き込みます。
RAID 0 はデータの冗長性を提供しません。
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