Users Guide
4. バックアップからデータを復元します。
Linux オペレーティングシステムによって仮想ディスクのサイズが 1TB に制限されているかどうかに関
わらず、仮想ディスクのサイズは、オペレーティングシステムのバージョン、および実施したアップデ
ートまたは変更に基づきます。オペレーティングシステムに関する詳細は、お使いのオペレーティング
システムのマニュアルを参照してください。
冗長仮想ディスクおよび非冗長仮想ディスクに同じ物理ディスクを使用すること
に関連する問題
仮想ディスクの作成時には、同じ物理ディスクを冗長仮想ディスクと非冗長仮想ディスクの両方に使用しな
いようにします。これはすべてのコントローラで同様です。冗長仮想ディスクと非冗長仮想ディスクの両方
に同じ物理ディスクを使用すると、データ損失を含む予期しない不具合の原因となる場合があります。
メモ: SAS コントローラでは、同じ物理ディスクセット上に冗長と非冗長仮想ディスクを作成すること
はできません。
特定の問題の状況と解決方法
本項では、追加のトラブルシューティング情報について説明します。 次のトピックが含まれます。
• 物理ディスクがオフラインまたはエラー状態と表示される
• 置換、センス、またはメディアエラーで不良ブロックアラートを受信する
• 読み取りおよび書き込み操作で問題が発生する
• タスクメニューオプションが表示されない
• 再起動中に破損ディスクまたはドライブメッセージによって自動チェックの実行が提案される
• Windows が休止状態になった後で間違った状態とエラーメッセージが表示される
• Storage Management で温度プローブ状態のアップデート前に遅延が生じる
• Storage Management で再起動後にストレージデバイス表示の遅延が生じる
• リモートシステムにログインできない
• Microsoft Windows Server 2003 を実行するリモートシステムに接続できない
• Mozilla ブラウザでの仮想ディスク表示エラーの再設定
• 物理ディスクがエンクロージャオブジェクトではなくコネクタオブジェクト下に表示される
物理ディスクがオフラインまたはエラー状態と表示される
物理ディスクは、破損していたりオフラインになっている場合、または削除されたか初期化された仮想ディ
スクのメンバーであった場合、エラー状態と表示されることがあります。このエラーは次の処置によって解
決できる場合があります。
• ユーザーが状態を オフライン にした場合は、オンライン ディスクタスクを実行することによってディス
クを オンライン 状態に戻します。
• コントローラを再スキャンします。この処置は、コントローラに接続されているストレージオブジェクト
の状態をアップデートします。エラー状態の原因が仮想ディスクの削除または初期化であった場合は、コ
ントローラを再スキャンすることにより、この問題は解決します。
• ディスクによるコントローラとの通信を妨げるケーブル、エンクロージャまたはコントローラの問題がな
いかを調べます。問題を発見して修正した際には、ディスクを オンライン または 準備完了 の状態に戻
すために、コントローラを再スキャンする必要がある場合があります。ディスクが
オンライン または 準
備完了 状態に戻らない場合は、システムを再起動します。
• ディスクが損傷している場合は交換します。
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