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冗長仮想ディスクの一部になっている故障ディスクの交換
故障したディスクが冗長仮想ディスクの一部である場合、ディスクの故障でデータが失われることはありま
せん。ただし、追加のディスクが故障するとデータ損失の原因となることがあるので、エラーディスクは即
座に交換する必要があります。
冗長仮想ディスクにホットスペアが割り当てられている場合、故障したディスクのデータはホットスペア上
に再構築されます。再構築後、これまでホットスペアだったディスクは通常の物理ディスクとして機能し、
仮想ディスクはホットスペアがなくなります。この場合、故障したディスクを交換して、代替ディスクをホ
ットスペアとして割り当てる必要があります。
メモ: 冗長仮想ディスクにホットスペアが割り当てられていない場合は、SMART アラートを受けた物
理ディスクの交換」で説明されている手順に従って故障したディスクを交換します。
関連概念
データの再構築
ディスクの交換
冗長仮想ディスクの一部になっている故障ディスクを交換するには、次の手順を実行します。
1. 故障したディスクを取り外します。
2. 新しいディスクを挿入します。新しいディスクには、故障ディスクのメモリ容量と同じ、またはそれ以
上の容量があるようにしてください。一部のコントローラでは、より大きなサイズのディスクを挿入し
ても、追加ディスク容量を使用できない場合があります。
仮想ディスクは冗長であるため、再構築が自動的に開始されます。
関連概念
コントローラの仮想ディスクに関する考慮事項
ホットスペアの割り当て
仮想ディスクにホットスペアがすでに割り当てられている場合、故障したディスクからのデータがすでにホ
ットスペアに再構築されている可能性があります。この場合、新しいホットスペアを割り当てる必要があり
ます。
関連概念
専用ホットスペアの割り当てと割り当て解除
グローバルホットスペアの割り当てと割り当て解除
非冗長仮想ディスクの一部になっている故障ディスクの交換
故障した物理ディスクが非冗長仮想ディスクRAID 0 など)の一部である場合、単一物理ディスクの故障に
よって仮想ディスク全体が不具合を起こすことがあります。続行するには、前回のバックアップ取得時間を
確認し、それ以降に新しいデータが仮想ディスクに書き込まれていないかどうか確認する必要があります。
バックアップが最近行われ、ディスクに必要な新しいデータがない場合は、バックアップからデータを復元
できます。
ディスクの交換
1. 障害状態にある仮想ディスクを削除します。
2. 故障した物理ディスクを取り外します。
3. 新しい物理ディスクを挿入します。
4. 新しい仮想ディスクを作成します。
5. バックアップから復元します。
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