Users Guide
つのディスクに不具合が生じても、仮想ディスクは引き続き機能します。この機能ではデータの冗長
性と優れた読み取りパフォーマンスが提供されますが、書き込みパフォーマンスは若干低下します。
RAID 1 を使用するには、システムに少なくとも 2 台の物理ディスクが必要です。
• 分散パリティ使用のストライピングに RAID 5 を選択 — この選択は、n 台のディスクがディスク
(n-1)台分の合計容量を持つ 1 つの大きな仮想ディスクとしてグループ化されます。ディスクに不
具合が生じても、仮想ディスクは引き続き機能します。この機能では、より良いデータ冗長性と読み
取りパフォーマンスが提供されますが、書き込みパフォーマンスが低下します。RAID 5 を使用する
には、システムに少なくとも
3 台の物理ディスクが必要です。
• 追加のパリティ情報を伴うストライピングに RAID 6 を選択 — この選択では、n 台のディスクがディ
スク(n-2)台分の合計容量を持つ 1 つの大きな仮想ディスクとしてグループ化されます。2 組のパ
リティ情報がすべてのディスクに交互に保存されます。仮想ディスクは、最大
2 台のディスク障害
まで機能し続けます。
• ミラーセットへのストライピングに RAID 10 を選択 — この選択では、n 台のディスクがディスク
(n/2)台分の合計容量を持つ 1 つの大きな仮想ディスクとしてグループ化されます。データは複製
されたミラーペアディスク全体にストライピングされます。ディスクに不具合が生じても仮想ディ
スクは引き続き機能し、データは残ったミラーペアディスクから読み取られます。この機能は、最も
優れたエラー保護と、読み取りおよび書き込みパフォーマンスを提供します。
RAID 10 を用いるに
は、システムに少なくとも 4 台の物理ディスクが必要です。
メモ:
– RAID 10 仮想ディスクの再設定は、最新ファームウェアバージョンを持つ PERC 9 シリーズ
ハードウェアコントローラにのみ該当します。
– その他の RAID レベルの仮想ディスクは、RAID 10 仮想ディスクに変換することはできませ
ん。
– RAID 10 仮想ディスクは、他の RAID レベルの仮想ディスクに変換することはできません。
– RAID 10 仮想ディスクの再設定は、物理ディスク台数が偶数の場合にのみサポートされま
す。
– RAID 10 仮想ディスクの再設定は、最大 32 のディスクにのみ許可されています。
– RAID 10 仮想ディスクの再設定操作は、32 ディスクでのシングルスパンにのみ該当します。
– RAID 10 仮想ディスクの再設定操作は、インテリジェントミラーリングではサポートされま
せん。
メモ: RAID 10 パーシャル仮想ディスクでは、ディスクサイズまたは容量を増やす方法は 2 とお
りのみです。
– パーセント値を大きくすることで、容量を拡張する。
– 元の RAID 10 仮想ディスクにディスクを追加する。
2. サイズ フィールドに、再設定した仮想ディスクのサイズを入力します。最低および最大許容サイズがサ
イズフィールドの下に表示されます。これらの値は、「仮想ディスクタスク:再設定(手順 1/3)」で選
択した物理ディスクの追加または削除実行後の仮想ディスクの新規容量を反映しています。
メモ: PERC S100 および S300 コントローラでは RAID レベルを変更できません。
3. 続行 をクリックして次のページに進むか、キャンセルする場合は ウィザードの終了 をクリックします。
関連概念
仮想ディスクの再設定
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