Users Guide

チャネルの冗長性の実装 — 1 つまたは複数のチャネルに冗長データが維持される仮想ディスクは、チャ
ネルが冗長化されています。チャネルの
1 つが失敗すると、冗長データが別のチャネルに存在するためデ
ータが失われることはありません。
メモ: チャネル冗長性の詳細に関しては、チャネルの冗長性とサーマルシャットダウン」を参照し
てください。
データの再構築冗長と非冗長仮想ディスク両方で使用される場合、障害が発生した物理ディスクは再
構築ができません。この状況で障害が発生した物理ディスクを再構築する場合は、非冗長仮想ディスクを
削除する必要があります。
S110 のディスクグループの概念に関する考慮事項ディスクグループとは、1 つ、または複数の仮想デ
ィスクが作成される RAID コントローラに接続されたディスクを論理的にグループ化したものです。そ
の際、ディスクグループのすべての仮想ディスクはディスクグループのすべての物理ディスクを使用しま
す。現在の実装では、論理デバイス作成の再に、混在したディスクグループのブロックがサポートされて
います。
物理ディスクはディスクグループにまとめられるので、1 つのディスクグループで RAID レベルが混在するこ
とはありません。
Storage Management サーバーは、仮想ディスクの作成時にディスクグループの概念を実装します。機能的
には、ある物理ディスクのグループが最初の仮想ディスクの作成に使用されると、そのディスクの未使用容
量は、仮想ディスクを拡張するか、未使用容量内に新しい仮想ディスクを作成するためのみに使用されます。
これらの仮想ディスクは同じ RAID レベルになります。
また、既存の混在構成は影響を受けません。ただし、混在構成を作成することはできません。
仮想ディスクでの読み書き、再構築、およびディスクの削除を行うことができます。
以前のソフトウェア RAID バージョンから移行され、複数の RAID レベルで構成されたディスクセットでは、
仮想ディスクを作成することはできません。
関連概念
チャネル冗長性
関連タスク
仮想ディスクタスク:再設定(手順 1/3
PERC S100S110S130および S300 コントローラの仮想ディスクに関する考
慮事項
仮想ディスクを作成する場合、次の事項に留意してください。
容量割り当て新しい仮想ディスクを作成する際、PERC S100PERC S110PERC S130および PERC
S300
コントローラは、物理ディスク上の空き容量のうち最も大きな領域を新しい仮想ディスクに割り当
てます。
データの再構築冗長と非冗長仮想ディスクに障害が発生した物理ディスクを使用する場合、冗長仮想
ディスクのみが再構築されます。
メモ: コントローラの制限の詳細に関しては、仮想ディスクごとの物理ディスク数を参照してくださ
い。
146