Users Guide
コントローラの仮想ディスクに関する考慮事項
この項に記載される考慮事項に加え、次のコントローラに関する「仮想ディスクごとの物理ディスク数」に
説明されているコントローラの制限事項にも留意してください。
• PERC 6/E、および PERC 6/I
• PERC H310 アダプタ、PERC H310 ミニモノリシック、および PERC H310 ミニブレード
• PERC H700、PERC H710 アダプタ、PERC H710 ミニブレード、PERC H710 ミニモノリシック
• PERC H800、PERC H810 アダプタ
• PERC H330 アダプタ、PERC H330 ミニモノリシック、PERC H330 ミニブレード、PERC H330 内蔵
• PERC H730P アダプタ、PERC H730P ミニモノリシック、PERC H730P ミニブレード、PERC H730P ス
リム
• PERC H730 アダプタ、PERC H730 ミニモノリシック、PERC H730 ミニブレード
• PERC H830 アダプタ
• PERC FD33xD/FD33xS
メモ: Storage Management に表示されるコントローラの順序は、ヒューマンインタフェース(HII)お
よび PERC オプション ROM に表示される順序と異なる場合があります。コントローラの順序が原因
で制限が生じることはありません。
仮想ディスクを作成する場合、次の事項に留意してください。
• コントローラでの仮想ディスクの作成 — 仮想ディスクを作成する際には、どの物理ディスクを仮想ディ
スクに含めるかを指定します。作成した仮想ディスクは指定の物理ディスクにスパンされます。仮想デ
ィスクのサイズによっては、仮想ディスクが物理ディスク上のすべての容量を使用しないこともありま
す。物理ディスクの残りの容量は、物理ディスクが同じサイズでない限り 2 番目の仮想ディスクに使用
することはできません。さらに物理ディスクのサイズが同じで
2 番目の仮想ディスクに残りの容量を使
用する場合、この新しいディスクを拡張して元の仮想ディスクに含まれていない物理ディスクを含めるこ
とはできません。
• コントローラにおける仮想ディスクの削除および作成時の容量割り当て — 仮想ディスクを削除する際
は、削除する仮想ディスクによって使用されていた物理ディスク上で容量を解放するか、空き容量を作成
します。ディスクグループにいくつかの仮想ディスクを作成した場合、仮想ディスクを削除すると、物理
ディスク上の様々な場所に空き容量ができることになります。新しい仮想ディスクを作成すると、コント
ローラでは物理ディスクの空き容量のうちどれを新しい仮想ディスクに割り当てるか判断する必要があ
ります。PERC コントローラは、最も大きい空き容量を見つけ、これを新しい仮想ディスクに割り当てま
す。
• 2TB の SCSI 制限 — PERC コントローラに作成する仮想ディスクは、合計サイズ 2TB 以上の物理ディス
クからは作成できません。これはコントローラ実装に関する制限です。たとえば、最終的な仮想ディスク
のサイズに関係なく、サイズが 73GB の物理ディスを 30 個以上選択することはできません。このサイズ
のディスクを
30 個以上選択しようとすると、2TB の制限に達するため、選択する物理ディスクの数を減
らすようにポップアップメッセージが表示されます。2TB 制限は業界全体の SCSI 制限です。
• 仮想ディスクの拡張 — 再設定 タスクは、メンバーの物理ディスクの全容量を使用する仮想ディスクの拡
張のみに使用できます。
• 仮想ディスクの再設定 — 同じ物理ディスクを使用する仮想ディスクが複数ある場合は、再設定 タスクを
使用できません。ただし、物理ディスクセットに仮想ディスクが
1 つしか存在しない場合は、その仮想デ
ィスクを再設定できます。
• コントローラ上に保存されない仮想ディスク名 — 作成する仮想ディスクの名前は、コントローラ上に保
存されません。異なるオペレーティングシステムを使って再起動した場合、新しいオペレーティングシス
テムが独自の命名規則を使って仮想ディスク名を変更することがあります。
• クラスタが有効になっているコントローラでの仮想ディスクの作成と削除 — クラスタが有効になってい
るコントローラから仮想ディスクを作成または削除する際は、特に考慮しなければならない点がありま
す。
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