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仮想ディスク
仮想ディスクとは、RAID コントローラによって 1 つまたは複数の物理ディスクから作成されたストレージを
意味します。仮想ディスクは複数の物理ディスクから作成されますが、オペレーティングシステムはこれを
1 つのディスクとして認識します。使用する RAID レベルによって、ディスク障害発生時に仮想ディスクが冗
長データを保持したり、特定の性能属性を備えています。詳細に関しては、「RAID の概念についての理解」
を参照してください。
メモ: 仮想ディスクは RAID コントローラでのみ作成できます。
関連概念
RAID の概念について
関連タスク
仮想ディスクの削除
仮想ディスクを作成する前の考慮事項
異なるコントローラでは仮想ディスクの実装方法にそれぞれ特徴があります。これらの特徴には、ディスク
容量の使用方法、コントローラごとの仮想ディスク数などがあります。コントローラで仮想ディスクを作成
する前にこれらの特徴について理解しておくと役立ちます。
次の項目では、仮想ディスクに適用されるコントローラ情報について説明します。
• コントローラの仮想ディスクに関する考慮事項
• 冗長仮想ディスクおよび非冗長仮想ディスクに同じ物理ディスクを使用することに関連する問題
• Linux を実行するシステムでの仮想ディスクに関する考慮事項
• 仮想ディスクあたりのディスク数
• コントローラごとの仮想ディスク数
• 仮想ディスクの最大サイズの計算
次の項目も参照してください。
• RAID コントローラの読み取り、書き込み、キャッシュ、およびディスクキャッシュポリシー
• ホットスペアについて
• コントローラ - 対応ストライプサイズ
• ストレージ設定変更をアップデートするための再スキャン
• 設定変更を表示する際の時間の遅延
メモ: 本マニュアルのほか、コントローラに付属のハードウェアのマニュアルにも目を通してください。
このマニュアルとともにハードウェアのマニュアルを読むことで、コントローラの制限についてより深
い理解を得ることができます。
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