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仮想ディスクタスク:再設定(手順 2/3)
お使いのコントローラがこの機能をサポートするかどうかを確認するには、「対応機能」を参照してくださ
い。
仮想ディスク再設定手順 2 ページでは、再設定された仮想ディスクの RAID レベルとサイズを選択すること
ができます。
手順 1 で 容量の拡張 を選択した場合、このページで仮想ディスクの容量を拡張することができます。容量の
拡張 オプションはファームウェアバージョン 7.1 以降の PERC H310、H330、H700、H710、H710P、PERC
H800、H810、H730、H730P、H830 および FD33xD/FD33xS コントローラ上のみで表示されます。
仮想ディスクの再設定(RAID レベルとサイズの変更):手順 2/3
1. 仮想ディスク用に新規 RAID レベルを選択 — 使用できる RAID レベルは、選択した物理ディスクの数と
コントローラによって異なります。次は、可能な RAID レベルを説明しています。
• コントローラによっては、連結によって複数のディスクの記憶容量を結合したり、単一の物理ディス
クのみを使用して仮想ディスクを作成することができます。 連結 の使用時に、コントローラが単一
の物理ディスク、または複数ディスクをサポートするかについては、「仮想ディスクごとの物理ディ
スク数」を参照してください。 連結の使用はデータ冗長性を提供せず、読み込みおよび書き込みパ
フォーマンスに影響することもありません。
• ストライピングに RAID 0 を選択 — この選択では、n 台のディスクが n 台のディスクの合計容量を
備えたひとつの大きな仮想ディスクとしてグループ化されます。データを均等に分配するため、デー
タはディスクに対して交互に保存されます。このモードにはデータ冗長性はありませんが、読み込み
および書き込みパフォーマンスが向上されます。
• ディスクのミラーリングに RAID 1 を選択 — この選択は、2 つのディスクを 1 つのディスクの容量を
持つ 1 つの仮想ディスクとしてグループ化します。データは両方のディスク上に複製されます。1
つのディスクに不具合が生じても、仮想ディスクは引き続き機能します。この機能ではデータの冗長
性と優れた読み取りパフォーマンスが提供されますが、書き込みパフォーマンスは若干低下します。
RAID 1 を使用するには、システムに少なくとも 2 台の物理ディスクが必要です。
• 分散パリティ使用のストライピングに RAID 5 を選択 — この選択は、n 台のディスクがディスク
(n-1)台分の合計容量を持つ 1 つの大きな仮想ディスクとしてグループ化されます。ディスクに不
具合が生じても、仮想ディスクは引き続き機能します。この機能では、より良いデータ冗長性と読み
取りパフォーマンスが提供されますが、書き込みパフォーマンスが低下します。
RAID 5 を使用する
には、システムに少なくとも 3 台の物理ディスクが必要です。
• 追加のパリティ情報を伴うストライピングに RAID 6 を選択 — この選択では、n 台のディスクがディ
スク
(n-2)台分の合計容量を持つ 1 つの大きな仮想ディスクとしてグループ化されます。2 組のパ
リティ情報がすべてのディスクに交互に保存されます。仮想ディスクは、最大 2 台のディスク障害
まで機能し続けます。
• ミラーセットへのストライピングに RAID 10 を選択 — この選択では、n 台のディスクがディスク
(n/2)台分の合計容量を持つ 1 つの大きな仮想ディスクとしてグループ化されます。データは複製
されたミラーペアディスク全体にストライピングされます。ディスクに不具合が生じても仮想ディ
スクは引き続き機能し、データは残ったミラーペアディスクから読み取られます。この機能は、最も
優れたエラー保護と、読み取りおよび書き込みパフォーマンスを提供します。RAID 10 を用いるに
は、システムに少なくとも
4 台の物理ディスクが必要です。
2. サイズ フィールドに、再設定した仮想ディスクのサイズを入力します。最低および最大許容サイズがサ
イズフィールドの下に表示されます。これらの値は、「
仮想ディスクタスク:再設定(手順 1/3)」で選
択した物理ディスクの追加または削除実行後の仮想ディスクの新規容量を反映しています。
メモ: PERC S100 および S300 コントローラでは RAID レベルを変更できません。
3. 続行 をクリックして次のページに進むか、キャンセルする場合は ウィザードの終了 をクリックします。
関連リンク
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