Reference Guide
• 対応するキャッシュデバイスの種類
•
現在のキャッシュ デバイスの種類
• 外部ソケット名
以下の表は、特定のプロセッサの個々のキャッシュ用に表示されるフィールドを示します。
表 9. フィールドと説明
フィールド 説明
ステータス そのプロセッサ上の特定のキャッシュが有効か無効かを報告します。
Level
プライマリキャッシュかセカンダリキャッシュかを表します。プライマリ
レベルキャッシュは、プロセッサ組み込みのメモリバンクです。セカンダ
リレベルキャッシュはプライマリキャッシュに送るデータを準備するため
のステージングエリアです。セカンダリレベルキャッシュは、プロセッサ
に組み込みの場合もあれば、プロセッサの外部のメモリチップセットに置
かれる場合もあります。プロセッサ内部のキャッシュは レベル 1(または
L1)と呼ばれます。L2 キャッシュは、Intel Pentium プロセッサを使用す
るシステムでは外部キャッシュであり、セカンドレベルキャッシュとして
アクセスされます。L1 や L2 という名前は、そのキャッシュの物理的な場
所(プロセッサの内部または外部)を示すものではなく、キャッシュがア
クセスされる順番を示します
(L1 が最初にアクセスされ、従って内部に置
かれる)。
Speed
キャッシュがメインメモリからプロセッサへデータを転送できる速度を示
します。
Max Size
キャッシュが保持できる最大のメモリ容量(KB 単位)
Installed Size
キャッシュの実際のサイズ。
Type
プライマリキャッシュかセカンダリキャッシュかを示します。
Location
キャッシュの場所がプロセッサ上かプロセッサ外のチップセット上かを示
します。
Write Policy
キャッシュが書き込みサイクルを扱う方法を示します。ライトバック ポ
リシーでは、キャッシュはバッファのように機能します。プロセッサが書
き込みサイクルを開始すると、キャッシュはデータを受信してサイクルを
停止します。その後キャッシュはシステムバスが使用可能になるとデータ
をメインメモリにライトバックします。
ライトスルーポリシーでは、プロセッサはキャッシュを通過してメインメ
モリに書き込みます。データがメインメモリに保存されるまで、書き込み
サイクルは完了となりません。
Associativity
メインメモリの内容がキャッシュに格納される方法を示します。
• 完全アソシエティブキャッシュでは、メインメモリのラインはキャッ
シュのどの場所にでも格納できます。
• n ウェイセットアソシエティブキャッシュでは、 n 個の固有のメモリ
ラインを同じ
n 個のキャッシュラインに直接にマップします。例え
ば、メモリ内の任意のページのライン 0 がキャッシュメモリのライン
0 に格納されます。
Cache Device Supported
Type
デバイスがサポート可能なスタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)
の種類。
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