Reference Guide
記号「|」(通常
パイプ
と呼ばれる)は、
排他的論理和
演算子です。例えば、enable | disable は、コンポーネ
ントまたは機能を有効または無効にできますが、コンポーネントと機能を同時に有効または無効にすること
はできないことを意味しています。
omreport コマンドのコマンド概要
システム構成によっては、omreport コマンドの結果はシステムごとに異なります。取り付けられているコン
ポーネントのデータのみが表示されます。
メモ: システムに外部シャーシが含まれる場合、表示される結果はオペレーティングシステムによって
異なります。SUSE Linux Enterprise Server および Red Hat Enterprise Linux システムでは、omreport
コマンドは、メインシャーシ情報の後の別のセクションに外部シャーシ情報を表示します。Microsoft
Windows
システムでは、外部シャーシについてのデータは omreport 出力には示されません。
次の表は、omreport コマンドの高レベルな概要を示します。コマンドレベル 1 列は、最も汎用的な使用にお
ける omreport コマンドを示します。コマンドレベル 2 は、omreport(about、chassis、storage、および
system)を使用して表示できる主なオブジェクトまたはコンポーネントを示します。コマンドレベル 3 は、
レポートを表示する特定のオブジェクトとコンポーネントをリストします。User privilege required は、コマ
ンドを実行する必要がある特権のタイプを示します。ここで、U = ユーザー、P = パワーユーザー、A = シス
テム管理者です。
使用 は、omreport を使用して実行される処置についての非常に一般的な説明です。
次の表は、about、system、およびメインシステムシャーシに使用できる omreport コマンドをリストしま
す。
表 4. omreport コマンドレベル 1、2 、3
コマンドレ
ベル 1
コマンドレベル 2 コマンドレベル 3 必要なユ
ーザー権
限
使用
omreport modularenclosur
e
U、P、A すべてのモジュラシャーシの情報を表示
します。
about
U、P、A Server Administrator のバージョン番号と
プロパティを表示します。
details=true
U、P、A インストールされているすべての Server
Administrator
プログラムの情報を表示し
ます。
chassis または
mainsystem
U、P、A すべての主要コンポーネントの一般的な
状態を表示します。
acswitch
U、P、A システムにおける冗長 AC 電力線がサポ
ートされているフェイルオーバー設定を
表示します。
batteries
U、P、A バッテリのプロパティ設定を表示します。
bios
U、P、A 製造元、バージョン、およびリリース日な
どの BIOS 情報を表示します。
biossetup A
システム起動中に設定された BIOS 設定
プロパティを表示します。
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