Reference Guide
• 対応するキャッシュデバイスの種類
•
現在のキャッシュ デバイスの種類
• 外部ソケット名
メモ: ある種のオペレーティングシステム(例:VMware ESXi)での制限により、本リリースの
OpenManage Server Administrator で一部の機能を利用できない場合があります。
以下の表は、特定のプロセッサの個々のキャッシュ用に表示されるフィールドを示します。
表 10. フィールドと説明
フィールド 説明
Status(ステータス) そのプロセッサ上の特定のキャッシュが有効か無効かを報告します。
レベル プライマリキャッシュかセカンダリキャッシュかを表します。プライマリ
レベルキャッシュは、プロセッサ組み込みのメモリバンクです。セカンダ
リレベルキャッシュはプライマリキャッシュに送るデータを準備するため
のステージングエリアです。セカンダリレベルキャッシュは、プロセッサ
に組み込みの場合もあれば、プロセッサの外部のメモリチップセットに置
かれる場合もあります。プロセッサ内部のキャッシュは レベル 1(または
L1)と呼ばれます。L2 キャッシュは、Intel Pentium プロセッサを使用す
るシステムでは外部キャッシュであり、セカンドレベルキャッシュとして
アクセスされます。L1 や L2 という名前は、そのキャッシュの物理的な場
所(プロセッサの内部または外部)を示すものではなく、キャッシュがア
クセスされる順番を示します
(L1 が最初にアクセスされ、従って内部に置
かれる)。
速度 キャッシュがメインメモリからプロセッサへデータを転送できる速度を示
します。
最大サイズ キャッシュが保持できる最大のメモリ容量(KB 単位)
インストールサイズ キャッシュの実際のサイズ。
タイプ プライマリキャッシュかセカンダリキャッシュかを示します。
場所 キャッシュの場所がプロセッサ上かプロセッサ外のチップセット上かを示
します。
書き込みポリシー
キャッシュが書き込みサイクルを扱う方法を示します。ライトバック ポ
リシーでは、キャッシュはバッファのように機能します。プロセッサが書
き込みサイクルを開始すると、キャッシュはデータを受信してサイクルを
停止します。その後キャッシュはシステムバスが使用可能になるとデータ
をメインメモリにライトバックします。
ライトスルーポリシーでは、プロセッサはキャッシュを通過してメインメ
モリに書き込みます。データがメインメモリに保存されるまで、書き込み
サイクルは完了となりません。
結合性
メインメモリの内容がキャッシュに格納される方法を示します。
• 完全アソシエティブキャッシュでは、メインメモリのラインはキャッ
シュのどの場所にでも格納できます。
• n ウェイセットアソシエティブキャッシュでは、 n 個の固有のメモリ
ラインを同じ
n 個のキャッシュラインに直接にマップします。例え
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