Reference Guide

他のコマンドと同様に、シャーシ 2main chassis=0がシステム内に存在しない場合、CLI はエラーメッセー
ジを発行します。CLI は、所有するシステム構成に対してのみコマンドの実行を許可します。
omconfig chassis leds または omconfig mainsystem leds
シャーシ障害 LED またはシャーシ識別 LED をいつ点滅させるかを指定するには、omconfig chassis leds または
omconfig mainsystem leds コマンドを使用します。このコマンドを使用して、システムハードドライブの LED
をクリアすることもできます。次の表は、このコマンドに有効なパラメータを示します。
26. omconfig chassis leds または omconfig mainsystem leds の有効なパラメータ
名前=値のペア 1 名前=値のペア 2
説明
index=<
n
> NA LED が存在するシャーシ番号(デフォルトはメイ
ンシステムシャーシであるシャーシ 0)。
led=fault severity=warning | critical
警告イベントまたは重要イベントのいずれかの
発生時に、LED を点滅するように選択します。
led=hdfault action=clear ハードディスクドライブのフォールト数を 0
戻します。
led=identify flash=off | on time-out=<
n
> シャーシ識別 LED をオフまたはオンに設定しま
す。LED が点滅するタイムアウト値を秒数で設
定します。
omconfig chassis memorymode または omconfig mainsystem memorymode
メモリエラーが発生した場合にシステムのメモリで使用する冗長性モードを指定するには、omconfig chassis
memorymode または omconfig mainsystem memorymode コマンドを使用します。
冗長メモリにより、現在使用中のモジュールで受け入れられないエラーが検出された場合に、システムが別
の使用可能なメモリモジュールに切り替えられることができます。omconfig chassis memorymode または
omconfig mainsystem memorymode コマンドで、冗長性を無効にすることができます。冗長性を無効にすると、
使用中のメモリモジュールでエラーが発生し始めても、システムは他の使用可能なメモリモジュールに切り
替えません。冗長性を有効にするには、スペア、ミラー、RAID、および DDDC から選択します。
スペアモードは、訂正可能なメモリイベントが検出されたシステムメモリのバンクの無効化、スペアバンク
の有効化、元のバンクからスペアバンクへのすべてのデータのコピーを行います。スペアバンクでは同一メ
モリの 3 つ以上のバンクが必要です。オペレーティングシステムはスペアバンクを認識しません。
ミラーモードは、訂正不可能なメモリイベントが検出されたときにメモリの冗長コピーに切り替えます。ミ
ラー化されたメモリに切り替えた後、システムは次の再起動まで元のシステムメモリに切り替えません。こ
のモードでは、オペレーティングシステムは、取り付けられたシステムメモリの半分を認識しません。
RAID モードでは、メモリ容量が低下するかわりにメモリチェックとエラー回復のレベルが向上します。
DDDC モードは、Double Device Data Correction を有効にします。これにより、x4 DRAM のハードウェア障害後
のデータ可用性が保証されます。
メモ: このコマンドは、PowerEdge 12G システムより前のシステムにのみ適用されます。PowerEdge 12G
システムでは、memorymode BIOS セットアップグループの メモリ設定 の下にあります。詳細に関し
ては、PowerEdge 12G システムでの BIOS セットアップグループ」を参照してください。
PowerEdge 12G 以前のシステムの属性を設定するには、次の表を参照してください。この表は、コマンドの有
効なパラメータを示しています。
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