Reference Guide
特定のプロセッサの機能およびキャッシュプロパティ
特定のコネクタ上のプロセッサのキャッシュプロパティを調べるには、次のように入力します。
omreport chassis processors index=n
または
omreport mainsystem processors index=n
index パラメータは任意です。index を指定しない場合、Server Administrator はすべてのプロセッサのプロパテ
ィを表示します。index を指定すると、Server Administrator はその指定されたプロセッサのプロパティを表示
します。
以下の表に、特定のマイクロプロセッサの固有機能のために定義されるフィールドをリストします。
表
9. マイクロプロセッサとフィールド
マイクロプロセッサ フィールド
Intel プロセッサ
• 64 ビットサポート
• ハイパースレッディング (HT)
• 仮想化テクノロジ (VT)
• Demand Based Switching (DBS)
• Execute Disable (XD)
• ターボモード
AMD プロセッサ
• 64 ビットサポート
• AMD-V
• AMD PowerNow!
• No Execute(NX)
以下のフィールドは、特定のマイクロプロセッサに存在するキャッシュのために定義されます。キャッシュ
がプロセッサに組み込まれている場合、キャッシュレポートにはフィールドは表示されません。
• 速度
• 対応するキャッシュデバイスの種類
• 現在のキャッシュ デバイスの種類
• 外部ソケット名
メモ: ある種のオペレーティングシステム(例:VMware ESXi)での制限により、本リリースの OpenManage
Server Administrator で一部の機能を利用できない場合があります。
以下の表は、特定のプロセッサの個々のキャッシュ用に表示されるフィールドを示します。
表
10. フィールドと説明
フィールド 説明
Status(ステータス)
そのプロセッサ上の特定のキャッシュが有効か無効かを報告します。
レベル プライマリキャッシュかセカンダリキャッシュかを表します。プライマリ
レベルキャッシュは、プロセッサ組み込みのメモリバンクです。セカンダ
リレベルキャッシュはプライマリキャッシュに送るデータを準備するため
のステージングエリアです。セカンダリレベルキャッシュは、プロセッサ
に組み込みの場合もあれば、プロセッサの外部のメモリチップセットに置
かれる場合もあります。プロセッサ内部のキャッシュは レベル 1(または
L1)と呼ばれます。L2 キャッシュは、Intel Pentium プロセッサを使用するシ
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