Reference Guide
コマンド構文の概要
コマンドは、単純なものから複雑なものまでさまざまです。最も単純なコマンドは、コマンドレベル 1 のみ
で構成されます。omhelp は単純なコマンドの例です。omhelp とタイプすると、主要な CLI コマンドのリスト
が表示されます。
これよりも 1 段階複雑なコマンドは、コマンドレベル 1 および 2 で構成されます。about コマンドはすべて、
コマンドレベル 2 の複雑さを有するコマンドの例です。omconfig about や omreport about などのコマンドは、
非常に簡潔なサマリを表示します。このサマリは、例えば、Server Administrator 1.
x
のように、システムにイ
ンストールされているシステム管理ソフトウェアのバージョン情報を表示します。
いくつかのコマンドは、コマンドレベル 1 とコマンドレベル 2 に加えて、1 組の「名前=値」のペアを持ちま
す。例えば、次のコマンドは、Server Administrator の環境についてより詳しく表示するように Server
Administrator に指示します。
omreport about details=true
コマンドレベル 1 が omreport、コマンドレベル 2 が about で、名前=値のペアは details=true です。
多くのコマンドは、コマンドレベル 1、コマンドレベル 2、コマンドレベル 3 で構成されますが、パラメータ
(名前=値のペア)は必要としません。omreport コマンドの大半はこのタイプです。例えば次のコマンドは、
システムのコンポーネントに対して設定されているアラートアクションのリストを表示します。
omreport system alertaction
最も複雑なコマンドは、3 つのコマンドレベルに加えて、複数の名前=値のペアを持つことができます。次の
例は、2 つの「名前=値」のペアを持っています。
omconfig system assetinfo info=depreciation duration=3
次は、9 個の「名前=値」のペアの例です。
omconfig system assetinfo info=acquisition purchasecost=<n> waybill=<n>
installdate=<mmddyy> purchasedate=<mmddyy> ponum=<n> signauth=<text>
expensed=<
yes>|no> costcenter=<text>
本マニュアルの各章で、コマンド構文およびその他のコマンドに関する情報は、次のフィールドの中からそ
のコマンドに該当するものを使用した形式で提示されます。
コマンドレベル 1 コマンドレベル 2 コマンドレベル 3 名前=値のペア 1 名前=値のペア 2
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