Users Guide
特定のシステム構成によっては、その他のセットアップ項目が表示される場合があります。ただし、いくつ
かの BIOS セットアップオプションは、Server Administrator でアクセスできない BIOS セットアップ画面につい
て表示される可能性があります。
第 12 世代システムの場合、設定可能な BIOS 機能は特定のカテゴリにグループ化されています。カテゴリに
は、システム情報、メモリ設定、システムプロファイル設定、Unified Extensible Firmware Interface(UEFI)起
動設定、ネットワークインタフェースコントローラカード、1 回限りの起動、およびスロット無効化などが
あります。例えば、システム BIOS 設定 ページで、メモリ設定 リンクをクリックすると、システムメモリに
関連する機能が表示されます。それぞれのカテゴリに移動することにより、設定を表示または変更すること
ができます。
BIOS セットアップパスワードは、BIOS セットアップ - システムセキュリティ ページで設定できます。BIOS
設定を有効にして変更するには、パスワードを入力する必要があります。そうしないと、BIOS 設定は読み取
り専用モードで表示されます。パスワード設定後にシステムを再起動できます。
前回のセッションからの保留値が残っている場合や、帯域外インターフェースから帯域内設定が無効化され
ている場合は、
Server Administrator は BIOS セットアップ設定を許可しません。
メモ: Server Administrator BIOS セットアップ内の NIC 設定情報が、内蔵 NIC について正しくない可能性
があります。BIOS セットアップ画面を使って NIC を有効/無効化すると、予期されない結果となる場合
があります。内蔵 NIC の設定はすべて、システム起動中に <F2> を押すと表示される実際のシステムセ
ットアップ画面で行うことが推奨されます。
ファン
ファン オブジェクトをクリックしてシステムのファンを管理します。Server Administrator は rpm(毎分回転
数) の測定によって各システムファンの状態を監視します。ファンプローブは rpm を Server Administrator
Instrumentation Service に報告します。デバイスツリーから ファン を選択すると、Server Administrator ホーム
ページの右側ペインのデータ領域に詳細が表示されます。ファンオブジェクト処置ウィンドウには、ユーザ
ーのグループ権限に応じて、
プロパティ タブおよび アラート管理 タブなどが表示されます。
プロパティ
サブタブ:ファンプローブ
プロパティ タブでは、次の操作が可能です。
• システムのファンプローブの現在の読み取り値を表示して、ファンプローブ警告しきい値の最大値と最小
値を設定します。
メモ: 一部のファンプローブフィールドは、システムで使用されているファームウェアの種類が BMC か
ESM かによって異なります。一部のしきい値は BMC をベースとしたシステムでは編集できません。
• ファンコントロールオプションを選択します。
アラート管理
サブタブ:アラート処置 | SNMP トラップ
アラート管理 タブでは、次の操作が可能です。
• 現在のアラート処置設定の表示と、ファンが警告値またはエラー値を返したときに実行するアラート処置
を設定します。
• 現在の SNMP トラップアラートしきい値を表示し、ファンのアラートしきい値のレベルを設定します。選
択した重大度レベルでシステムがイベントを生成した場合に、選択したトラップがトリガされます。
ファームウェア
ファームウェア オブジェクトをクリックしてシステムファームウェアを管理します。ファームウェアは、
ROM に書き込まれたプログラムまたはデータから構成されています。ファームウェアはデバイスを起動し
て実行できます。各コントローラには、コントローラの機能発揮を円滑にする ファームウェアが入っていま
す。ファームウェア オブジェクト処置ウィンドウには、ユーザーのグループ権限に応じて、プロパティ タブ
などが表示されます。
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