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SNMP トラップを管理ステーションに送信するためのシステム設定
Server Administrator は、センサーおよびその他の監視パラメータのステータス変更に対して、SNMP トラップ
を生成します。管理ステーションに SNMP トラップを送信するには、Server Administrator を実行しているシス
テム上で 1 つ、または複数のトラップ先を設定する必要があります。
管理ステーションにトラップを送信するように Server Administrator を実行するお使いの ESXi システムを設定
するには、次の手順を実行します。
1. VMware vSphere CLI をインストールします。
2. VMware vSphere CLI をインストールしたシステム上で、コマンドプロンプトを開きます。
3. VMware vSphere CLI がインストールされたディレクトリを変更します。Linux のデフォルトロケーション
/usr/bin です。Windows のデフォルトロケーションは C:\Program Files\VMware\VMware vSphere CLI\bin
です。
4. 次のコマンドを実行します: vicfg-snmp.pl --server <server> --username <username> --
password <password> -c <community> -t <hostname> @162/<community>
ここで、<server> ESXi システムのホスト名または IP アドレス、<username> ESXi システム上の
ユーザー、<community> SNMP コミュニティ名、<hostname> は管理ステーションのホスト名また
IP アドレスを指します。
メモ: .pl の拡張子は、Linux では必要ありません。
メモ: ユーザー名とパスワードを指定しないと、入力を求めるプロンプトが表示されます。
SNMP のトラップ設定は、サービスを再起動する必要なく、直ちに反映されます。
対応 Red Hat Enterprise Linux オペレーティングシステム SUSE Linux Enterprise
Server が稼動するシステム上でのファイアウォールの設定
Red Hat Enterprise Linux/SUSE Linux のインストール中にファイアウォールのセキュリティを有効にする場合
は、デフォルトですべての外部ネットワークインタフェース上の SNMP ポートが閉じます。Server
Administorator から情報を検出、取得するための IT Assistant などの SNMP 管理アプリケーションを有効にする
には、外部ネットワークインタフェースの SNMP ポートが最低 1 つ開いている必要があります。外部ネット
ワークインタフェースのファイアウォールで SNMP 1 つも開いていないことを Server Administrator が検知
すると、Server Administrator は警告メッセージを表示し、システムログにそのメッセージを記録します。
ファイアウォールを無効にして SNMP ポートを開いたり、ファイアウォールですべての外部ネットワークイ
ンタフェースを開く、または、ファイアウォールで外部ネットワークインタフェースの SNMP ポートを 1
開くことができます。この操作は Server Administrator の開始前または開始後に行うことができます。
以前に説明した方法のいずれかを使用して Red Hat Enterprise Linux 上の SNMP ポートを開くには、次の手順を
実行します。
1. Red Hat Enterprise Linux コマンドプロンプトで、setup と入力して <Enter> を押し、テキストモードセッ
トアップユーティリティを起動します。
メモ: このコマンドは、オペレーティングシステムでデフォルトのインストールを実行した場合にの
み使用できます。
ツールの選択 メニューが表示されます。
2. 下矢印を使用して ファイアウォールの設定 を選択し、<Enter> を押します。
ファイアウォールの設定 画面が表示されます。
3. <Tab> を押して セキュリティレベル を選択し、スペースキーで設定するセキュリティレベルを選びま
す。選択した セキュリティレベル に星印が表示されます。
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