Reference Guide

メモ: ある種のオペレーティングシステム(例VMware ESXiでの制限により、本リリースの OpenManage
Server Administrator で一部の機能を利用できない場合があります。
アラートアクションの定義
アラートアクションは、所定の条件が満たされた場合にシステムが取るように指定されたアクションです。
アラートアクションは、イントルージョン、ファン、温度、電圧、電力消費、メモリ、および冗長性などに
関する警告または障害イベントに対して、取るべきアクションをあらかじめ決めておくものです。
例えば、システムのファンプローブがあるファンについて 300 RPM の回転速度を読み取り、かつそのファン
プローブの最小警告しきい値が 600 RPM である場合、システムはファンプローブ警告を生成します。このイ
ベントからユーザーがどのような通知を受けるかは、アラートアクションの設定によって決まります。アラ
ートアクションは、温度、電圧、プローブの読み取りが、警告または障害値の範囲内に入った場合について
も設定できます。
アラートアクションを設定する構文
アラートアクションを設定するには、2 組の「名前=値」のペアが必要です。第 1 「名前=値」のペアはイベ
ントの種類を指定します。第 2 「名前=値」のペアは、そのイベントに対して実行されるアクションを指定
します。例えば、以下のようなコマンドになります。
omconfig system alertaction event=powersupply broadcast=true
または
omconfig servermodule alertaction event=powersupply broadcast=true
この場合、イベントは電源装置の障害であり、アクションは全ての Server Administrator ユーザーへのメッセ
ージ送信です。
使用できる警告処置
次の表は、各コンポーネントの設定可能な警告処置を示します。
41. 警告および障害イベントの警告処置の有効なパラメータ
警告処置の設定 説明
alert=true | false
trueシステムのコンソール警告を有効化します。有
効化すると、Server Administrator を実行しているシス
テムに接続されているモニターにビジュアル警告メ
ッセージが表示されます。
false:システムのコンソール警告を無効にします。
broadcast=true | false
trueアクティブなターミナル(またはリモートデス
クトップ)セッションWindowsがあるすべてのユ
ーザー、またはローカルシステム(Linux)のアクテ
ィブなシェルがあるオペレータにブロードキャスト
されるメッセージまたは警告を有効にします。
false:警告ブロードキャストを無効にします。
clearall=true
このイベントの処置をすべてクリアします。
execappath=<文字列>
このウィンドウで説明されるコンポーネントのイベ
ントが発生した場合に実行するアプリケーションの
完全修飾パスとファイル名を設定します。
メモ: Linux システムにおいて、管理者 / システム
管理者グループにアップグレードされたユーザ
/ ユーザーグループには、この警告処置設定を
行うことはできません。
execapp=false
実行可能なアプリケーションを無効にします。
103