Reference Guide
258 CLI
コマンド結果の使用方法
管理コマンド 出力の表示
各オペレーティングシステムには、コマンド結果の標準出力表示方法を管理する手
段が備わっています。次のコマンドは、コマンド結果を確認する前に、スクロール
して消えてしまわないようにする場合に使用します。
Microsoft Windows
コマ
ンドプロンプト、
Red Hat Enterprise Linux
ターミナル、および
SUSELinux
Enterprise Server
ターミナルで、同じコマンド構文を使用できます。スクロール
制御機能を備えたコマンド出力を表示するには、
CLI
コマンドを入力してパイプ記
号の後に
more
を付加します。たとえば、次のように入力します。
omreport system summary | more
または
omreport servermodule summary | more
マルチスクリーンシステムの概要では、最初の画面が表示されます。コマンド出
力の次の画面を表示するには、スペースバーを押します。
書き込み
コマンド
出力のファイルへの書き込み
コマンド結果をファイルにリダイレクトする場合は、コマンド結果の書き込み先
のファイル名と、必要に応じてディレクトリパスを指定できます。ファイルの書
き込み先のパスを指定するときは、オペレーティングシステムに適切な構文を使
用してください。
コマンド結果の保存には
2
つの方法があります。指定する出力ファイルと同じ名
前の任意のファイルを上書きするか、コマンド結果を同じ名前のファイルに追加し
続けることができます。
上書きされるファイルへのコマンド結果の保存
-outc
オプションは、以前に書き込まれたファイルに保存されているデータを上
書きする場合に使います。例えば、
午前
11:00
時に
システム上のファンプローブ
0
のファンプローブ
RPM
読み取り値をキャプチャして
fans.txt
というファイ
ルに結果を書き込みます。この場合、次のように入力します。
omreport chassis fans index=0 -outc fans.txt
または
omreport chassis fans index=0 -outc fans.txt