Users Guide
設定と管理 33
Server Administrator
で上の行が見つかると、次のように変更されます。
access notConfigGroup "" any noauth exact all none none
デフォルト
SNMP
エージェント設定をこのように変更すると、
public
コミュ
ニティには、
MIB
ツリー全体への読み取り専用アクセス権が与えられます。
メモ:
Server Administrator が確実に SNMP エージェント設定を変更し、システ
ム管理データに正しくアクセスできるようにするには、
Server Administrator のイ
ンストール後にその他の
SNMP エージェント設定を変更することをお勧めします。
Server Administrator SNMP
は、
SNMP Multiplexing
(
SMUX
)プロトコ
ルを使用して
SNMP
エージェントと通信を行います。
Server Administrator
SNMP
は
SNMP
エージェントに接続する時、自らを
SMUX
ピアとして識別す
るため、オブジェクト識別子を
SNMP
エージェントに送信します。オブジェク
ト識別子は
SNMP
エージェントで設定される必要があるため、
Server
Administrator
はインストール時に、
SNMP
エージェント設定ファイルの
/etc/snmp/snmpd.conf
に以下の行を追加します。
smuxpeer .1.3.6.1.4.1.674.10892.1
SNMP コミュニティ名の変更
SNMP
コミュニティ名の設定によって、どのシステムが
SNMP
を使用してシス
テムを管理できるかが決まります。管理アプリケーションが
Server
Administrator
から管理情報を取得するには、管理アプリケーションで使用さ
れる
SNMP
コミュニティ名が、
Server Administrator
システムで設定されて
いる
SNMP
コミュニティ名と一致する必要があります。
Server Administrator
を実行中のシステムから管理情報を取得するのに使う
SNMP
コミュニティ名を変更し、
SNMP
エージェント設定ファイル
/etc/snmp/snmpd.conf
を編集するには、次の手順を実行します。
1
次の行を見つけます。
com2sec publicsec default public
または
com2sec notConfigUser default public
2
この行の
public
の部分を
SNMP
コミュニティ名に置き換えます。編集後
の行は、次のようになります。
com2sec publicsec default
<
コミュニティ名
>
または
com2sec notConfigUser default
<
コミュニティ名
>
3
SNMP
設定の変更を有効にするには、次のように入力して
SNMP
エージェ
ントを再起動します。
service snmpd restart