Users Guide
32 設定と管理
対応 Red Hat Linux オペレーティングシステム環境のシステムでの
SNMP
エージェントの設定
Server Administrator
は、
net-snmp SNMP
エージェントによって提供され
る
SNMP
サービスを使用します。
SNMP
エージェントを設定すると、コミュ
ニティ名を変更したり、
Set
操作を有効にしたり、管理ステーションにトラッ
プを送ることができます。
IT Assistant
などの管理アプリケーションと正しく
相互作用するように
SNMP
エージェントを設定するには、次項で説明する手順
に従ってください。
メモ:
SNMP 設定の詳細については、ご利用のオペレーティングシステムのマ
ニュアルを参照してください。
SNMP エージェントのアクセスコントロールの設定
Server Administrator
によって実装されている管理情報ベース(
MIB
)ブラ
ンチは、オブジェクト識別子(
OID
)
1.3.6.1.4.1.674
で識別されます。
Server Administrator
を実行しているシステムを管理するには、管理アプリ
ケーションがこの
MIB
ツリーのブランチへのアクセス権を確保している必要が
あります。
Red Hat Enterprise Linux
および
VMware ESXi 4.0
オペレーティングシス
テムの場合、デフォルトの
SNMP
エージェント設定では、
MIB
ツリーの
MIB-
II
システム
ブランチ(
1.3.6.1.2.1.1
の
OID
で識別)にのみ
public
コミュニ
ティへの読み取り専用アクセスが与えられます。この設定では、管理アプリ
ケーションを使用して、
Server Administrator
や
MIB-II
システムブランチ外
の他のシステム管理情報を取得したり変更することはできません。
Server Administrator SNMP エージェントのインストールアクション
Server Administrator
はインストール中にデフォルト
SNMP
設定を検出する
と、
SNMP
エージェント設定を変更して、
public
コミュニティの
MIB
ツリー
全体に読み取り専用アクセスを与えようとします。
Server Administrator
は、
SNMP
エージェント設定ファイル
/etc/snm, p/snmpd.conf
を
2
通りの方
法で変更します。
1
つめの方法では、次の行が存在しない場合に、それを追加して
MIB
ツリー全
体の表示を作成します。
view all included .1
2
つめの方法では、デフォルトの「アクセス」行を変更し、
public
コミュニ
ティに対して、
MIB
ツリー全体への読み取り専用アクセス権を与えます。
Server Administrator
は次の行を探します。
access notConfigGroup "" any noauth exact systemview none
none