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アラート処置の設定 109
アプリケーションフィールドの絶対パス内ではインタラクティブアプリケー
ション(グラフィカルユーザーインタフェースを持つアプリケーションまたは
ユーザー入力を必要とするアプリケーション)のパスは設定しないでください。
一部のオペレーティングシステムではインタラクティブアプリケーションは予
想通りに動作しないことがあります。
メモ:
cmd.exe ファイルとスクリプトファイルは両方共、フルパスを指定してく
ださい。
メモ:
Microsoft Windows 2003 は yx2x システムではサポートされていません。
Windows Server 2008 におけるアラート処置の
実行アプリケーションの設定
セキュリティ上の理由から、
Microsoft Windows Server 2008
は対話型サー
ビスを許可するように設定されていません。
Microsoft Windows Server
2008
で対話型サービスとしてサービスがインストールされると、オペレー
ティングシステムは、このことを知らせるエラーメッセージを
Windows
シス
テムログに記録します。
Server Administrator
を使用してイベントに対するアラート処置を設定する
際、同処置でアプリケーションを実行する
ように指定できます。アラート処置
の対話型アプリケーションを正常に実行させるようにするには、
Dell Systems
Management Server Administrator (DSM SA) Data Manager
サービス
が対話型サービスとして設定されている必要があります。対話型アプリケー
ションの例としては、グラフィカルユーザーインタフェース(
GUI
)を含むア
プリケーション、またはバッチファイルの
pause
コマンドのように、ユーザー
の入力を求めるアプリケーションなどが挙げられます。
Microsoft Windows Server 2008
に
Server Administrator
がインストール
されると、
DSM SA Data Manager
サービスは、非対話型のサービスとして
インストールされます。これは、デフォルトにより、同サービスがデスクトッ
プと対話できないように設定されていることを意味します。したがって、対話
型アプリケーションは、アラート処置に対して正常に実行されません。この状
況で、アラート処置に対してインタラクティブなアプリケーションが実行され
ると、アプリケーションは一時停止の状態になり、ユーザーの入力を待つこと
になります。アプリケーションインタフェース
/
プロンプトは非表示になって
おり、
Interactive Services Detection
(対話型サービスの検出)
サービスが
開始されても、その状態が続きます。タスクマネージャ
の
プロセス
タブでは、
対話型アプリケーションの各実行に対して、アプリケーションプロセスのエン
トリが表示されます。
Microsoft Windows Server 2008
でアラート処置に対して対話型アプリケー
ションを実行する必要がある場合、
DSM SA Data Manager
サービスをデス
クトップとの対話を許可するように設定し、対話サービスを有効化する必要が
あります。