Users Guide
108 アラート処置の設定
•
出力やエラーメッセージが見えるように、アプリケーション指定時に、
stdout
と
stderr
をファイルにリダイレクトしてください。
•
アラートに対して複数のアプリケーション(またはコマンド)を実行する場
合、それを実行するスクリプトを作成し、その完全パスを
アプリケーショ
ンの絶対パス
ボックスに入力してください。
例
1
:
ps -ef >/tmp/psout.txt 2>&1
例
1
のコマンドは、
ps
のアプリケーションを実行し、
stdout
を
/tmp/psout.txt
ファイルにリダイレクトして、
stderr
を
stdout
と同
じファイルにリダイレクトします。
例
2
:
mail -s "Server Alert" admin </tmp/alertmsg.txt
>/tmp/mailout.txt 2>&1
例
2
のコマンドはメールアプリケーションを実行して、
/tmp/alertmsg.txt
ファイルに含まれているメッセージを
Red Hat
Enterprise Linux
ユーザーまたは
SUSE Linux Enterprise Server
ユー
ザーまたはシステム管理者
に
サーバーアラート
という件名で送信します。
イベントが発生する前に、ユーザーはファイル
/tmp/alertmsg.txt
を作
成する必要があります。さらに
stdout
と
stderr
は、エラーが起きた場
合、
/tmp/mailout.txt
のファイルにリダイレクトされます。
Microsoft Windows Server 2003 および
Windows Server 2008 におけるアラート処置の
設定
アラート処置を指定するとき
.cmd
、
.com
、
.bat
、
.exe
ファイルをアラー
ト処置として実行できますが、
Visual Basic
スクリプトはアプリケーションの
実行機能によって自動的に解釈されません。
この問題を解決するには、まずコマンドプロセッサ
cmd.exe
を呼び出して、
スクリプトを起動します。たとえば、アプリケーションを実行するアラート処
置の値は次のようになります。
c:\winnt\system32\cmd.exe /c d:\example\example1.vbs
ここで、
d:\example\example1.vbs
はスクリプトファイルのフルパスです。