Reference Guide
omreport:計装サービスを使用したシステムステータスの表示 51
メモ:
特定のオペレーティングシステム(例:VMware ESXi)の制限により、本
リリースの
OpenManage Server Administrator で一部の機能を利用できない場合
があります。
特定プロセッサ上のキャッシュごとに報告されるフィールド
特定プロセッサ上のキャッシュごとに対して次のフィールドが表示されます。
ステータス
は、そのプロセッサ上のキャッシュの状態が有効か無効かを報告し
ます。
レべル
は、それが
1
次キャッシュか
2
次キャッシュかを示します。
1
次キャッ
シュは、プロセッサに内蔵されたメモリバンクです。
2
次キャッシュは、
1
次
キャッシュに転送されるデータのステージ領域です。
2
次キャッシュは、プロ
セッサ内に内蔵されるか、またはプロセッサ外部のメモリチップに搭載されま
す。内部プロセッサキャッシュはレベル
1
(または、
L1
)と呼ばれます。
L2
キャッシュは
Intel Pentium
プロセッサ搭載のシステムにおける外部キャッ
シュを指し、アクセスされるキャッシュの
2
次レベルとなります。
L1
または
L2
という呼び名は、そのキャッシュの物理的な場所(内部または外部)を示す
ものではなく、どちらのキャッシュが最初にアクセスされるかを示しています
(
L1
、従って内部)。
速度
はキャッシュがメインメモリからプロセッサへデータを転送するときの速度
レートを示します。
最大サイズ
はそのキャッシュの最大メモリ容量を
KB
で表します。
インストールサイズ
はそのキャッシュの実サイズです。
種類
はそれが
1
次キャッシュか
2
次キャッシュかを示します。
場所
はプロセッサ上、またはプロセッサ外のチップセット上のキャッシュの場所
です。
書き込みポリシー
はキャッシュの書き込みサイクル方法を示します。書き戻しポ
リシーでは、キャッシュはバッファとして機能します。プロセッサが書き込みサ
イクルを開始すると、キャッシュはデータを受け取ってサイクルを停止します。
その 後、システムバスが利用可能になると、キャッシュはそのデータをメインメ
モリに書き戻します。
ライトスルーポリシーでは、プロセッサがキャッシュ経由でメインメモリに書
き込みます。データがメインメモリに格納されるまで書き込みサイクルは完了
しません。
連想性
とは、メインメモリの内容をキャッシュに格納するときの方法を示します。
•
完全連想キャッシュでは、メインメモリのラインはキャッシュのどの場所に
でも格納できます。
• n
‐ウェイセット連想キャッシュ方式では、メモリ内の特定の
n
ラインを
キャッシュ内の同一の
n
ラインに直接マップします。例えば、メモリ内の
ページのライン
0
はキャッシュメモリ内のライン
0
に格納されます。