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36 設定と管理
リモートホストからの SNMP アクセスを有効にする
SUSE Linux Enterprise Server
オペレーティングシステムのデフォルトの
SNMP
エージェント設定では、
public
ュニティに対して、ローカルホス
トからのみ、
MIB
ツリー全体へのみ取り用アクセス権を与えます。
Server
Administrator
システムを正しく検知し、管理するために、この設定では
ホストで実行される
IT Assistant
などの
SNMP
管理アプリケーションが許可
されていません。インストール中、
Server Administrator
がこの設定を検知
すると、メッセージをオペレーティングシステムのログファイル
/var/log/messages
に記し、
SNMP
アクセスがローカルホストに制限さ
れていることを示します。リモートホストから
SNMP
管理アプリケーションを
使用してシステムを管理する場合は、リモートホストからの
SNMP
アクセスを
有効にするように
SNMP
エージェントを設定する必要があります。
メモ:
セキュリティ上の理由から、可能であれば、SNMP アクセスは、特定のリ
モートホストに制限することをお勧めします。
特定のリモートホストから
Server Administrator
を実行中のシステムへの
SNMP
アクセスを有効にするには、
SNMP
エージェント設定ファイル
/etc/snmp/snmpd.conf
集し、次の手順を実行してください。
1
次の行をつけます。
rocommunity public 127.0.0.1
2
この行の
127.0.0.1
をリモートホストの
IP
アドレスに書き換えます。
の行は、次のようになります。
rocommunity public IP_address
メモ:
各リモートホストに対し
rocommunity
指令を追加することにより、
複数の特定リモートホストからの
SNMP
アクセスを有効にできます。
3
SNMP
設定の変更を効にするには、次のように入力して
SNMP
エージェ
ントを再起動します。
/etc/init.d/snmpd restart
すべてのリモートホストから
Server Administrator
を実行中のシステムへの
SNMP
アクセスを有効にするには、
SNMP
エージェント設定ファイル、
/etc/snmp/snmpd.conf
集し、次の手順を実行してください。
1
次の行をつけます。
rocommunity public 127.0.0.1
2
127.0.0.1
削除してこの行を集します。の行は、次のようにな
ります。
rocommunity public
3
SNMP
設定の変更を効にするには、次のように入力して
SNMP
エージェ
ントを再起動します。
/etc/init.d/snmpd restart