Users Guide
ファームウェア
ファームウェア オブジェクトをクリックしてシステムファームウェアを管理します。ファームウェアは、ROM に書き込まれたプログラムまたはデータから構成されています。ファームウェアはデバイスを
起動して実行できます。各コントローラには、コントローラの機能提供を円滑にする ファームウェアが入っています。ファームウェア オブジェクト処置ウィンドウには、ユーザーのグループ特権によって
は、プロパティ タブが表示されることがあります。
プロパティ
サブタブ: 情報
プロパティ タブでは、システムのファームウェア情報を表示できます。
ハードウェアパフォーマンス
ハードウェアのパフォーマンス オブジェクトをクリックすると、システムパフォーマンスの劣化の状態と原因を表示されます。ハードウェアのパフォーマンス オブジェクト処置ウィンドウには、ユーザ
ーのグループ特権によっては、プロパティ タブが表示されることがあります。
表4-1 には、ステータスの一覧とプローブの原因が表示されます。
表 4-1.ステータスとプローブの原因
プロパティ
サブタブ: 情報
プロパティ タブで、システムのパフォーマンス低下の詳細を表示できます。
イントルージョン
イントルージョン オブジェクトをクリックすると、システムのシャーシイントルージョンの状態を管理できます。Server Administrator では、システムの重大コンポーネントへの不正アクセスを防ぐセ
キュリティ対策としてシャーシイントルージョンの状態をモニタします。シャーシイントルージョンは、システムのシャーシが開かれている、あるいは開かれたことを示します。イントルージョン オブジェク
ト処置ウィンドウには、ユーザーのグループ特権によっては、プロパティ タブと 警告管理 タブが表示されることがあります。
プロパティ
サブタブ:イントルージョン
プロパティ タブでシャーシイントルージョンの状態を表示できます。
警告管理
サブタブ:警告処置 | SNMP トラップ
警告管理 タブでは以下のことができます。
l 現在の警告処置設定の表示と、イントルージョンセンサーが警告値またはエラー値を返したときに実行する警告処置の設定を行います。
l 現在の SNMP トラップ警告しきい値を表示し、イントルージョンセンサーの警告しきい値のレベルを設定します。選択した重大度レベルのイベントをシステムで生成された場合に、選択したトラッ
プがトリガされます。
メモリ
メモリ オブジェクトをクリックすると、システムのメモリデバイスを管理できます。Server Administrator では、モニタ中のシステムに存在する各メモリモジュールのメモリデバイス状態をモニタしま
す。メモリデバイスの事前エラーセンサーは、ECC メモリ修正数のカウントによってメモリモジュールをモニタします。また、システムでサポートされていれば、メモリ冗長性情報もモニタします。メモリ オ
ブジェクト処置ウィンドウには、ユーザーのグループ特権によっては、プロパティ タブと 警告管理 タブが表示されることがあります。
プロパティ
サブタブ: メモリ
プロパティ タブでは、メモリの属性、メモリデバイスの詳細、およびメモリデバイスの状態を表示できます。
警告管理
サブタブ:警告処置 | SNMP トラップ
警告管理 タブでは以下のことができます。
状態値
原因値
劣化
ユーザー設定
不十分な電源容量
原因不明
正常
該当せず
メモ: スペアバンクメモリが有効になっているシステムが「冗長性喪失」状態に入った場合、どのメモリモジュールが原因か明らかでない場合があります。交換する DIMM を特定できない場合
は、ESM システムログの検出されたスペアメモリバンクに切り替えというエントリを参照し、エラーが発生したメモリモジュールを見つけてください。