Reference Guide
チームインタフェースのプロパティを表示するには、次のように入力します。
omreport chassis nics config=team index=n
または
omreport mainsystem nics config=team index=n
index パラメータはオプションです。index パラメータを指定しない場合、Server Administrator は、システムのすべてのチームインタフェースのプロパティと インデックス(NIC カード番号)、イン
タフェース名、ベンダー、説明、および 冗長性ステータス の各フィールドの値を表示します。
index パラメータを指定した場合、Server Administrator は、特定 NIC のチームインタフェースの詳細と チームインタフェース、インタフェース、IPv4 アドレス、IPv6 アドレス、 チームインタ
フェースの受信統計、チームインタフェースの送信統計、インタフェースの受信統計、および インタフェースの送信統計 の各フィールドの値を表示します。
omreport chassis ports/omreport mainsystem ports
omreport chassis ports または omreport mainsystem ports コマンドを使用すると、システムのパラレルポートとシリアルポートのプロパティが表示されます。
ポート タイプ、外部名、ベースI/Oアドレス、IRQ レベル、コネクタタイプ、および 最大速度 フィールドの値が表示されます。
ポートのタイプ は各システムポートタイプの詳細で、シリアル、パラレル、USB などのポートや、ポインティングデバイス、キーボードなどポートに接続されるデバイス種類ごとのポート名が示されます。
外部名 はシリアルまたはパラレル、USB、マウス、キーボードなどのポート名です。
ベース I/O アドレス は 16 進数で表される開始 I/O アドレスです。
IRQ レベル はシステムのハードウェア割り込みです。ハードウェア割り込みはイベントがモデムまたはプリンタのような周辺機器で開始または終了したことをシステムの CPU に通知します。周辺機器
内部接続カードで通信する場合、IRQ レベルは、割り込み要求を送信しているデバイスの種類を識別する一般的な方法です。
コネクタタイプ はプラグまたはケーブルの種類と 2 つのデバイスを接続するプラグを指し、この場合は外付けデバイスをシステムに取り付けるコネクタの種類を指します。コネクタタイプは数多く、それ
ぞれ異なる種類をシステムに接続するように設計されています。例としては DB-9 Male、AT、アクセス バス、PS/2 などが挙げられます。
最大速度 はポート速度です。ポート速度は入力/出力 チャネルのデータ転送レートを指し、1 秒あたりのビット数で測定されます。通常、シリアルポートの最大速度は 115Kbpsで、USB バージョン
1 x ポートの最大速度は 12 Kbps です。
omreport chassis processors/omreport mainsystem processors
omreport chassis processors または omreport mainsystem processors コマンドを使用してシステムのプロセッサのプロパティを表示できます。
次のフィールドの値が表示されます:インデックス、ステータス、コネクタ名、プロセッサのブランド、プロセッサバージョン、現在の速度、状況、および コア数。
インデックス は、プロセッサの番号を指します。
ステータス は、プロセッサの現在のステータスを指します。
コネクタ名 は、システムのプロセッサスロットを占有するデバイス名またはデバイス番号を指します。
プロセッサのブランド は、IntelItanium、Intel Pentium III、Intel Xeon、または AMD Opteron などのメーカーが製造するプロセッサの種類です。
プロセッサバージョン は、プロセッサのモデルとステッピング番号を指します。
現在の速度 はシステム起動時の実際のプロセッサの速度を MHz で表したものです。
状況 は、プロセッサスロットが有効か無効かを示します。
コア数 は、1 つのチップに内蔵されたプロセッサ数を表したものです。
特定のプロセッサの機能およびキャッシュプロパティ
特定のコネクタ上のプロセッサのキャッシュプロパティを調べるには、次のように入力します。
omreport chassis processors index=n
または
omreport mainsystem processors index=n
index パラメータはオプションです。インデックスを指定しない場合は、すべてのプロセッサのプロパティが表示されます。インデックスを指定する場合は、特定のプロセッサのプロパティが表示されま
す。
次のフィールドは特定のマイクロプロセッサの現在の能力のために定義されます。
Intel プロセッサの場合
l 64-bit サポート
l ハイパースレディング (HT)
メモ:統合型ネットワークアダプタ(CNA)カードの Fibre Channel over Ethernet(FCoE)および iSCSI over Ethernet(iSoE)機能は、VMware ESX および VMware ESXi システ
ムではサポートされていません。
メモ:このコマンドは、システムでチームインタフェースが設定されている場合のみ、適用できます。チームインタフェースは、Broadcom などの NIC ベンダーツールを使用して設定できます。