Reference Guide
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omreport:計装サービスを使用したシステムステータスの表示
Dell OpenManage Server Administrator バージョン 6.5 コマンドラインインタフェースガイド
omreport コマンドのコマンド概要
omreport コマンドのヘルプ
omreport modularenclosure
omreport about
omreport chassis/omreport mainsystem コマンド
omreport system コマンドまたは omreport servermodule コマンド
omreport preferences コマンド
omreport コマンドを使用すると、システムコンポーネントの詳細が表示されます。一度に多数のシステムコンポーネントの概要を取得したり、特定のコンポーネントの詳細を取得することができます。
この章では必要な詳細レベルを備えたレポートの取得方法について説明します。
この章に記述したコマンドは、特定 omreport コマンドの結果に表示されるフィールドを定義するかどうかで異なります。フィールドは特別な用法や、あまり知られていない用法がある場合にのみ定義さ
れています。
他のすべてのコンポーネントについては、omreport を使ってコンポーネントのステータスを表示し、omconfig を使ってコンポーネントを管理できます。管理するコンポーネントの設定方法について
は、計装サービスを使ったomconfig:コンポーネントの管理 を参照してください。
omreport コマンドは、omconfig コマンドの実行に必要な情報を得るために使用できる場合があります。たとえば、温度プローブの警告イベントの最低温度を編集する場合は、設定するプローブの
インデックスを知っておく必要があります。そのような場合は、omreport chassis temps を使って、プローブの一覧とそのインデックスを表示することができます。
表 3-1.omreport コマンドに対するシステム可用性
パラメーター表の規則
コマンドに使えるパラメータをリストにする場合、パラメータはコマンドラインインタフェースに表示される順ではなくアルファベット順に並んでいます。
記号「|」はパイプと呼ばれることがあり、排他的論理和または演算子を表します。たとえば、「enable|disable」はコンポーネントや機能を有効または無効にできますが、同時に有効と無効にすること
はできません。
omreport コマンドのコマンド概要
表3-2 は omreport コマンドの高レベルの概要です。コマンドレベル 1 の列には、一般的な omreport コマンドを示します。コマンドレベル 2 には、omreport を使って表示できる主要オブジ
ェクトやコンポーネント(バージョン情報、シャーシ、ストレージ、および システム)を示します。コマンドレベル 3 には、レポートを表示できる特定のオブジェクトとコンポーネントを一覧にします。必要な
ユーザー特権 とは、コマンドを実行するのに必要な特権の種類を表し、U= ユーザー、P= パワーユーザー、A= アドミニストレータを表します。用途 は omreport を使って実行できる操作に関する
一般的な説明です。コマンドの構文と使い方の詳細については、この項で後述します。
表3-2 では、バージョン情報、システム、およびメインシステムシャーシに使用可能な omreport コマンドを示します。ストレージコンポーネントの表示については、omreport:計装サービスを使用し
たシステムステータスの表示 を参照してください。
表 3-2.omreportコマンドレベル 1、 2、3
コマンドレベル 1
コマンドレベル 2
該当アプリケーション
omreport
modularenclosure
モジュラーシステム
servermodule
モジュラーシステム
mainsystem
モジュラーシステム
system
非モジュラーシステム
chasis
非モジュラーシステム
preferences
モジュラー / 非モジュラーシステム
メモ:この章では、可能なすべての omreport コマンドを一覧にしますが、お使いのシステムで使用できるコマンドはシステム構成によって異なります。omreport コマンドの結果は、システ
ムによって異なります。インストールされているコンポーネントのみのデータが表示されます。
メモ:システムに外部シャーシがある場合、表示される結果はオペレーティングシステムによって異なります。SUSE LINUX Enterprise Server および Red Hat Enterprise Linux のシ
ステムでは、omreport コマンドは、メインシャーシ情報の後の別の項に外部シャーシ情報を表示します。Microsoft Windows システムでは、外部シャーシのデータは omreport 出力に
は表示されません。
コマンド
レベル 1
コマンドレベル 2
コマンドレベル 3
必要なユーザー
権限
用途
omreport