Reference Guide
omconfig グローバルのコマンド
次の項では、グローバルコマンドを実行するために必要な omconfig コマンド構文について説明します。実行すると、これらのコマンドはすべてのコントローラに適用されます。また、これらのグロ
ーバルコマンドは、Storage ツリービューオブジェクトの 情報 / 設定 サブタブに表示されるグローバルタスクにも対応しています。
表 8-12.omconfigグローバルのコマンド
omconfig グローバル Smart サーマルシャットダウンを有効にする
デフォルトでは、PV220S および PV221S エンクロージャが臨界温度の摂氏 0°または 50°に達すると、オペレーティングシステムとサーバーがシャットダウンします。ただし、PV220S および
PV221S エンクロージャに コネクタ の冗長性を実装している場合は、エンクロージャが臨界温度の摂氏 0°または 50°に達したときにエンクロージャだけをシャットダウンし、オペレーティングシステ
ムとサーバーはシャットダウンしないように指定できます。温度が高すぎる間エンクロージャだけをシャットダウンするように指定する操作を「スマートサーマルシャットダウン」と呼びます。Smart サ
ーマルシャットダウンの詳細については、『Dell OpenManage オンラインヘルプ』を参照してください。
Smart サーマルシャットダウンを有効にするには、次の omconfig コマンド構文を使用します。
完全な構文
omconfig storage globalinfo action=enablests
構文例
サーマルシャットダウンを有効にするため、omconfig コマンド構文では、コントローラやエンクロージャの ID を指定する必要はありません。サーマルシャットダウンを有効にするには、次のように入
力します。
omconfig storage globalinfo action=enablests
omconfig Smart サーマルシャットダウンをグローバルに無効にする
omconfig コマンドを使って Samrt サーマルシャットダウンを有効にしている場合、Smart サーマルシャットダウンを無効にしてシステムをデフォルト設定に戻すことができます。Smart サーマル
シャットダウンを無効にすると、PV220S および PV221S エンクロージャが臨界温度の摂氏 0°または 50° に達したときにオペレーティングシステムとサーバーがシャットダウンします。
Smart サーマルシャットダウンを無効にするには、次の omconfig コマンド構文を使用します。
完全な構文
omconfig storage globalinfo action=disablests
構文例
サーマルシャットダウンを無効にする omconfig コマンド構文では、コントローラやエンクロージャの ID を指定する必要はありません。サーマルシャットダウンを無効にするには、次のように入力し
ます。
omconfig storage globalinfo action=disablests
omconfig グローバルコントローラの再スキャン
次の omconfig コマンド構文を使用すると、システムのすべてのコントロールが再スキャンされます。グローバル再スキャンコントローラの詳細については、『Dell OpenManage オンラインヘル
必要なコマンドレベル(1、2、3)
オプション「名前=値」 のペア
omconfig storage globalinfo
action=enablests
action=disablests
action=globalrescan
action=setprotectionpolicies type=ghs または dhs
メモ:omreport storage globalinfo コマンドを使用すると、現在 Smart サーマルシャットダウンが有効か無効かを確認できます。Smart サーマルシャットダウンの状態は、Server
Administrator のグラフィカルユーザーインタフェース (GU) にも表示されます。この状態を見つけるには、Storage オブジェクトと 情報 / 設定 タブ選択します。
メモ:omreport storage globalinfo コマンドを使用すると、現在 Smart サーマルシャットダウンが有効か無効かを確認できます。Smart サーマルシャットダウンの状態は、Server
Administrator の GUI 内にも表示します。この状態を見つけるには、Storage オブジェクトと 情報 / 設定 タブ選択します。