Reference Guide
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ストレージ管理サービスの使い方
Dell OpenManage Server Administrator バージョン 6.5 コマンドラインインタフェースガイド
CLI のコマンド構文
必須、オプション、変数のコマンド要素の構文
omreport storage と omconfig storage のユーザー特権
Storage Management の CLI では、オペレーティングシステムのコマンドシェルからの Storage Management の報告、設定および管理機能を実行することが可能になります。また、Storage
Management CLI を使用すると、コマンドシーケンスのスクリプトを作成することもできます。
Storage Management CLI は、Dell OpenManage Server Administrator の omreport コマンドと omconfig コマンドのオプションを拡張するものです。詳細については、『Dell
OpenManage Server Administrator インストールガイド』および『Dell OpenManage 管理ステーションソフトウェアインストールガイド』を参照してください。Storage Management の詳細に
関しては、Storage Management オンラインヘルプ、または『DellOpenManageServerAdministratorStorageManagementユーザーズガイド』を参照してください。
CLI のコマンド構文
Server Administrator の全コマンドと同様に、omreport と omconfig のコマンド構文はコマンドのレベルの指定で構成されています。最初のコマンドレベルはコマンド名 omreport または
omconfig です。次に続くコマンドレベルでは、コマンドが処理するオブジェクトの種類や、コマンドが表示する情報に関するより細かい指定を提供します。
たとえば、次の omconfig コマンド構文には 3 つのレベルがあります。
omconfig storage pdisk
表6-1 では、これらのコマンドレベルについて説明します。
表 6-1.コマンドレベルの例
omreport と omconfig のコマンド構文では、コマンドレベルに続いて、「名前=値」のペアが 1 つまたは複数必要になることがあります。「名前=値」のペアは、コマンドが実装するオブジェクト自体
(特定の物理ディスクなど)またはオプション(blink または unblink)を指定します。
たとえば、物理ディスクを点滅させる次の omconfig コマンド構文には、3 つのレベルと 3 つの「名前=値」のペアがあります。
omconfig storage pdisk action=blink controller=id pdisk=<物理ディスク ID>
ここでは、PDISKID=<コネクタ:エンクロージャ ID:ターゲット ID | コネクタ:ターゲット ID> です。
この例では、controller=id の id はコントローラ番号のことで、たとえばコントローラ 1 は controller=1 と指定されます。
必須、オプション、変数のコマンド要素の構文
omreport および omconfig コマンドには、複数の「名前=値」のペアがあります。これらの「名前=値」ペアには、必須、オプション、および変数のパラメータが含まれる場合があります。表6-2 で
は、これらのパラメータを指示する構文を説明しています。
表 6-2.パラメータの「名前=値」ペアの構文
コマンドレベル 1
コマンドレベル 2
コマンドレベル 3
用途
omconfig
コマンドを指定します。
storage
コマンドを実装する Server Administrator のサービス(この場合は Storage Management)を示します。
pdisk
コマンドの対象となるオブジェクトの種類を指定します。
構文
説明
controller=id
omreport storage controller コマンドによって報告されるコントローラ IDを示します。これらの値を取得するには、omreport storage
controller と入力してコントローラ ID を表示してから、omreport storage pdisk controller=id と入力し、コントローラに接続している物理ディ
スクの ID を表示します。
たとえば、controller=id パラメータは controller=1 と指定します。
connector=id
omreport コマンドによって報告されるコネクタ ID を示します。これらの値を取得するには、omreport storage controller と入力してコントローラ
ID を表示してから、omreport storage connector controller=id と入力し、コントローラに接続しているコネクタの ID を表示します。
たとえば、connector=id パラメータは connector=2 と指定します。
vdisk=id
omreport コマンドによって報告される仮想ディスク ID を示します。これらの値を取得するには、omreport storage controller と入力してコントロ
ーラ IDを表示してから、omreport storage vdisk controller=id と入力し、コントローラ上の仮想ディスクの ID を表示します。