Users Guide
完全な構文
omconfig storage battery action=delaylearn controller=id battery=id days=d hours=h
id は、omreport コマンドによって報告されるコントローラ ID およびバッテリ ID です。この値を取得するには、omreport storage controller と入力してコントローラの ID
を表示してから、omreport storage battery controller=id と入力し、コントローラのバッテリの ID を表示します。
構文例
コントローラ 1 で評価サイクルを 3 日と 12 時間遅延させるには、次のように入力します。
omconfig storage battery action=delaylearn controller=1 battery=0 days=3 hours=12
omconfig グローバルのコマンド
以下の項では、グローバルコマンドを実行するために必要な omconfig コマンド構文について説明します。実行すると、これらのコマンドはすべてのコントローラに適用されます。ま
た、これらのグローバルコマンドは、Storage ツリービューオブジェクトの 情報 / 設定 サブタブ に表示されるグローバルタスクにも対応しています。
表 8-12.omconfigグローバルのコマンド
omconfig グローバル Smart サーマルシャットダウンの有効化
デフォルトでは、PV220S および PV221S エンクロージャが臨界温度の摂氏 0 または 50に達すると、オペレーティングシステムとサーバーがシャットダウンします。ただし、PV220S
および PV221S エンクロージャに コネクタ の冗長性を実装している場合は、エンクロージャが臨界温度の摂氏 0 または 50°に達したときにエンクロージャだけをシャットダウンし、
オペレーティングシステムとサーバーはシャットダウンしないように指定できます。温度が高すぎる間エンクロージャだけをシャットダウンするように指定する操作を「スマート サーマ
ルシャットダウン」と呼びます。Smart サーマルシャットダウンの詳細については、『Dell OpenManage オンラインヘルプ』を参照してください。
Smart サーマルシャットダウンを有効にするには、次の omconfig コマンド構文を使用します。
完全な構文
omconfig storage globalinfo action=enablests
構文例
サーマルシャットダウンを有効にするため、omconfig コマンド構文では、コントローラやエンクロージャの ID を指定する必要はありません。サーマルシャットダウンを有効にするに
は、次のように入力します。
omconfig storage globalinfo action=enablests
omconfig Smart サーマルシャットダウンのグローバルでの無効化
omconfig コマンドを使って Samrt サーマルシャットダウンを有効にしている場合、Smart サーマルシャットダウンを無効にしてシステムをデフォルト設定に戻すことができます。
Smart サーマルシャットダウンを無効にすると、PV220S および PV221S エンクロージャが臨界温度の摂氏 0 または 50°に達したときにオペレーティングシステムとサーバーがシャ
ットダウンします。
Smart サーマルシャットダウンを無効にするには、次の omconfig コマンド構文を使用します。
必要なコマンドレベル(1、2、3)
オプションの名=値のペア
omconfig storage globalinfo
action=enablests
action=disablests
action=globalrescan
action=setprotectionpolicies type=ghs または dhs
メモ: omreport storage globalinfo コマンドを使用すると、現在 Smart サーマルシャットダウンが有効か無効かを確認できます。Smart サーマルシャットダウンの状態は、Server
Administrator のグラフィカルユーザーインタフェース (GU) にも表示されます。この状態を見つけるには、Storage オブジェクトと 情報 / 設定 タブ選択します。