Users Guide
SNMP ルートパスワードに設定するパラメータは、インタラクティブに設定しても非インタラクティブに設定しても同じです。
手順4-17 では、コマンドの有効なパラメータを示します。
表 4-17.SNMPルートパスワードのパラメータ
omconfig preferences snmp setting=rootpw と入力すると、システムは、必須パラメータへの値の入力を求めます。
omconfig preferences snmp と入力する場合、初期コマンドラインのすべてのパラメータを提供する必要があります。次はその例です。
omconfig preferences snmp setting=rootpw oldpw=openmanage newpw=serveradmin confirmnewpw=serveradmin
たとえば、次のコマンドを使用して SNMP SET 操作を無許可にします。
omconfig preferences snmp setting=snmpset enable=false
omconfig preferences useraccess
企業の方針によっては、Server Administrator に対して一部のユーザーが持つアクセスを制限した方がよい場合があります。omconfig preferences useraccess コマンドを使用すると、
Server Administrator にアクセスできるユーザーまたはパワーユーザーの権利を与えたり拒否することができます。
手順4-19 では、コマンドの有効なパラメータを示します。
表 4-19.システム管理者、パワーユーザーおよびユーザー用のユーザーアクセス有効化
omconfig preferences webserver
Server Administrator ウェブサーバー環境において、Server Administrator ウェブサーバーの暗号化レベルおよび URL 起動ポイントを設定するには、omconfig preferences
webserver コマンドを使用します。
手順4-20 では、このコマンドと共に使用できる名前=値のペアを示します。
メモ: 特定のオペレーティングシステム(例:VMware ESXi)の制限により、本リリースの OpenManage Server Administrator に利用できない機能がある場合があります。
注意: インタラクティブモードは、SNMP ルートパスワードを設定するためにさらに暗号化 された方法です。非インタラクティブモードでは、newpw と confirmnewpw オプ
ションに入力する値は、入力したときにシステムのモニタに表示されます。インタラクティブモードでは、 パスワードに入力した値はマスクされています。
メモ: setting=rootpw を指定しても、その他の「名前=値」ペアのパラメータを指定しない場合、インタラクティブモードを入力したことになり、コマンドラインは残りの値の入力を求めま
す。
名前=値のペア
説明
setting=rootpw
必須。
oldpw=<古いパスワード>
古い SNMP ルートパスワードを入力します。
newpw=<新しいパスワード>
新しい SNMP ルートパスワードを設定します。
confirmnewpw=<新しいパスワード>
新しい SNMP ルートパスワードを確認します。
名前=値のペア
説明
setting=snmpset
必須
enable=true
SNMP SET 操作の許可
enable=false
SNMP SET 操作の無許可
メモ: SNMP SET 操作の有効化または無効化を実行した後サービスを再起動し、変更を有効にします。対応 Microsoft Windows オペレーティングシステムを実行しているシステムで
は、Windows SNMP サービスを再起動します。対応 Red Hat Enterprise Linux および SUSE Linux Enterprise Server オペレーティングシステムを実行しているシステムでは、
srvadmin-services.sh restart コマンドを実行して Server Administrator サービスを再起動します。
コマンド
結果
説明
omconfig preferences useraccess
enable=user
Server Administrator アクセスをユーザー、パワーユーザーおよびシステム管理者に与えます。
最も制限のないユーザーアクセスです。
omconfig preferences useraccess
enable=poweruser
Server Administrator アクセスをパワーユーザーとシステム管理者に与えます。
ユーザーレベルのアクセスのみを除外します。
omconfig preferences useraccess
enable=admin
Server Administrator アクセスをシステム管理者のみに与えます。
最も制限的なユーザーアクセスです。