Users Guide
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Storage Management サービスの使用
バージョン 6.4 コマンドライン インタフェースガイド
CLI コマンド構文
必須、オプション、および変数のコマンド要素の構文
omreport storage と omconfig storage のユーザー特権
Storage Management の CLI では、オペレーティングシステムのコマンドシェルからの Storage Management の報告、設定および管理機能を実行することが可能になります。また、Storage
Management CLI でコマンドシーケンスのスクリプトを作成することもできます。
Storage Management CLI は、Dell OpenManage Server Administrator の omreport コマンドと omconfig コマンドのための拡張オプションです。詳細については、『Dell
OpenManage Server Administrator インストールガイド』および『Dell OpenManage 管理ステーションソフトウェアインストールガイド』を参照してください。Storage Management の詳細に
ついては、Storage Management オンラインヘルプまたは『Dell OpenManage Server Administrator Storage Management ユーザーズガイド』を参照してください。
CLI コマンド構文
Server Administrator の全コマンドと同様に、omreport と omconfig のコマンド構文はコマンドのレベルの指定で構成されています。最初のコマンドレベルはコマンド名 omreport または
omconfig です。次に続くコマンドレベルでは、コマンドが処理するオブジェクトの種類や、コマンドが表示する情報に関するより細かい指定を提供します。
たとえば、次の omconfig コマンド構文には 3 つのレベルがあります。
omconfig storage pdisk
手順6-1 は、これらのコマンドレベルを説明します。
表 6-1.コマンドレベルの例
omreport と omconfig のコマンド構文では、コマンドレベルに続いて、名前=値のペアが 1 つまたは複数必要になる場合があります。名前=値のペアは、正確なオブジェクト(特定の物理ディスクな
ど)またはコマンドが実行するオプション(blink または unblink)を指定します。
たとえば、物理ディスクを点滅させる次の omconfig コマンド構文には、3 つのレベルと 3 つの名前=値のペアがあります。
omconfig storage pdisk action=blink controller=id pdisk=<物理ディスク ID>
ここでは、PDISKID=<コネクタ:エンクロージャ ID:ターゲット ID | コネクタ:ターゲット ID> です。
この例では、controller=id の id はコントローラ番号のことで、コントローラ 1 は controller=1 と指定されます。
必須、オプション、および変数のコマンド要素の構文
omreport および omconfig コマンドには、複数の名前=値のペアがあります。これらの名前=値ペアには、必須、オプション、および変数のパラメータが含まれる場合があります。 手順6-2 では、
これらのパラメータを指示する構文を説明します。
表 6-2.パラメータ用の名前=値ペアの構文
コマンドレベル 1
コマンドレベル 2
コマンドレベル 3
用途
omconfig
コマンドを指定
storage
コマンドを実行する Server Administrator のサービス(この場合は Storage Management)を提示
pdisk
コマンドが処理するオブジェクトの種類を指定
構文
説明
controller=id
omreport storage controller コマンドによって報告されるコントローラ IDを示します。これらの値を取得するには、omreport storage controller と入力してコント
ローラ ID を表示してから、omreport storage pdisk controller=id と入力し、コントローラに接続されている物理ディスクの ID を表示します。
たとえば、controller=id パラメータは controller=1 と指定できます。
connector=id
omreport コマンドによって報告されるコネクタ ID を示します。この値を取得するには、omreport storage controller と入力してコントローラ ID を表示してから、
omreport storage connector controller=id と入力し、コントローラに接続されているコネクタの ID を表示します。
たとえば、connector=id パラメータは connector=2 と指定できます。
vdisk=id
omreport コマンドによって報告される仮想ディスク ID を示します。これらの値を取得するには、 omreport storage controller と入力してコントローラ IDを表示して
から、 omreport storage vdisk controller=id と入力し、コントローラ上の仮想ディスクの ID を表示します。