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Server Administrator を実行しているシステムで管理ステーションにトラップを送信するように設定するには、SNMP エージェント設定ファイル、 /etc/snmp/snmpd.conf を編集して次の手順
を実行します。
1. ファイルに次の行を追加します。
trapsink <IP アドレス> <コミュニティ名>
ここで <IP アドレス> は、管理ステーションの IP アドレスを表し、<コミュニティ名> は、SNMP コミュニティ名を表します。
2. SNMP 設定の変更を有効にするには、次のように入力して SNMP エージェントを再起動します。
/etc/init.d/snmpd restart
VMware MIB をプロキシするために対応 VMware ESX 4.0 オペレーティングシステムが稼動するシステムにおい
て SNMP エージェントを設定する
SNMP プロトコルを使用して、単一のデフォルトポート 161 経由で ESX4.0 Server を管理できます。これには、snmpd がデフォルトポートの 161 を使用し、vmwarehostd が別の未使用ポート
(例:167)を使用するように設定します。VMWare MIB 上の SNMP リクエストは、snmpd デーモンのプロキシ機能を使用して vmware-hostd に転送されます。
VMWare SNMP 設定ファイルは、ESX Server 上で手動で、またはリモートシステム(Windows または Linux)から VMware リモートコマンドラインインタフェース(RCLI)コマンドの vicfg-
snmp を実行することで変更できます。RCLI ツールは、VMware ウェブサイト(http://www.vmware.com/download/vi/drivers_tools.html)からダウンロードできます。
以下が、設定に必要な手順です。
1. SNMP 設定を変更するには、VMWare SNMP 設定ファイル(/etc/vmware/snmp.xml)を手動で、または次の vicfg-snmp コマンドを実行することで編集します。これには、SNMP リ
スニングポート、コミュニティ文字列、トラップターゲットの IP アドレス / ポート番号、およびトラップコミュニティ名の編集と VMWare SNMP サービスを有効にする作業が含まれます。
a. vicfg-snmp.pl --server <ESX IP アドレス> -- username root --password <パスワード> -c <コミュニティ名> -p X -t <DMC IP アドレス>@162/<コミ
ュニティ名>
ここで X は使用されていないポートを表します。未使用のポートを見つけるには、定義されたシステムサービスのポート割り当てが記載されている /etc/services ファイルをご覧ください。ま
た、選択したポートが他のアプリケーション/サービスによって使用されていないことを確認するには、ESX Server 上で netstat -a コマンド を実行します。
b. VMWare SNMP サービスを有効にするには、次のコマンドを実行します。
vicfg-snmp.pl --server <ESX IP アドレス> --username root --password <パスワード>
-E
c. 設定を表示するには、次のコマンドを実行します。
vicfg-snmp.pl --server <ESX IP アドレス> --username root --password <パスワード>
-s
変更後の設定ファイルは、次のようになります。
<?xml version="1.0">
<config>
<snmpSettings>
<enable>true</enable>
<communities>public</communities>
<targets>143.166.152.248@162/public</targets>
<port>167</port>
</snmpSettings>
</config>
2. システムで SNMP サービスが既に起動している場合は、次のコマンドを入力して停止させます。
service snmpd stop
3. /etc/snmp/snmpd.conf の最後に次の行を追加します。
proxy -v 1 -c public udp:127.0.0.1:X .1.3.6.1.4.1.6876
ここで、X は、上記の SNMP 設定時に指定された未使用ポートを表します。
メモ: カンマ区切りで複数の IP アドレスを入力することも可能です。