Users Guide
omconfig グローバル Smart サーマルシャットダウンを有効にする
デフォルトでは、PV220S および PV221S エンクロージャが臨界温度の摂氏 0 または 50°に達すると、オペレーティングシステムとサーバーがシャットダウンします。ただし、PV220S および
PV221S エンクロージャに コネクタ の冗長性を実装している場合は、エンクロージャが臨界温度の摂氏 0 または 50°に達したときにエンクロージャだけをシャットダウンし、オペレーティングシステム
とサーバーはシャットダウンしないように指定できます。温度が高すぎる間エンクロージャだけをシャットダウンするように指定する操作を「スマート サーマルシャットダウン」と呼びます。Smart サー
マルシャットダウンの詳細については、Dell OpenManage オンラインヘルプ を参照してください。
Smart サーマルシャットダウンを有効にするには、次の omconfig コマンド構文を使用します。
完全な構文
omconfig storage globalinfo action=enablests
構文例
サーマルシャットダウンを有効にするため、omconfig コマンド構文では、コントローラやエンクロージャの ID を指定する必要はありません。サーマルシャットダウンを有効にするには、次のように入
力します。
omconfig storage globalinfo action=enablests
omconfig グローバル Smart サーマルシャットダウンを無効にする
omconfig コマンドを使って Samrt サーマルシャットダウンを有効にしている場合、Smart サーマルシャットダウンを無効にしてシステムをデフォルト設定に戻すことができます。Smart サーマル
シャットダウンを無効にすると、PV220S および PV221S エンクロージャが臨界温度の摂氏 0 または 50 C に達したときにオペレーティングシステムとサーバーがシャットダウンします。
Smart サーマルシャットダウンを無効にするには、次の omconfig コマンド構文を使用します。
完全な構文
omconfig storage globalinfo action=disablests
構文例
サーマルシャットダウンを無効にする omconfig コマンド構文では、コントローラやエンクロージャの ID を指定する必要はありません。サーマルシャットダウンを無効にするには、次のように入力し
ます。
omconfig storage globalinfo action=disablests
omconfig グローバルコントローラの再スキャン
次の omconfig コマンド構文を使用すると、システムのすべてのコントロールが再スキャンされます。グローバル再スキャンコントローラの詳細については、Dell OpenManage オンラインヘルプ を
参照してください。
完全な構文
omconfig storage globalinfo action=globalrescan
構文例
システムのすべてのコントローラを再スキャンする omconfig コマンド構文では、コントローラ ID を指定する必要はありません。すべてのコントローラをグローバルに再スキャンするには、次のコマ
ンドを入力します。
action=disablests
action=globalrescan
action=setprotectionpolicies type=ghs or dhs
メモ: omreport storage globalinfo コマンドを使用すると、現在 Smart サーマルシャットダウンが有効か無効かを確認できます。Smart サーマルシャットダウンの状態は、
Server Administrator のグラフィカルユーザーインタフェース (GU) にも表示されます。この状態を見つけるには、Storage オブジェクトと 情報 / 設定 タブ選択します。
メモ: omreport storage globalinfo コマンドを使用すると、現在 Smart サーマルシャットダウンが有効か無効かを確認できます。Smart サーマルシャットダウンの状態は、
Server Administrator の GUI 内にも表示します。この状態を見つけるには、Storage オブジェクトと 情報 / 設定 タブ選択します。