Users Guide
SNMP Set 操作を有効にする
IT Assistant を使って Server Administrator アトリビュートを変更するには、Server Administrator を実行しているシステムで SNMP Set 操作が有効になっている必要があります。IT
Assistant からシステムのリモートシャットダウンを有効にするには、SNMP Set 操作が有効化されている必要があります。
Server Administrator を実行中のシステムで SNMP Set 操作を有効にするには、SNMP エージェント設定ファイルの /etc/snmp/snmpd.conf を編集して、次の手順を実行します。
1. 次の行を見つけます。
rocommunity public 127.0.0.1
2. rocommunity を rwcommunity に置き換えてこの行を編集します。編集後の行は次のようになります。
rwcommunity public 127.0.0.1
3. SNMP 設定の変更を有効にするには、次のように入力して SNMP エージェントを再起動します。
/etc/init.d/snmpd restart
SNMP トラップを管理ステーションに送信するシステム設定
Server Administrator は、センサーや他の監視パラメータのステータスの変化に応じて SNMP トラップを生成します。SNMP トラップが管理ステーションに送信されるためには、Server
Administrator を実行するシステムでトラップ送信先を 1 つまたは複数設定する必要があります。
Server Administrator を実行しているシステムで管理ステーションにトラップを送信するように設定するには、SNMP エージェント設定ファイルの /etc/snmp/snmpd.conf を編集して次の手
順を実行します。
1. ファイルに次の行を追加します。
trapsink IPアドレス_コミュニティ名
<IPアドレス>は 管理ステーションの IP アドレスを表し、<コミュニティ名> は、SNMP コミュニティ名を表します。
2. SNMP 設定の変更を有効にするには、次のように入力して SNMP エージェントを再起動します。
/etc/init.d/snmpd restart
VMware MIB をプロキシするための対応 VMware ESX 4.0 オペレーティングシステムが稼動するシステムにおけ
る SNMP エージェントの設定
SNMP プロトコルを使用して、単一のデフォルトポート 161 経由で ESX4.0 Server を管理することができます。これには、snmpd がデフォルトポートの 161 を使用し、vmwarehostd が別の未使
用ポート(例:167)を使用するように設定します。VMWare MIB 上の SNMP リクエストは、snmpd デーモンのプロキシ機能を使用する vmware-hostd に転送されます。
VMWare SNMP 設定ファイルは、ESX Server 上で手動、またはリモートシステム(Windows または Linux)から VMware RCLIC コマンドの vicfg-snmp を実行することで変更できます。
RCLI ツールは、VMware ウェブサイト(http://www.vmware.com/download/vi/drivers_tools.html)からダウンロードできます。
以下が、設定に必要な手順です。これらの手順を実施した後、設定プロセスを自動化する python スクリプトを使用します。内容をファイルにコピーアンドペーストし、設定時に ESX Server で実行で
きます。
1. SNMP 設定を変更するには、VMWare SNMP 設定ファイル(/etc/vmware/snmp.xml)を手動で、または次の vicfg-snmp コマンドを実行することで編集します。これには、SNMP リ
スニングポート、コミュニティ文字列、トラップターゲットの IP アドレス/ポート番号、およびトラップコミュニティ名の編集と VMWare SNMP サービスを有効にする作業が含まれます。
a. vicfg-snmp.pl --server <ESX_IP_addr> --username root --password <password> -c <community name> -p X -t
<DMC_IP_Address>@162/<community name>
ここで X は使用されていないポートを表します。未使用のポートを見つけるには、定義されたシステムサービスのポート割り当てが記載される /etc/services ファイルをご覧ください。また、選
択したポートが他のアプリケーション/サービスによって使用されていないことを確認するには、ESX Server 上で netstat -a コマンド を実行します。
b. VMWare SNMP サービスを有効にするには、次のコマンドを実行します。
vicfg-snmp.pl --server <ESX_IP_addr> --username root --password <password>
-E
c. 設定を表示するには、次のコマンドを実行します。
vicfg-snmp.pl --server <ESX_IP_addr> --username root --password <password>
-s
メモ: 管理機能を変更するためにシステムを再起動する場合、SNMP Set 操作は不要です。
メモ: カンマ区切りで複数の IP アドレスを入力することも可能です。