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[readpolicy=<ra| nra| ara| rc| nrc>] パラメータ(オプション)
サポートされる読み取りポリシーはコントローラによって異なります。 表6-20では、各読み取りポリシーの [readpolicy=ra| nra| ara| rc| nrc] パラメータの指定方法を示します。
表 6-20読み取りポリシーのパラメータ
[writepolicy=<wb| wt| wc| nwc>] パラメータ(オプション)
サポートされる書き込みポリシーはコントローラによって異なります。 表6-21では、各書き込みポリシーの [writepolicy=<wb| wt| wc| nwc | fwb>] パラメータの指定方法を示します。
表 6-21書き込み ポリシーのパラメータ
[name=<文字列>] パラメータ(オプション)
仮想ディスクの名前を指定するには、このパラメータを使用します。例:
name=VirtualDisk1
[spanlength=<n>] パラメータ (RAID 50 と RAID 60 では必須、RAID 10 では任意選択)
各ストライプに含まれる物理ディスクの数を指定するには、このパラメータを使用します。 このパラメータは RAID 50 の仮想ディスクのみに適用します。RAID 50 の仮想ディスクを作成していない
場合は、このパラメータを指定しないでください。例:
spanlength=3
ファームウェアバージョン 6.1 以降を持つ SAS コントローラ上の RAID 10 では、spanlength は任意選択です。また、spanlength をそれぞれ 32 台の物理ディスクを持つ最大 8 スパンまで
の偶数で指定できるようになりました。例:
omconfig storage controller action=createvdisk controller=1 raid=r10 size=min pdisk=1:1:0,1:1:1,1:1:3,1:1:4,1:1:6,1:1:7,1:1:8,1:1:9 spanlength=4
構文例
たとえば、PERC 3/QC コントローラに RAID 5 仮想ディスクを作成したいとします。このコントローラでサポートされる読み取り、書き込み、キャッシュポリシーの詳細については、Dell
OpenManage オンラインヘルプ を参照してください。たとえば、次の読み取り、書き取りおよびキャッシュポリシーで仮想ディスクを作成するには、
l 先読み
l ライトスルーキャッシング
l キャッシュ I/O
仮想ディスクは 500MB で、ストライプサイズは 16KB になります。仮想ディスクの名前は vd1 で、コントローラ 1 のコネクタ 0 に置かれます。仮想ディスクは RAID 5 なので、少なくとも 3 個
の物理ディスクが必要です。この例では、4 個の物理ディスクを指定します。これらは物理ディスク0 から 3 です。
この例で説明した仮想ディスクを作成するには、次のように入力します。
読み取りポリシー
readpolicy=ra | ara | nra | rc | nrc パラメータ
指定
先読み
readpolicy=ra
適応先読み
readpolicy=ara
先読みなし
readpolicy=nra
読み取りキャッシュ
readpolicy=rc
読み取りキャッシュなし
readpolicy=nrc
書き込みポリシー
writepolicy=wb | wt | wc | fwb | nwc パラメーター
指定
ライトバックのキャッシュ
writepolicy=wb
ライトスルーキャッシュ
writepolicy=wt
書き込みキャッシュ
writepolicy=wc
ライトバックの強制
writepolicy=fwb
書き込みキャッシュなし
writepolicy=nwc
メモ: CERC SATA 1.5/2s コントローラの場合は、仮想ディスクの名前を指定できません。仮想ディスクはデフォルト名で作成されます。