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omconfig chassis volts/omconfig mainsystem volts
omconfig chassis volts または omconfig mainsystem volts コマンドを使用すると、電圧ファンプローブ警告しきい値を設定できます。他のコンポーネントに関しては、警告とエラーしきい
値の両方を表示することができますが、エラーしきい値を設定することはできません。システムメーカーは最小および最大エラーしきい値を設定します。
電圧警告しきい値の有効なパラメータ
表4-15 は、電圧警告しきい値に有効なパラメータを表示します。
表 4-15omconfigchassisvolts/omconfigmainsystemvolts
デフォルトな最小および最大警告しきい値を設定します。
上限と下限電圧警告しきい値の両方を、推奨されているデフォルト値に設定するには、次のように入力します。
omconfig chassis volts index=2 warnthresh=default
または
omconfig mainsystem volts index=2 warnthresh=default
1 つの値をデフォルト状態にして別の値を設定することはできません。つまり、最小警告しきい値をデフォルト状態にすると、最大警告しきい値もデフォルト値を選択することになります。
最小および最大警告しきい値の指定
電圧プローブの警告しきい値を指定する場合、設定するプローブ番号と最小、および / あるいは最大警告しきい値を指定する必要があります。次の例では、プローブ 0 を設定します。
omconfig chassis volts index=0 minwarnthresh=1.900 maxwarnthresh=2.250
または
omconfig mainsystem volts index=0 minwarnthresh=1.900 maxwarnthresh=2.250
このコマンドを実行して、システムによる指定値の設定が完了すると、次のメッセージが表示されます。
Voltage probe warning threshold(s) set successfully.
(電圧プローブの警告しきい値は正常に設定されました。)
omconfig preferences
omconfig preferences コマンドを使用して、システムのプリファランスを設定します。コマンドラインを使用して、Server Administrator にアクセスできるユーザーレベルを指定し、SNMP
root パスワードを設定します。Active Directory サービスおよび SNMP set 操作も設定できます。
omconfig preferences cdvformat
omconfig preferences cdvformat を使用して、レポートされたデータフィールドをカスタム区切りフォーマットで分けるデリミタを指定します。デリミタの有効な値は感嘆符、セミコロン、単価記
号、ハッシュ、ドル記号、パーセント記号、脱字記号、アステリスク、ティルダ、疑問符、コロン、コンマおよび パイプ記号です。
アストリスクを使ってデータフィールドを分けるデリミタの設定の例は以下のとおりです。
omconfig preferences cdvformat delimiter=asterisk
omconfig preferences dirservice
メモ: PowerEdge x8xx および x9xx のシステムでは、周辺温度に関してのみ温度プローブの警告しきい値を設定できます。
メモ: 設定できる警告しきい値は、システム設定によって異なります。
「名前=値」のペア
説明
index=<n>
プローブインデックス(指定する必要があります)。
warnthresh=default
最小および最大警告しきい値をデフォルトの状態に設定します。
minwarnthresh=<n>
最小警告しきい値 (3 小数点) を設定します。
maxwarnthresh=<n>
最大警告しきい値 (3 小数点) を設定します。
メモ: ESM 3 機能を持つシステムでは警告しきい値をデフォルト値に設定することはできません。
メモ: 電圧の最小および最大警告しきい値は、PowerEdge x8xx のシステムでは設定できません。