Users Guide
omconfig preferences webserver
Server Administrator ウェブサーバー環境において、Server Administrator ウェブサーバーの暗号化レベルおよび URL 起動ポイントを設定するには、omconfig preferences
webserver コマンドを使用します。
表4-21 は、このコマンドで使用できる「名前=値」のペアを表示します。
表 4-21
ウェブサーバーのプリファレンスの設定
たとえば、URL 起動ポイントを設定するには、次のコマンドを使用します。
omconfig preferences webserver attribute=seturl host=<名前, ip, fqdn> port=<番号>
ホストの入力値は、有効な IPv4 または IPv6 アドレス、あるいは有効なホスト名にする必要があります。
ウェブサーバーのプリファレンス設定の詳細については、『Dell OpenManage IT Assistant ユーザーズガイド』を参照してください。
omconfig system/omconfig servermodule
omconfig system または omconfig servermodule コマンドを使って、ログのクリア、シャットダウン方法の決定、所有コストの初期値設定および編集、ハング状態にあるオペレーティングシ
ステムの対応方法決定などが実行できます。
omconfig system alertaction/omconfig servermodule alertaction
omconfig system alertaction または omconfig servermodule alertaction コマンドを使って、コンポーネントに警告またはエラーイベントが発生した場合の対応方法を決定します。
警告処置の定義
警告処置とは、指定した条件が満たされた場合にシステムが実行する操作です。警告処置は、イントルージョン、ファン、温度、電圧、電源装置、メモリ、および冗長に関し警告またはエラーイベン
トが発生した場合、どのように対処するかを事前に決定するものです。
たとえば、ファンプローブの最小警告しきい値が 600 RPMである場合、システムのファンプローブがファン 300 RPM を読み取ると、システムはファンプローブ警告を発生します。警告処置設定によ
って、このイベントの通知方法が決定されます。危険範囲または故障範囲を満たさない警告処置に関する、温度、電圧、プローブの読み取り値も設定できます。
警告処置を設定する構文
警告処置を設定するには 2 つの 「名前=値」のペア が必要になります。最初の「名前=値」のペアはイベントタイプです。2 番目の「名前=値」のペアはこのイベントで実行する操作です。たと
えば、次のコマンドを参照してください。
omconfig system alertaction event=powersupply broadcast=true
または
omconfig servermodule alertaction event=powersupply broadcast=true
この場合、イベントは電源装置エラーで、操作は全ての ServerAdministratorユーザーへのメッセージ送信です。
使用できる警告処置
表4-22 は、警告処置の設定が可能なコンポーネントの警告処置を表示します。
表 4-22警告イベントとエラーイベントに設定できる警告処置
「名前=値」のペア 1
「名前=値」のペア 2
説明
attribute=sslencryption
setting=<autonegotiate | 128bitorhigher>
autonegotiate: ウェブブラウザの設定に基づいて、自動的に暗号化レベルを設定します。
128bitorhigher: 暗号化レベルを 128 ビット以上に設定します。
attribute=seturl
host=<文字列> port=<値>
Server Administrator ウェブサーバー環境において、URL 起動ポイントを設定できるようになります。
メモ: 一部のオペレーティングシステム(例:VMware
®
ESXi)の制限により、本リリースの OpenManage Server Administrator ですべての機能を利用できない場合もあります。
警告処置の設定
説明
alert=true | false
true: システムのンソール警告を有効にします。有効になると、Server Administrator を実行しているシステムに取り付けられたモニタの画面表示上に警告メッセー
ジが表示されます。