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omconfig chassis temps/omconfig mainsystem temps
omconfig chassis temps または omconfig mainsystem temps コマンドを使って、温度プローブの警告しきい値を設定できます。他のコンポーネントに関しては、警告とエラーしきい値
の両方を表示することができますが、エラーしきい値を設定することはできません。最小および最大エラーしきい値はシステム製造元によって設定されます。
温度警告しきい値の有効なパラメータ
表4-15 は、温度警告しきい値設定に有効なパラメータを表示します。
表 4-15omconfigchassistemps/omconfigmainsystemtemps
最小および最大警告しきい値を設定します。
上限と下限温度警告しきい値の両方を、推奨されているデフォルト値に設定するには、次のように入力します。
omconfig chassis temps index=0 warnthresh=default
または
omconfig mainsystem temps index=0 warnthresh=default
1 つの値をデフォルト状態にして別の値を設定することはできません。つまり、最小警告しきい値をデフォルト状態にすると、最大警告しきい値もデフォルト値を選択することになります。
最小および最大警告しきい値の指定
温度プローブの警告しきい値を指定する場合、設定するプローブ番号と最小および最大警告しきい値を指定する必要があります。次の例では、プローブ 4 を設定します。
omconfig chassis temps index=4 minwarnthresh=11.2 maxwarnthresh=58.7
または
omconfig mainsystem temps index=4 minwarnthresh=11.2 maxwarnthresh=58.7
このコマンドを実行して、システムによる指定値の設定が完了すると、次のメッセージが表示されます。
Temperature probe warning threshold(s) set successfully.
(温度プローブの警告しきい値は正常に設定されました。)
omconfig chassis volts/omconfig mainsystem volts
omconfig chassis volts または omconfig mainsystem volts コマンドを使用すると、電圧ファンプローブ警告しきい値を設定できます。他のコンポーネントに関しては、警告とエラーしきい
値の両方を表示することができますが、エラーしきい値を設定することはできません。システムメーカーは最小および最大エラーしきい値を設定します。
電圧警告しきい値の有効なパラメータ
表4-16 は、電圧警告しきい値に有効なパラメータを表示します。
メモ: 設定できる警告しきい値は、システム設定によって異なります。
「名前=値」のペア
説明
index=<n>
プローブまたはプローブインデックスの番号(指定が必要)。
warnthresh=default
最小および最大警告しきい値をデフォルトの状態に設定します。
minwarnthresh=<n>
最小警告しきい値 (1 小数点) を設定します。
maxwarnthresh=<n>
最大警告しきい値 (1 小数点) を設定します。
メモ: センサーを管理する機能はシステムによって異なります。
メモ: PowerEdge x8xx および x9xx のシステムでは、周辺温度に関してのみ温度プローブの警告しきい値を設定できます。
メモ: 設定できる警告しきい値は、システム設定によって異なります。
表 4-16omconfigchassisvolts/omconfigmainsystemvolts
「名前=値」のペア
説明
index=<n>
プローブインデックス(指定する必要があります)。
warnthresh=default
最小および最大警告しきい値をデフォルトの状態に設定します。
minwarnthresh=<n>
最小警告しきい値 (3 小数点) を設定します。