Users Guide
omreport 仮想ディスク状態
表6-14 では、omreport 仮想 ディスクコマンドの構文について説明します。
表 6-14omreport仮想ディスクのコマンド
omconfig グローバルのコマンド
以下の項では、グローバルコマンドを実行するために必要な omconfig コマンド構文について説明します。実行すると、これらのコマンドはすべてのコントローラに適用されます。また、これらのグ
ローバルコマンドは、Storage ツリービューオブジェクトの 情報 / 設定 サブタブ に表示されるグローバルタスクにも対応しています。
表 6-15omconfigグローバルのコマンド
omconfig グローバル Smart サーマルシャットダウンを有効にする
デフォルトでは、PV220S および PV221S エンクロージャが臨界温度の摂氏 0 または 50°に達すると、オペレーティングシステムとサーバーがシャットダウンします。ただし、PV220S および
PV221S エンクロージャに コネクタ の冗長性を実装している場合は、エンクロージャが臨界温度の摂氏 0 または 50°に達したときにエンクロージャだけをシャットダウンし、オペレーティングシステム
とサーバーはシャットダウンしないように指定できます。温度が高すぎる間エンクロージャだけをシャットダウンするように指定する操作を「スマート サーマルシャットダウン」と呼びます。Smart サー
マルシャットダウンの詳細については、Dell OpenManage オンラインヘルプ を参照してください。
Smart サーマルシャットダウンを有効にするには、次の omconfig コマンド構文を使用します。
完全な構文
omconfig storage globalinfo action=enablests
構文例
サーマルシャットダウンを有効にするため、omconfig コマンド構文では、コントローラやエンクロージャの ID を指定する必要はありません。サーマルシャットダウンを有効にするには、次のように入
力します。
omconfig storage globalinfo action=enablests
vdisk=1
pdisk=connectorID : targetID | connectorID : enclosureID : slotID
ただし、connectorID:targetID はコネクタ番号と物理ディスク番号で、
connectorID:enclosureID:slotID はコネクタ番号、エンクロージャ番号、およびスロット
番号です。
例: pdisk=0:2 or pdisk=0:1:2
コントローラ上の指定したコネクタの指定した物理ディスクを表示し
ます。
必要なコマンドレベル(1、2、3
)
オプション「名前=値」 のペア
用途
omreport storage vdisk
コントローラ上のすべての仮想ディスクのプロパティ情報を表示します。
controller=id
id はコントローラ番号です。例:controller=0
指定したコントローラ上のすべての仮想ディスクを表示します。
controller=id vdisk=id
id はコントローラ番号と仮想ディスク番号です。例: controller=0 vdisk=1.
コントローラ上の指定した仮想ディスクを表示します。
必要なコマンドレベル(1、2、3)
オプション「名前=値」 のペア
omconfig storage globalinfo
action=enablests
action=disablests
action=globalrescan
action=setprotectionpolicies type=ghs または dhs
メモ: omreport storage globalinfo コマンドを使用すると、現在 Smart サーマルシャットダウンが有効か無効かを確認できます。Smart サーマルシャットダウンの状態は、
Server Administrator のグラフィカルユーザーインタフェース (GU) にも表示されます。この状態を見つけるには、Storage オブジェクトと 情報 / 設定 タブ選択します。