Reference Guide
l ポートのタイプ は各システムポートタイプの詳細で、シリアル、パラレル、USB などのポートや、ポインティングデバイス、キーボードなどポートに接続されるデバイス種類ごとのポート名が示さ
れます。
l 外部名 はシリアルまたはパラレル、USB、マウス、キーボードなどのポート名です。
l ベース I/O アドレス は 16 進数で表される開始 I/O アドレスです。
l IRQ レベル はシステムのハードウェア割り込みです。ハードウェア割り込みはイベントがモデムまたはプリンタのような周辺機器で開始または終了したことをシステムの CPU に通知します。
周辺機器内部接続カードで通信する場合、IRQ レベルは、割り込み要求を送信しているデバイスの種類を識別する一般的な方法です。
l コネクタタイプ はプラグまたはケーブルの種類と 2 つのデバイスを接続するプラグを指し、この場合は外付けデバイスをシステムに取り付けるコネクタの種類を指します。コネクタタイプは数
多く、それぞれ異なる種類をシステムに接続するように設計されています。例としては DB-9 Male、AT、アクセス バス、PS/2 などが挙げられます。
l 最大 速度 はポート速度です。ポート速度は入力/出力 チャネルのデータ転送レートを指し、1 秒あたりのビット数で測定されます。通常、シリアルポートの最大速度は 115Kbpsで、USB バ
ージョン 1 x ポートの最大速度は 12 Kbps です。
omreport chassis processors/omreport mainsystem processors
omreport chassis processors または omreport mainsystem processors コマンドを使用してシステムのプロセッサのプロパティ を表示できます。
コネクタ名、製造元, プロセッサシリーズ、 プロセッサ バージョン、 現在のスピード、外部クロック速度、 および 状 態.フィールドの値が表示されます。
l コネクタ 名 はシステムのプロセッサ スロットを占有するデバイス名またはデバイス番号を指します。
l メーカー はプロセッサを販売する企業団体を指します。
l プロセッサ シリーズ は Intel®Itanium®または Pentium®III または AMD™タイプOpteron™などのメーカによって造られたプロセッサのタイプを指します。
l プロセッサバージョン はプロセッサのモデルとステッピング番号を指します。
l 現在の スピード はシステム起動時の実際のプロセッサの速度を MHz で表したものです。
l 外部クロック速度 はプロセッサの外部クロック速度を MHz で表したものです。
l 状況 はプロセッサスロットが有効か無効かを示します。
l コアカウント は 1 つのチップに内蔵されたプロセッサ数を表したものです。
特定のプロセッサの機能およびキャッシュプロパティ
特定のコネクタ上のプロセッサのキャッシュプロパティを調べるには、次のように入力します。
omreport chassis processors index=n
または
omreport mainsystem processors index=n
index パラメータはオプションです。インデックスを指定しない場合は、すべてのプロセッサのプロパティが表示されます。インデックスを指定する場合は、特定のプロセッサのプロパティが表示されま
す。
以下のフィールドは特定のマイクロプロセッサの現在の能力のために定義されます。
Intel プロセッサの場合
l 64-bit サポート
l ハイパースレディング (HT)
l Virtualization Technology (VT)
l Demand-Based Switching (DBS)
l Execute Disable (XD)
AMD プロセッサの場合
l 64-bit サポート
l AMD-V™
l AMD PowerNow!™
l No Execute (NX)
特定のマイクロプロセッサ上のキャッシュには、以下のフィールドが定義されます。そのキャッシュがプロセッサの内部にある場合、キャッシュレポートにフィールドは表示されません。
l 速度
l キャッシュデバイスがサポートしている種類
l キャッシュデバイス現在の種類
l 外部ソケット名
特定プロセッサ上のキャッシュごとに報告されるフィールド
特定プロセッサ上のキャッシュごとに対して以下のフィールドが表示されます。
l 状態 は、そのプロセッサ上のキャッシュの状態が有効か無効かを報告します。
l レべル は、それが 1 次キャッシュか 2 次キャッシュかを示します。1 次キャッシュは、プロセッサに内蔵されたメモリバンクです。2 次キャッシュは、1 次キャッシュに転送されるデータのステ
ージ領域です。2 次キャッシュは、プロセッサ内に内蔵される場合とプロセッサ外部のメモリチップに搭載される場合があります。内部プロセッサキャッシュはレベル 1(または L1)と呼びます。
L2 キャッシュは Intel Pentium プロセッサ システムの外部キャッシュで、2 次的 にアクセスされるキャッシュです。L1または L2 という呼び名は、そのキャッシュの物理的な場所(内部ま
たは外部)を示すものではなく、どちらのキャッシュが最初にアクセスされるかを示しています(L1、つまり内部)。
l 速度 はキャッシュがメインメモリからプロセッサへデータを転送するときの速度レートを示します。
l 最大サイズ はそのキャッシュの最大メモリ容量を KB で表します。