Users Guide
omreport storage と omconfig storage のユーザー特権
Storage Management で omconfig storage コマンドを使用するには、システム管理者権限が必要です。omreport storage コマンドを使用するには、ユーザー権限とパワーユーザー権
限で十分です。
omreport コマンド
以下の項では、各種ストレージコンポーネントを表示するために必要な omreport コマンド構文について説明します。
omreport ストレージヘルプ
表6-3では、omreport storage コマンド構文を提供しています。
表 6-3omreportストレージヘルプ
controller=id
omreport storage controller コマンドによって報告されるコントローラ IDを示します。これらの値を得るには、omreport storage controller と入力してコン
トローラ ID を表示してから、omreport storage pdisk controller=id と入力し、コントローラに接続している物理ディスクの ID を表示します。
たとえば、controller=id パラメータは controller=1 と指定します。
connector=id
omreport コマンドによって報告されるコネクタ ID を示します。これらの値を得るには、omreport storage controller と入力してコントローラ ID を表示してか
ら、omreport storage connector controller=id と入力し、コントローラに接続されているコネクタの ID を表示します。
たとえば、connector=id パラメータは connector=2 と指定します。
vdisk=id
omreport コマンドによって報告される仮想ディスク ID を示します。これらの値を得るには、 omreport storage controller と入力してコントローラ IDを表示し
てから、 omreport storage vdisk controller=id と入力し、コントローラ上の仮想ディスクの ID を表示します。
たとえば、vdisk=id パラメータは vdisk=3 と指定します。
enclosure=<エンクロ
ージャ ID>
enclosure=connector または enclosure=connector:enclosureID のどちらかを指定することで、特定のエンクロージャを示します。
これらの値を得るには、omreport storage controller と入力してコントローラ ID を表示してから、omreport storage enclosure controller=id と入力
し、コントローラに接続しているエンクロージャの ID を表示します。
pdisk=<物理ディスク
ID>
connector:targetID または connector:enclosureID:portID のどちらかで指定することで、特定の物理ディスクを示します。
コネクタ、エンクロージャ、および物理ディスクの値(ターゲット ID またはポート ID)を得るには、omreport storage controller を入力してコントローラ ID を
表示し、次に omreport storage pdisk controller=id を入力して、コントローラに連結している物理ディスクの ID を表示します。
battery=id
omreport コマンドによって報告されるバッテリー ID を示します。この値を得るには、omreport storage controller と入力してコントローラの ID を表示してか
ら、omreport storage battery controller=id と入力しコントローラのバッテリーの ID を表示します。
< >
キャレット記号(< >)は、指定すべき変数要素を囲みます。
たとえば、name=<文字列> パラメータは name=VirtualDisk1 のように指定します。
[ ]
ブラケット記号([ ])は指定するかしないかを選択できるオプションの要素を示します。
たとえば、仮想ディスクを作成する場合、[name=<文字列>] パラメータは仮想ディスク名を指定するかどうかを選択できるという意味です。このパラメータを構文から
省略すると、仮想ディスクのデフォルト名が選択されます。
|
パイプ記号( | )は、複数のオプションから 1 つだけを選択する必要がある場合に、オプションを区切ります。
たとえば、仮想ディスクを作成する場合、cachepolicy=d|c はキャッシュポリシーを cachepolicy=d か cachepolicy=c のどちらかに指定しなければならないと
いう意味です。
コマンドレベル 1
コマンドレベル 2
コマンドレベル 3
用途
omreport
storage
omreport コマンドを使用できるストレージコンポーネントのリストを表示します。
pdisk
omreport storage pdisk パラメータのリストを表示し、物理ディスク情報を表示します。
vdisk
omreport storage vdisk パラメータのリストを表示し、仮想ディスク情報を表示します。
controller
omreport storage controller パラメータのリストを表示し、コントローラ情報を表示します。
enclosure
omreport storage enclosure パラメータのリストを表示し、エンクロージャ情報を表示します。
connector
omreport storage connector パラメータのリストを表示し、コネクタ情報を表示します。
battery
omreport storage battery パラメータのリストを表示し、バッテリー情報を表示します。
globalinfo
omreport storage globalinfo パラメータのリストを表示し、グローバルストレージ情報を表示します。