Users Guide
表 4-8omconfigchassisleds/omconfigmainsystemleds
omconfig chassis memorymode/omconfig mainsystem memorymode
omconfig chassis memorymode または omconfig mainsystem memorymode コマンドを使用して、メモリエラーが発生したときにシステムのメモリで使用する冗長性モードを指定し
ます。
冗長メモリを使うと、現在使用中のモジュールに許容できないエラーが検出されたときに、システムを使用できる他のメモリモジュールに切り替えることができます。omconfig chassis
memorymode または omconfig mainsystem memorymode を使用すると、冗長性を無効にすることができます。冗長性を無効にすると、システムが使用しているモジュールにエラーが
発生したときに、使用できる他のメモリモジュールに切り替えないようにシステムに指示を出すことになります。冗長性、スペアの選択、ミラーおよび RAID を有効にするには、
スペアモードを使用すると、訂正可能なメモリイベントが検出されたときにシステムメモリのバンクが無効になり、スペアバンクが有効になって、オリジナルバンクのデータがすべてスペアバンクにコピ
ーされます。スペアバンクには、少なくとも 3 つの同一メモリのバンクが必要です。オペレーティングシステムはスペアバンクを認識しません。
ミラーモードは、訂正不可能なメモリイベントが検出されたときに、メモリの冗長コピーに切り替えます。ミラーリングされたメモリに切り替えた後、システムは次回再起動時までオリジナルのシステムメ
モリに切り替わりません。このモードではオペレーティングシステムはインストールされているシステムメモリの半分を認識しません。
RAID モードでは、メモリチェックとエラー回復のレベルが向上しますが、メモリ容量が低下します。
表4-9 は、コマンドの有効なパラメータを表示します。
表 4-9omconfigchassismemorymode/omconfigmainsystemmemorymode
omconfig chassis pwrmonitoring/omconfig mainsystem pwrmonitoring
omconfig chassis pwrmonitoring または omconfig mainsystem pwrmonitoring を使用すると、電力消費情報を設定できます。
表 4-10omconfigchassispwrmonitoring/omconfigmainsystempwrmonitoring
デフォルトな警告しきい値
「名前=値」のペア 1
「名前=値」のペア 2
説明
index=<n>
なし
LED が存在するシャーシ番号(デフォルトはメインシステムシャーシであるシャーシ 0)。
led=fault
severity=warning | critical
警告イベントまたは重要イベントの発生時に、LED を点滅するように選択します。
led=hdfault
action=clear
ハードドライブのフォールト数を 0 に戻します。
led=identify
flash=off | on
time-out=<n>
シャーシ識別 LED をオフまたはオンに設定します。LED が点滅するタイムアウト値を秒数で設定します。
「名前=値」のペア 1
説明
index=<n>
メモリモジュールが常駐するシャーシ番号(デフォルトはメインシステムシャーシのシャーシ 0 です)。
redundancy=spare | mirror |
disabled | raid5
Spare は訂正可能なメモリイベントを持つメモリモジュールを無効にし、エラーがあったモジュールのデータをスペアバンクにコピーします。
Disabled は、訂正不可能なメモリイベントが検出されたときにシステムでその他のメモリモジュールを使用しないことを示します。
Mirror は、エラーのあったモジュールに訂正不可能なメモリイベントが検出された場合、システムをミラーリングされたメモリのコピーに切り替えます。ミラ
ー モードでは、オペレーティングシステムはシステムが再起動されるまでオリジナルのモジュールに戻りません。
RAID5 はシステムメモリの設定方法です。これは理論的には、ハードドライブのストレージシステムで使用される RAID 5 モードに似ています。RAID モ
ードでは、メモリチェックとエラー回復のレベルが向上しますが、メモリ容量が低下します。サポートしている RAID モードは、循環パリティの RAID レベル
5 ストライピングです。
「名前=値」のペア 1
「名前=値」のペア 2
説明
index=<n>
なし
プローブまたはプローブインデックスの番号(指定が必要)。
config=probe
なし
電力消費プローブのしきい値を設定します。
warnthresh=settodefault
なし
最小および最大警告しきい値をデフォルトの状態に設定します。
warnthresh=<n>
なし
警告しきい値を設定します。
config=resetreading
type=energy | peakpower
energy: システム電力読み取り値をリセットします。
peakpower: システムピーク電源をリセットします。
メモ: このコマンドは PMBus のみをサポートされる Dell xx0x システムに適用します。
メモ: センサーを管理する機能はシステムによって異なります。