Users Guide
[name=<string>] パラメータ(オプション)
仮想ディスクの名前を指定するには、このパラメータを使用します。次に、例を示します。
name=VirtualDisk1
[spanlength=<n>] パラメータ (RAID 50 と RAID 60 では必須、RAID 10 では任意選択)
各ストライプに含まれる物理ディスクの数を指定するには、このパラメータを使用します。 このパラメータは RAID 50 の仮想ディスクのみに適用します。RAID 50 の仮想ディスクを作成していない
場合は、このパラメータを指定しないでください。次に、例を示します。
spanlength=3
ファームウェアバージョン 6.1 以降を持つ SAS コントローラ上の RAID 10 では、spanlength は任意選択です。また、spanlength をそれぞれ 32 台の物理ディスクを持つ最大 8 スパンまで
の偶数で指定できるようになりました。次に例を示します。
omconfig storage controller action=createvdisk controller=1 raid=r10 size=min pdisk=1:1:0,1:1:1,1:1:3,1:1:4,1:1:6,1:1:7,1:1:8,1:1:9 spanlength=4
構文例
たとえば、PERC 3/QC コントローラに RAID 5 仮想ディスクを作成したいとします。このコントローラでサポートされる読み取り、書き込み、キャッシュポリシーの詳細については、Dell
OpenManage オンラインヘルプ を参照してください。たとえば、次の読み取り、書き取りおよびキャッシュポリシーで仮想ディスクを作成するには、
l 先読み
l ライトスルーキャッシング
l キャッシュ I/O
仮想ディスクは 500MB で、ストライプサイズは 16KB になります。仮想ディスクの名前は vd1 で、コントローラ 1 のコネクタ 0 に置かれます。仮想ディスクは RAID 5 なので、少なくとも 3 個
の物理ディスクが必要です。この例では、4 個の物理ディスクを指定します。これらは物理ディスク0 から 3 です。
この例で説明した仮想ディスクを作成するには、次のように入力します。
omconfig storage controller action=createvdisk controller=1 raid=r5 size=500m pdisk=0:0,0:1,0:2,0:3 stripesize=16kb cachepolicy=c
readpolicy=ra writepolicy=wt
指定するパラメータは、コントローラ、RAID レベル、仮想ディスクのサイズと、物理ディスクの選択のためにのみ必要です。その他の指定していないパラメータについては、Storage
Management によってデフォルト値をが設定されます。
omconfig コントローラ再構成率の設定
コントローラ再構成率を設定するには、次の omconfig コマンド構文を使用します。
完全な構文
omconfig storage controller action=setrebuildrate controller=id 率=<0 to 100>
id は、omreport storage controller コマンドによって報告されるコントローラ ID です。
構文例
コントローラ 1 で再構成率を 50 に設定するには、次のように入力します。
omconfig storage controller action=setrebuildrate controller=1 率=50
omconfig バックグラウンドの初期化率の設定
バックグラウンドの初期化率を設定するには、次の omconfig コマンド構文を使用します。
完全な構文
書き込みキャッシュなし
writepolicy=nwc
メモ: CERC SATA 1.5/2s コントローラの場合は、仮想ディスクの名前を指定できません。仮想ディスクはデフォルト名で作成されます。