Users Guide
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Remote Access Controller
Dell™OpenManage™ServerAdministratorバージョン 5.3 ユーザーズガイド
概要
Server Administrator Remote Access Controller は、Dell™RemoteAccessCard(DRAC)III、DRAC III/XT、Embedded Remote Access(ERA)コントローラ、または ERA オプシ
ョン(ERA/O)カードを搭載した SNMP および CIM 装備のシステムに包括的なリモートシステム管理ソリューションを提供します。これらのハードウェアとソフトウェアの総称が Dell Remote Access
Controller(DRAC)です。DRAC 4 と DRAC 5 を使用すると、Dell OpenManage Server Administrator から基本的な管理タスクを実行することもできます。インストールされている DRAC カ
ードによって、Server Administrator グラフィカルユーザーインタフェースから DRAC 4 または DRAC 5 に接続できます。
DRAC 4 と DRAC 5 は、リモート管理、システムクラッシュからの回復、Dell システムの電源制御などの機能を提供するシステム管理ハードウェアおよびソフトウェアのソリューションです。
システムのベースボード管理コントローラ(BMC)/IntegratedDellRemoteAccessCard(iDRAC)との通信によって、電圧、温度、ファン速度などに関連した警告やエラーを電子メールアラートと
して送信されるように DRAC 4 と DRAC 5 を設定できます。DRAC 4 と DRAC 5 は、システムクラッシュの原因の診断を助けるために、イベントデータのログと最近のクラッシュ画面(Microsoft®
Windows®オペレーティングシステム環境のシステムのみで利用可能)も記録します。
RAC 4 ハードウェアはシステムカード(DRAC 4/I)またはショート PCI カード(DRAC 4/P)を使用します。どちらを使用するかはシステムによって異なります。DRAC 4/I と DRAC 4/P はハードウェ
アの違いを除いては同一です。
DRAC 5 ハードウェアは、内蔵システムカードです。
DRAC 4 と DRAC 5 は、それぞれ独自のマイクロプロセッサとメモリを搭載し、組み込まれているシステムから電源が供給されます。DRAC 4 と DRAC 5 は、システムに組み込まれている場合と、キ
ットとして別途提供される場合があります。
Remote Access Controller は、動作不能のシステムへのリモートアクセスを提供するため、システムの迅速な起動と実行を実現できます。Remote Access Controller は、システムがダウンし
たときに警告を通知し、システムをリモートで再起動できるようにします。さらに、Remote Access Controller はシステムクラッシュの原因をログに記録し、最近のクラッシュ画面を保存します。
Remote Access Controller へは Server Administrator ホームページからログインできるほか、対応ブラウザを使ってコントローラの IP アドレスに直接アクセスすることもできます。
コマンドラインから Remote Access Service を実行する方法については、『Dell OpenManage Server Administrator コマンドラインインタフェースユーザーズガイド』と『Dell Remote
Access Controller Racadm ユーザーズガイド』を参照してください。
Remote Access Controller を使用する場合、グローバルナビゲーションバーの ヘルプ をクリックすると、表示中のウィンドウについての詳しい説明が表示されます。Remote Access
Controller のヘルプは、ユーザーのユーザーが十分なグループ権限を持つ場合、レベルと、Server Administrator が管理下システムで検出する特定のハードウェアとソフトウェアのグループに基
づいて、アクセス可能なすべてのウィンドウで使用できます。
表 7-1 は、システムに Server Administrator がインストールされているときの GUI フィールド名と該当システムのリストです。
表 7-1. 以下の GUI フィールド名のシステム可用性
概要
DRAC 警告プロパティの設定
ハードウェア必要条件
DRAC III ダイヤルイン PPP ユーザーとモデムの設定
ソフトウェア必要条件
DRAC リモート機能プロパティの設定
DRAC ユーザーの追加と設定
DRAC セキュリティの設定
既存の DRAC ユーザーの設定
Dell Remote Access Controller へのアクセスと使用
DRAC ネットワークプロパティの設定
メモ: BMC は Dell PowerEdge
™
x8xx システムと x9xx システムでサポートされ、iDRAC は Dell xx0x システムでのみサポートされています。
メモ: LAN 設定 フィールドは、インバンドユーザーに
無効
と設定されていれば、読み取り専用として表示されます。
メモ: この項に記載される情報は以前の DRAC 生成に関する内容です。DRAC 4 の使用方法についての詳細は『Dell Remote Access Controller 4 ユーザーズガイド』を、DRAC 5 の
使用方法についての詳細は『Dell Remote Access Controller 5 ユーザーズガイド』を参照してください。
注意: DRAC 5 カードがファームウェアのアップデートをリセット中または実行中の場合、リモートまたはローカルで Server Administrator を使ってカードのクエリまたは設定を行わないで
ください。リセット中、DRAC 5 カードは少しの間オフラインになります。リセット中 DRAC 5 カードにアクセスするとグラフィカルユーザーインタフェースまたはコマンドラインインタフェース(CLI)
に表示されるデータに不具合が生じることがあります。
メモ: Remote Access Controller はモジュラシステムでは使用できません。モジュラシステム上の DRAC に直接接続します。詳細については、『Dell Embedded Remote
Access/MC Controller ユーザーズガイド』を参照してください。
メモ: DRAC III、DRAC III/XT、ERA、または ERA/O コントローラのインストールと設定方法、および DRAC を使用した作動不能なシステムへのリモートアクセス方法についての完全情報
は、『Dell Remote Access Controller インストールおよびセットアップガイド』を参照してください。ネットワークを介してリモートからモジュラシステムとその共有リソースの管理しモニタする
ための ERA/MC コントローラの設定と使い方についての詳細情報は、『Dell Embedded Remote Access/MC Controller ユーザーズガイド』を参照してください。
GUI フィールド名
該当システム
モジュラエンクロージャ
モジュラシステム
サーバーモジュール
モジュラシステム
メインシステム
モジュラシステム
システム
非モジュラシステム
メインシステムシャーシ
非モジュラシステム
BMC
Dell PowerEdge x8xx および x9xx システム