Users Guide
システムの BIOS の主要機能を管理するには、BIOS オブジェクトをクリックします。システムの BIOS には、フラッシュメモリチップセットに保存されて、プロセッサと周辺機器(キーボードやビデオア
ダプタ)間の通信と、システムメッセージなどその他の機能を制御するプログラムが含まれています。BIOS オブジェクト処置ウィンドウには、ユーザーが十分なグループ権限を持つ場合、プロパティ タ
ブと 設定 タブが表示されます。
プロパティ
サブタブ: 情報
プロパティ タブでは BIOS 情報を表示できます。
セットアップ
サブタブ: BIOS
セットアップ タブでは各 BIOS セットアップオブジェクトの状態を設定できます。
シリアルポート、ネットワークインタフェースコントローラカード、起動順序、ユーザーのアクセスが可能な USB ポート、CPU 仮想化テクノロジ、CPU ハイパースレディング、AC 電源回復モード、内蔵
SATA コントローラ、コンソールリダイレクト、コンソールリダイレクト Failsafe ボーレートなど、多数の BIOS 設定機能の状態を変更できます。内蔵 USB デバイス、Trusted Platform Module
(TPM) 設定、オプションのドライブコントローラ設定、自動システム回復(ASR)ウォッチドッグタイマー、組み込み hypervisor、追加の LAN ネットワークポートなどもマザーボード情報で設定できま
す。
システム構成によっては、その他の設定アイテムが表示される場合もありますが、一部の BIOS 設定オプションは、Server Administrator からアクセスできない F2 BIOS 設定画面に表示されま
す。
ファン
ファン オブジェクトをクリックしてシステムのファンを管理します。Server Administrator は rpm の測定によって各システムファンの状態を監視します。ファンプローブは、Server Administrator
Instrumentation Service(計装サービス)に rpm を報告します。デバイスツリーから ファン を選択すると、Server Administrator ホームページの右側ペインのデータ領域に詳細が表示されま
す。ファン オブジェクト処置ウィンドウには、ユーザーが十分なグループ権限を持つ場合、プロパティ タブと 警告管理 タブが表示されます。
プロパティ
サブタブ: ファンプローブ | ファンコントロール
プロパティ タブでは以下の操作ができます。
l システムのファンプローブの電流読み取り値を表示して、ファンプローブ警告しきい値の最大値と最小値を設定します。
l ファンコントロールオプションを選択します。
警告管理
サブタブ: SNMP トラップ | 警告処置
警告管理 タブでは以下の操作ができます。
l 現在の警告処置設定の表示と、ファンが警告値またはエラー値を返したときに実行する警告処置を設定する。
l 現在の SNMP トラップ警告しきい値を表示し、ファンの警告しきい値のレベルを設定する。選択した重大度レベルのイベントをシステムで生成された場合に、選択したトラップがトリガされます。
ファームウェア
システムのファームウェアを管理するには、ファームウェア オブジェクトをクリックします。ファームウェアは、ROM に書き込まれたプログラムまたはデータで構成されています。ファームウェアはデバ
イスの起動や操作を実行できます。各コントローラには、コントローラの機能提供を助けるファームウェアが入っています。ファームウェア オブジェクト処置ウィンドウには、ユーザーが十分なグループ
権限を持つ場合、プロパティ タブが表示されます。
プロパティ
サブタブ: 情報
プロパティ タブでは、システムのファームウェア情報を表示できます。
ハードウェアのパフォーマンス
システムのパフォーマンスが低下した場合に状態と原因を表示するには、ハードウェアのパフォーマンス オブジェクトをクリックします。ハードウェアのパフォーマンス オブジェクト処置ウィンドウに
は、ユーザーが十分なグループ権限を持つ場合、プロパティ タブが表示されます。
次の表は、プローブの状態と原因を示す値です。
メモ: セットアップ タブで起動順序を デバイスリスト に設定すると、起動順序は ディスケット、IDE CD ドライブ、ハードドライブ、オプションの ROM(デバイスを使用できる場合)となります。
注意: 内蔵型の NIC では、Server Administrator BIOS 設定内の NIC 設定情報が不正確な場合があります。BIOS 設定画面で NIC を有効または無効にすると、予想外の結果が生
じる可能性があります。内蔵型の NIC では実際の システムセットアップ 画面(システムの起動中に <F2> を押してアクセス)からすべての設定を実行することをお勧めします。
メモ: システムの BIOS 設定タブは、システムでサポートされる BIOS 機能のみを表示します。
メモ: 一部のファンプローブフィールドは、システムで使用されているファームウェアの種類が BMC か ESM かによって異なります。一部のしきい値は BMC ベースのシステムでは編
集できません。